静岡県立大学 国際関係学部 入試対策(小論文過去問題解説)

大学受験

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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静岡県立大学 国際関係学部の小論文対策

[令和5年度 国際関係学部 学校推薦型選抜 60分]

問題

以下は、SDGs(持続可能な開発目標)について書かれた文章である。まず、コロナ後
の世界でSDGsが担う役割について、著者の考えをまとめなさい。次に、コロナ後の世界
における取り組みについて、あなたの関心のある事を挙げながら、社会もしくは個人がす
べきことをSDGsと関連づけて、あなたの考えを述べなさい。解答は、所定の解答用紙に
横書き、800字以上1000字以内で記しなさい。

課題文の要約です。

新型コロナウイルスの対策により、経済と社会には大きな被害がありましたが、一方で大気や海の環境は改善し、汚染も減少しました。例えば、ヴェネツィアの水が透明度を増したことが象徴的です。今後の課題は、被害を受けた人々を支援しながら経済を復興し、環境の改善を続け、進化させることです。働き方の改善や多様性の確保など、コロナの影響からのポジティブな変化を定着させることも重要です。また、風評被害や差別意識、人権侵害の改善も必要です。医療の質とアクセスの向上も高齢化社会において重要です。これらの課題をSDGsが網羅しており、グローバル化を見直し、持続可能な社会を築く視点を提供しています。パンデミックは地球の破壊がもたらした可能性もあり、SDGsは修正の方向性を示しています。また、人々との関係の再構築も重要であり、コロナ後の世界ではSDGsが再生戦略の指針となります。政府だけでなく個々人の取り組みも重要であり、SDGsは未来に向けた重要な役割を果たします。

小論文過去問題解説

コロナ後の世界において、社会や個人が取り組むべき重要な課題をいくつか挙げてみます。

・健康と福祉 (SDGs3): コロナ後の世界では、医療体制の強化とアクセス向上が重要です。社会は、公衆衛生の充実と医療資源の適切な配置を推進すべきです。個人は、健康な生活習慣を維持し、感染症対策に協力することで健康と福祉を支援できます。

・教育の質の向上 (SDGs 4): 学習の機会を確保し、オンライン教育などの新しいアプローチを導入することで、教育の質とアクセスを向上させることが重要です。社会は、包括的な教育を促進し、デジタル格差を縮小する取り組みを行うべきです。

・働き方の改善と経済成長 (SDGs 8): 柔軟な働き方や労働環境の改善を推進し、経済成長と社会的包摂を両立させる必要があります。社会は、安定した雇用と適切な労働条件を提供する一方で、個人は自己成長とスキル向上に努めることで貢献できます。

・持続可能な都市とコミュニティ (SDGs11): 都市計画の見直しや環境への配慮を通じて、持続可能な都市とコミュニティを構築することが重要です。社会は、公共交通や再生可能エネルギーの普及を促進し、住環境を改善する取り組みを行うべきです。

・気候変動対策と環境保護 (SDGs13, 14, 15): コロナの影響で見えた環境の改善を維持し、気候変動対策と生態系の保護を進めることが大切です。社会は、持続可能なエネルギーの利用や廃棄物の適切な処理を推進し、個人は環境に配慮した行動を取ることで貢献できます。

・平和と公正の確保 (SDGs16): 社会全体で平和と公正を促進し、法の下での平等を実現することが求められます。社会は、差別の撤廃と社会的不平等の是正を進める一方で、個人は誠実なコミュニケーションや共感の心を持つことで貢献できます。

・連携とパートナーシップの強化 (SDGs17): コロナ後の世界では、国際的な協力と連携がより重要になります。国内外のパートナーシップを強化し、共通の目標に向けて協力することで、より持続可能な未来を築くことができます。

静岡県立大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
草薙キャンパス
静岡県静岡市駿河区谷田52-1       
JR「草薙(東海道本線)」駅下車 徒歩約15分
JR「草薙(東海道本線)」駅下車 静鉄バス約5分 「県立大学前」下車 徒歩0分
小鹿キャンパス
静岡県静岡市駿河区小鹿2丁目2の1
「柚木(静岡鉄道線)」駅下車、徒歩20分

静岡県立大学】のHPはこちら

静岡県立大学の入試傾向

静岡県公立大学法人の入試傾向は、以下のような特徴があります。

  1. 入試形式: 多くの静岡県公立大学法人では、大学入学共通テスト(旧大学入学希望者選抜制度)のスコアを活用して入学者を選考しています。大学入学共通テストは、国語・数学・英語・理科・社会科目の5教科による試験です。
  2. 面接: 一部の大学では、大学入学共通テストの結果に基づく面接を実施しています。面接では、個別の志望動機や将来の目標、特技や経験などについて話す機会が与えられることがあります。
  3. 前期・後期入試: 多くの大学では前期入試(春入学)と後期入試(秋入学)を実施しています。前期入試の方が一般的に競争率が高い傾向がありますが、大学ごとに入試制度や定員に差異があるため、具体的な情報を確認することが重要です。
  4. 推薦入試: 一部の大学では、高校の推薦を受けて入試を受ける推薦入試も行われています。推薦入試は大学ごとに異なる選考方法や条件がありますので、詳細な情報を確認してください。

静岡県立大学の募集コース

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薬学部(定員数:120人)

薬学科<6年制> (定員数:80人)

薬科学科<4年制> (定員数:40人)

薬学科〈6年制〉では、医療薬学教育を充実させ、高度な専門知識を持った薬剤師を養成する。薬剤師には、医薬品の適正使用を推進するため、服薬指導、薬歴管理、リスクマネジメント、安全で有効な薬物治療の提供、医薬品情報の伝達や治験の推進といった業務が強く求められている。

 また、病院における医療チームの一員としての積極的な役割が期待されている。そうした業務に対応するため、静岡県立総合病院内の「薬学教育・研究センター」で行う病院実務実習を充実させている。

 薬科学科〈4年制〉では、「薬」を中心としたサイエンスを学び、ライフサイエンスの研究者・技術者としての基礎的能力を養う。

 大学院に進学することで、製薬企業、国公立試験研究機関、薬学系大学で必要としている研究・開発に携わる能力を身につける。

食品栄養科学部(定員数:70人)

食品生命科学科 (定員数:25人)

栄養生命科学科 (定員数:25人)

環境生命科学科 (定員数:20人)

「食と健康」「環境と健康」の問題を総合的、かつ科学的に研究する。

 食品生命科学科では、(1)食品成分の科学、(2)食品の生産・加工・貯蔵の科学、(3)食品衛生に関する科学を3つの柱とする。

 さらにライフサイエンスに対応すべく、分子生物学、生化学、生理学、栄養学などの基礎概念を履修し、幅広い学際的知識と能力を持った「食と健康」の専門家の育成を目指している。

 栄養生命科学科では、(1)生命および健康の維持の基本メカニズム、(2)栄養素の消化・吸収と体内での代謝、(3)集団栄養と公衆衛生に関する科学を3つの柱とする。

 栄養のもっとも基礎となる細胞レベルでの生命維持機構から個体レベルでの健康維持、さらには国民・民族レベルでの栄養の問題などについて幅広く学ぶ。

 環境生命科学科は、人々の健康維持・増進と食に密接に関係する環境分野で活躍できる知識を身につける。

 環境科学と生命科学を基盤とした幅広い科目、実験・演習を通じ、製造業や公的試験研究機関で、環境負荷を低減する技術の開発や、環境分析・安全性評価などに携わる能力を備えた人材を育成する。

国際関係学部(定員数:180人)

国際関係学科 (定員数:60人)

国際言語文化学科 (定員数:120人)

グローバルな視野とローカルな実践力を兼ね備え、さまざまな未知の問題にも、適切な判断を下して行動できるような実践知を備えた地球市民の育成を目指す。そのために徹底した少人数教育、そして問題解決型学習(PBL)を積極的に取り入れた教育を行う。

 2019年度よりカリキュラムを全面刷新。1・2年次では4つの基礎教育分野((1)アカデミック・リテラシー、(2)英語コミュニケーション、(3)地域実践力、(4)学部基盤科目)を通じて、将来の学習に必要とされ、かつ社会に出てからも役立つ基礎力の習得を目指す。3年次からは、問題関心に応じた専門プログラムを1つ専攻し、それを中心に知識を深めていく。

 国際関係学科には、(1)国際公共政策、(2)国際開発、(3)共生社会の3つのプログラム、国際言語文化学科には、(1)グローバル・コミュニケーション、(2)比較文化、(3)日本研究、(4)アジア研究、(5)ヨーロッパ研究の5つの専門プログラムがある。

経営情報学部 経営情報学科 (定員数:125人)

「経営」「総合政策」「データサイエンス」「観光マネジメント」の4分野を融合させた学修を通じ、社会のイノベーションを担い、問題解決力を身につけた人材を育成する。

 文系・理系の枠にとらわれない幅広い科目群から、自分の興味・関心や将来の目標に合わせた科目を履修することができる。教育専門科目は、経営学・商学・会計学による経営諸学、総合政策、数理統計学、情報学を柱として編成。マーケティングや広告、経営分析、財政、金融、プログラミング、人工知能、経営工学、観光学概論、観光マネジメント、観光政策論、観光情報システムなどを学ぶことができる。

 1年次で4分野の基本的な知識を学んだ後、2年次からより専門的な内容を学ぶ。学生は複数の分野について学び、それらを融合して活用する能力を身につけることができる。

看護学部 看護学科 (定員数:120人)

健康についての科学的な知識を学び、人間を総合的に理解し、幅広く高度な知識と能力を身につける。

 実験・実習を重視し、看護のプロとしての能力の養成に必要な臨地実習については、在宅看護実習など、看護の場の広がりに応じた多彩なカリキュラムが用意されている。

 保健医療の国際化に対応した英語教育や、国際的視野育成のための科目も充実している。卒業時に、看護師、保健師の国家試験受験資格が得られる(保健師については、「保健師国家試験受験資格要件」に指定された単位の修得が必要)。

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