
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
2020年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去3年間で国公立大学合格85名。
高1から入会者は国公立大学合格率93%
高2から入会者は国公立大学合格率86%
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スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
小論文過去問題
R6年度 芸術文化・観光学部 芸術文化・観光学科 学校推薦型選抜
大規模地震の被害の大きさ、悲惨さ、教訓などを後世に伝える被災建物なとの構造物を「震災遺構」という(『日本大百科全書』から)。東日本大震災の被災地である岩手、宮城、福島の3県では、いまだに保存の是非が検討され続けていたり、既に取り壊されたりした建物も少なくない。
次の資料AとBは、震災遺構や人の記憶について述べた文章である。資料を読んで、後の問い(問1~3)に答えなさい。なお、出題の都合上、本文を改変したところがある。
※本文省略
資料A
出典:朝日新聞デジタル2015年11月6日「(やっぺし)震災遺構「解体説明会」の前に」
資料B
出典:永井玲衣「世界の適切な保存一誰かの記憶」『群像』2022年7月号
問題
問1 資料Aについて、町長が主張した震災遺構を解体する理由を150~200字で述べなさい。
問2 資料Bの下線部①の「記憶」と下線部②の「記憶」の特徴を対比させながら150~200字で述べなさい。
問3 観光客に対して震災の記憶を伝承するために、下線部②の「記憶」を保存するには、どのような工夫が考えられるか。資料AとBをふまえて400~450字で述べなさい。
R6年度 芸術文化・観光学部 芸術文化・観光学科 総合型選抜
生成系AI(人工知能を利用して、画像、文章、音声、プログラムコードなど、さまざまなコンテンツを生成するコンピューター技術)は技術革新に寄与することが期待される半面、その使用については他分野同様に芸術分野でも物議を醸している。
資料Aは、米コロラド州の展覧会「Colorado State Fair」(CSF)の美術コンテストて賞を受けた作品「宇宙のオペラ劇場」てあり、資料B、資料Cは、その受賞について報じた「The New York Times」と「CNN Business」の記事である。資料を読んて後の問い(問1~問2)に答えなさい。なお、本文の一部を改変したところがある。
※本文省略
資料A
AIを使って制作された 「宇宙のオペラ劇場」Theatre D’opera Spatial/ジェイソン・M・アレン
資料B
出典:TheAsahi Shimbun GLOBE+「AIて描いた絵はインチキ?!美術コンテストて1位受賞、芸術論争に」https://globe.asahi.com/article/14751645, 2022年10月28日
資料C
出典:CNN.co.jp「(CNN Business) AI作品が絵画コンテストで優勝、アーティストから不満噴出」
問題
問1 資料B「The New York Ti mes」、資料C「CNN Busi ness」を読んで、コンテスト及びコンテスト結果に対する両紙の取り上げ方の違いについて触れながら、芸術作品の制作に生成系AIを使用することについての両紙の考えを300字以内て述べなさい。
問2 下の資料は、ある美術展覧会の絵画部門の〈出品者に対する注意事項〉である。
あなたは、この美術展の絵画部門審査員てあると仮定します。応募作品の中に、生成系AIが作成した画像を参考に描いた優れた作品がありました。あなたはこの作品に賞を与えますか、それとも与えませんか。賞を与えることに賛成、反対の両論を踏まえたうえで理由を添えて640~800字以内て答えなさい。
(資料)〈出品者に対する注意事項〉
1. 展覧会に出品しようとする作品は、本人の制作したものに限る。
2. 次に掲げる作品は出品することがてきない。
① 制作後10年以上経たもの。
② これまてに他の公募展に出品したことがあるもの。
3. 審査後、本要項に該当しないことが判明した場合は、入賞、入選を取り消す。
学部学科、コース
芸術文化・観光学部
「芸術文化」×「観光」の2分野の専門的知識+マネジメントを学ぶ芸術文化と観光の専門的知識に加え、事業を創造、運営する際の基盤となるマネジメントを学び、次のような人材を育成します。
○芸術文化と地域社会との橋渡しをするとともに、地域の観光事業者と連携することで新たな価値を創造できる人材(アートマネジャー)
○観光マネジメントを理解し、観光事業を展開するとともに、芸術文化を魅力的なコンテンツとして観光に生かし、新たな観光を展開できる人材(観光事業プランナー・マネージャー)全国の国公立大学に先駆けて、演劇・ダンスの実技が本格的に学べる国際化、情報化に伴い、多様な人々との交流が広がる中、それぞれの違いを認め合いながらも議論を重ね、合意点を生み出す「対話的コミュニケーション能力」がこれからの社会で最も必要とされる能力です。
平田オリザ学長が1年次必修の「コミュニケーション演習」を担当し、対話的コミュニケーション能力の基礎を身に付けていきます。
所在地・アクセス
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