総合型選抜入試や推薦入試で大学受験を控えた高校生にとって、志願理由書は非常に重要な書類です。自分の思いや志望動機を伝えるための大切な手段であり、その内容や見た目は合否に直結することもあります。そんな中で「志願理由書に修正テープを使っても良いのか?」という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。本記事では、修正テープの使用に関するルールや、それを避けるための対策について詳しく解説します。
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
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1. 志願理由書に修正テープを使っても良いのか?
志願理由書に修正テープを使うことは、多くの大学で推奨されていません。以下の理由から、修正テープの使用は避けるべきです。
1.見た目の問題:修正テープを使うと、書類が不自然で見栄えが悪くなる可能性があります。
2.信頼性の問題:修正テープを使用すると、書類が改ざんされたように見えることがあります。
3.プロフェッショナルさの欠如:志願理由書は自分をアピールするための書類です。修正テープを使うと、注意深さやプロ意識に欠けていると見なされることがあります。
しかし、基本的には修正テープを使わないほうが良いものの、大学によっては使用を許可している場合もあります。そのため、志願理由書を提出する前に、必ず大学の要項をよく読み、修正テープの使用に関する規定を確認することが重要です。大学ごとのルールに従って、適切に対応しましょう。
2. 修正テープを使って不合格になることはあり得るのか?
修正テープを使用したからといって、必ずしも不合格になるわけではありません。しかし、上記の理由から、評価者に悪い印象を与える可能性は高いです。特に、競争の激しい大 学では、細かい点が合否に影響することもあります。修正テープを使った志願理由書は、他の受験生と比べて見劣りすることがあるため、使用を避けるのが賢明です。
3. 修正テープを使わないために行った方が良い対策
3-1 下書きをしっかり行う
まず、志願理由書を書く前に下書きを行いましょう。下書きを通じて、文章の流れや内容を確認し、誤字脱字を防ぎます。
3-2 ワードプロセッサの利用
手書きではなく、パソコンのワードプロセッサを使用することをお勧めします。これにより、誤字脱字を簡単に修正でき、文字の配置やフォーマットも整えやすくなります。最終的に手書きが求められる場合でも、まずはワードプロセッサで下書きを作成し、それを手書きで清書するとよいでしょう。個人的には、この手段が一番おすすめです。
3-3 冷静な見直し
書き終えた後、時間を置いてから見直すことで、誤字脱字を見つけやすくなります。また、家族や友人に読んでもらい、第三者の視点から誤りを指摘してもらうのも有効です。
3-4 訂正インクや訂正ペンの使用
どうしても手書きで修正が必要な場合は、修正テープではなく訂正インクや訂正ペンを使うことを推奨します。修正テープよりも自然な仕上がりになり、印象が良くなります。
4. 誤字脱字を防ぐための基本ステップ
4-1 慎重に書く
志願理由書を書く際には、焦らずに一文字一文字を丁寧に書くことが重要です。急いで書くと誤字脱字の原因となります。書く前に、書く内容を頭の中で整理し、リラックスした状態で書き始めましょう。また、定期的にペンを置いて手を休めることで、集中力を保ちやすくなります。
4-2 定期的に見直す
書いている途中でも、数行ごとに立ち止まって見直しを行いましょう。書き終えた後にも、一度に全文をチェックするのではなく、段落ごとに細かく見直すことで、誤字脱字を見逃しにくくなります。見直しの際には、文章を声に出して読むことも効果的です。声に出して読むことで、文章のリズムや不自然な箇所に気づきやすくなります。
4-3 他の人にチェックしてもらう
自分だけでなく、家族や友人など第三者にも志願理由書をチェックしてもらうことが大切です。自分では気づかない誤字脱字や文章の不自然さに他の人が気づいてくれることがあります。
できれば、複数の人に読んでもらい、フィードバックをもらうと良いでしょう。また、 チェックを依頼する際には、特にどの部分を注意して見てほしいかを伝えることで、より効果的な見直しが可能になります。
4-4 下書きをしっかり行う
まず、志願理由書を書く前に下書きを行いましょう。下書きを通じて、文章の流れや内容を確認し、誤字脱字を防ぎます。下書きはワードプロセッサなどを使うと、修正が容易で便利です。下書きをしっかり作成することで、清書の際に誤りを減らすことができます。
4-5 時間を置いて見直す
書き終えた直後ではなく、時間を置いてから見直すことも効果的です。少し時間を空けることで、新たな視点で文章を見ることができ、誤字脱字や不自然な表現を発見しやすくなります。
これらの基本ステップを踏むことで、誤字脱字のない、見た目にも内容にも優れた志願理由書を作成することができます。しっかりと準備し、落ち着いて書き進めましょう。
5 まとめ
志願理由書を作成する際に、修正テープは使わないほうが賢明です。使わなくても志願理由書をうまく作ることは可能なので、さまざまな手段を把握した上で、最善の選択をするべきです。