神奈川県の公立高校受験で面接シートは必須!志望動機や長所の例文を紹介!

高校入試

神奈川県の公立高校を受験する場合、面接シートに取り組まなければなりません。

面接シートでは、志望理由や勉強以外の取り組みなど、高校入学後にやりたいことといった
筆記試験だけでは分からない、生徒の様々な面をみるための質問がなされます。

この記事ではこの面接シートについて、その概要やアドバイスを解説します。

神奈川県だけでなく、東京都や千葉県の公立高校を受験する方
面接前に書類を提出する私立高校を受験される方もぜも参考にしてください。

そもそも面接シートとは?

神奈川県公立高校入試で必須

神奈川県の公立高校では、試験の一つとして面接が実施されます。

その際、面接官に自己PRや志望動機、将来の進路などについて話をすることが求められますが、
その土台となるのが「面接シート」と呼ばれる書類です。

面接シートは、面接官に対して自分自身をアピールするものであり、チャンスです。
自己PRや志望動機、進路希望といった欄が用意されています。

また、クラブ活動や委員会、ボランティアや習い事といった
勉強以外でのあなたの魅力についてアピールすることもできます。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

面接シートを書かなくてはいけないのはプレッシャーと思えるかもしれませんが、
筆記試験だけでは伝わらないあなたの魅力ややる気をアピールするチャンスです!

東京では自己PRカード、千葉県では志望理由書

神奈川県の公立高校入試の「面接シート」以外にも、似たような書類が課される場合があります。

東京都の公立高校の受験においては、「自己PRカード」という書類があります。

千葉県の公立高校入試においては、「志望理由書」という書類が課されます。

自己PRカードや志望理由書も、自分の長所短所や志望理由などを記入する欄があります。

また、クラブ活動や委員会活動と言った課外活動、ボランティアや習い事といった、
筆記試験だけでは伝わりきらないあなたのPRをすることができます。

また、これ以外の都道府県の高校や私立の高校でも、
学校によっては似たような書類が課されることもあります。

神奈川県では面接も点数化して評価に加わる

神奈川県の公立高校の入試においては、面接も点数化されて評価に加わることが一般的です。

神奈川県の公立高校入試に限った話ではありませんが、
次のようなポイントを踏まえて臨んでください。

【ポイント1つ目】面接の準備には時間をかけましょう。
面接の準備は一夜漬けでできるものではありません。
面接シートにおける志望理由や自己PRは必ず自分の言葉で書き、読み返し、
しっかりと自分の中に落とし込みましょう。

声に出して読んだり、信頼できる人(学校の先生、進路指導の先生、塾講師、保護者)に
チェックをしてもらって磨き上げることがおすすめです。

言うまでもないことですが、嘘を書いたり言ったりすることは絶対にするべきではありません。

【ポイント2つ目】返答は簡潔に、分かりやすく言いましょう。
面接においては「話し方」もチェックされるポイントです。

長くダラダラ話してしまうと
・「自分でもよく分かっていないんだな」
・「本気の受験じゃないんだな」
・「あまり準備をしてこなかったんだな」
といった印象を与えてしまいます。

それを避けるために、面接官の質問には
・結論から答える。
・「えーっと」「そうですね…」「うーん」といった言葉は極力つかわない。
・返答は1分程度、長くても2分程度に留める。

といったことを気に留めましょう。

また、面接のときは誰しも緊張してしまうものです。
意識して
「少しゆっくりめに話す」「少し大きめに話す」「語尾までしっかりと発音する」ことを
心がけましょう。

【ポイント3つ目】面接では思考力、コミュニケーション能力を見られる。
面接を行う大きな目的の一つは、筆記試験だけでは見出すことの出来ない人間性を見ることです。
噛み砕いて言えば
「この生徒はどんな人なのか」
「これまでコミュニケーションをとってきたのか」
「うちの高校に来てほしい人物かどうか」
を見るのが目的です。

一概には言えないことですが、
筆記試験がいくら良くても面接がボロボロなら不合格になりえますし、
筆記試験が多少うまくいかなくても面接で巻き返すことも可能です。

繰り返しになりますが、
面接は筆記試験だけでは分からないあなたの魅力をアピールするチャンスです。

チャンスを逃す手はありません。しっかりとものにしましょう。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

面接は誰しも緊張するものです。はじめからうまくできる人はいません。
チャンスがあれば、進路指導の先生や保護者、塾講師にお願いして面接の練習をしましょう。

面接シートの4つの質問と回答例

志望理由

面接シートはもちろん、面接でほぼ必ず聞かれるのは志望理由です。

志望理由は具体的に、必ず自分の言葉で考えましょう。

志望理由は十人十色です。
「その学校の理念に共感した」
「入りたいクラブや委員会がある」
「特徴ある授業やカリキュラムに惹かれた」

といった理由を、自分の言葉でアピールすることが大切です。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

オープンスクールに行っていると具体的な回答がしやすくなります。ぜひ足を運びましょう。

勉強面で頑張ったこと

中学校・高校の基本はやはり勉強です。
面接でも勉強に向き合う姿勢は必ずチェックされると言って良いでしょう。

好きな教科や得意な教科があれば、その教科のどんなところに面白さを感じているかを
答えられるとよいでしょう。将来の夢にまで話を広げることもできるかもしれません。

苦手な教科はないにこしたことはありませんが、なかなかそうはいかないものです。

苦手な教科があったとしても、それに対してどのような対策や努力をしたか、
これからどうしていきたいかを答えることができれば、
あなたをアピールするプラスポイントにもなりえます。

勉強以外で頑張ったこと

学校生活で大切なのは勉強だけではありません。

クラブ活動や委員会と言った課外活動、ボランティアや習い事など、
アピールできる活動は色々あります。

どのような活動をしてきたかや、
どのような活動をしていきたいかを
アピールすることはあなたの魅力を伝える大きなチャンスです。


ただし、アルバイトの話題には注意が必要です。

アルバイトも様々なことを学べる活動であることは間違いないでしょう。
色々な経験を積んだり、将来の職業選択の参考にしたり、お金を稼いだりできるのは
とても魅力的です。

しかし、高校によってはアルバイトを原則として禁止しているところもあります。

そんな高校を受ける際に「高校に入ったらアルバイトを頑張りたい」と言うのは
あまり得策ではありません。

中には家庭の事情でどうして高校でアルバイトをしたいという人や、
将来に有用であるとしてアルバイトをしたいという人もいるかもしれません。
そういった相談は面接前のオープンスクールや、入学したあとに相談することをおすすめします。

長所

自分の長所についても尋ねられることの多い質問です。

自分で自分の長所を把握することは、自己分析の第一歩です。
また、「あなたがどのような人なのか」「どのような人でありたいと思っているのか」が
あぶり出される質問でもあります。


自分の長所を把握するには、これまでの人生をざっと振り返ってみましょう。
その際にはところどころあったイベント(学校行事や努力して乗り越えた経験)を
ピックアップして、その時のエピソードを振り返りましょう。

また、信頼できる人(クラス担任の先生、クラブや委員会の顧問の先生、保護者、友人や先輩後輩)に
に自己分析のお手伝いをお願いすることも有効です。

また、長所を説明する際には、具体的なエピソードがあると説得力が増します。

クラブや委員会といった活動で任された役割、
大変だったエピソードとそれをどう乗り切ったか、
とても印象に残っているエピソードとその理由など、

あなただけの経験をあなただけの言葉でアピールできれば、
あなたの魅力はきっと伝わります。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

自分で自分を分析することは難しく、少し恥ずかしさを感じるかもしれません。
しかし、自分が周りにどう思われているかやどうありたいかを分析する力は
高校入学以降もきっとあなたを助けてくれるはずです。

まとめ

今回の記事では、神奈川県の公立高校受験における面接シートを中心に説明しました。

面接シートは面接と表裏一体と言って良いでしょう。
面接シートの準備をすることは面接の準備に繋がり、
面接の準備をすることは面接シートの準備につながります。

大切なのは、あなただけの体験や思いを、あなたの言葉でアピールすることです。

面接シートや面接の準備は大変で、緊張するものですが、
筆記試験だけでは分からないあなたの魅力をアピールできる大きなチャンスです。


しっかりと対策をして、合格に近づきましょう。

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