高校受験に塾なしで合格したい!必要条件と困った時の対処法を解説!

高校入試

高校受験に挑戦するにあたっては、塾に通うという中学生が多いのは事実でしょう。

しかし、色々な事情があったり、「自分は塾なしで自分で勉強するのが向いている!」と自信をもっていたりと、塾なしで高校受験に挑戦したいという生徒もいるでしょう。

塾なしでも、高校受験に合格できます!

もちろん塾に通わない分、自分を自分で強く律する必要や伸び悩んだときの対応など
工夫が必要にはなります。

この記事では、塾なしで高校受験に挑戦する際のコツや、
勉強の成果が伸び悩んだときのトラブル対応といった情報をまとめました。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
☆知らないと損する「小論文やっていはいけないNG動画」を無料プレゼント中!

塾に通わず高校合格はできる!

少し古いデータなのですが、文部科学省は『平成30年度子供の学習非調査結果』という資料を公開しています。
【参考:『平成30年度子供の学習非調査結果』(文部科学省)https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00102.html】

 これによると、公立中学校に通う1年生の58.7%、2年生の68.7%、3年制の79.8%が塾に通っていることが分かります。

 1年生の時点で半分以上の生徒が、そして3年生になるとおよそ8割の生徒が塾に通っているのですから、公立中学校に通う生徒は塾に通うのが多数派と言えるでしょう。

しかし、中学生の皆さんの中には、様々な事情で塾なしで高校受験に挑戦したいと考えていたり、また「自分には塾は合わない」「自分は一人で勉強したほうが向いている」と自信を持っていたりするケースもあるでしょう。

塾に通うことは高校受験合格の絶対条件ではありません。
塾なしでも、志望した高校に見事合格した生徒は沢山います。

塾には受験指導・受験情報のプロである講師がいたり、
過去問や問題集が充実していたりと受験勉強に集中できる環境が整っています。

しかし、次にまとめた4つの条件を参考に勉強を進めれば、
塾なしでも高校受験合格は十分射程圏内に入ります。

塾なしで受験勉強を進めるための4つの絶対条件

受験勉強の学習計画を立てる

あらゆる勉強に言えることですが、学習計画をしっかりと立てましょう。
コツは、過去問から計画を逆算することです。

受験勉強は一朝一夕、一週間、一ヶ月という短い時間でできるものではありません。
数ヶ月〜数年という長いスパンで計画を立てる必要があります。

まずは志望校の過去問や受験情報を参考し、
自分が得意な分野(=得点源になる部分)や
苦手な分野(=集中して頑張れば伸びる部分)に目星をつけましょう。

これが分かれば、試験までの期間を踏まえて
どの教科・どの分野にどれくらいの時間を割くことができるのかを逆算できます。

このとき、少しずつでも複数の分野を並行して進めることをオススメします。
人はしばらく接しなかった情報はどんどん忘れてしまうものです。

教科書を読み返したり、間違った問題だけを解き直すだけでも、
情報を思い出して、記憶に定着しやすくなります。

効率の良い努力で高い成果を得られる勉強ができるよう、しっかりと計画を立て、
一度身につけたことを忘れないようにしましょう。

質問を聞く相手や方法を見つけておく

受験勉強をまったくの一人で行うのは極めて難しいことです。

学校の先生はもちろん、同級生や先輩、保護者に勉強の質問が
できる相手を見つけておきましょう。

人に質問をするときには
・自分で分かる範囲までは自分で考える。
・どこが分からないのか・どこを教えてほしいのか明確にしておく。
・相手の都合を優先し、終わったらしっかりとお礼を言う

といった基本的なことを抑えて行いましょう。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

勉強の際にもマナーを忘れてはいけません。質問の前に情報を整理することは、自分のためにもなりますよ。

モチベーションを維持する

質問ができる相手を見つけようと前述しましたが、同級生に質問ができたり、一緒に勉強ができる仲間ができれば一緒に頑張ることによってモチベーションを維持するのに一役買うことでしょう。

辛いこともあり、長い戦いになる受験勉強にはご褒美も必要です。
受験期には楽しいことを一切してはいけないなんてことはありません。

「この問題集が終わったらマンガを読む」
「試験明けの旅行を楽しみに試験勉強を頑張る」
「暗記ができたら美味しいものを食べる」

など、自分の好きなものを勉強のご褒美に設定するのがオススメです。

また、「志望校に合格した自分を想像する」のも良いでしょう。
あなたが行きたいと決めた志望校にはもちろん理由があるはずです。

高校受験合格はゴールですが、同時にスタートでもあります。

楽しく明るい高校生活をイメージして、モチベーションを保ちましょう。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

ご褒美をうまく使って、受験勉強も楽しんでしまいましょう!

受験の情報を集める

高校受験においては正しい情報を掴むことも大切です。
また、各高校によってどのような受験生を求めているのかや、
試験の傾向が異なります。

例えばですが、
「部活動を一生懸命やっている生徒を高く評価する高校」
「○○検定のXX級を持っていると点数が加点される」
「暗記問題が少なく、記述式の問題が多い高校」
など、各高校によって特徴があるのです。

こういった情報は、学校の受験指導の先生や受験情報誌、
各学校の過去問冒頭にある学校の紹介ページや、
ウェブページから集めましょう。

部活動を一生懸命やっている生徒を高く評価するような高校を
受験する場合、部活動を一生懸命やることも「受験勉強」と言えるでしょう。

「単純な暗記問題の出題は少ない高校を受験するのに、暗記問題ばかりに力をいれる」
というのは、勉強の効率が悪くなってしまいます。

効率の良い努力で高い成果を得られる勉強ができるよう、しっかりと計画を立てましょう。

塾なしで勉強が進まなくなったら

集中できないときは場所を変える

勉強に集中できなくなることは、誰しもあるものです。
そんなときには場所を変えて、気分をリフレッシュしましょう。

自宅の中でもリビングや普段使っていない部屋に移動するだけでも
気分は変わりますよ。

地域の図書館や児童館には、部屋を「自習室」として開放しているところもあります。
お金はかかりますが、喫茶店や有料自習室を使うのも有効です。
(喫茶店を利用するときには勉強の場所として使ってよいか、必ずお店のルールを確認しましょう)。

また、集中力が切れてしまったときは一休みをしたり軽く体を動かしたりするのもオススメです。

学習計画が上手くいかないときはコーチング

受験勉強は長い戦いです。
そんなとき、自分の勉強方法が正しいのかや、
自分の進み具合が順調なのかどうかが気になることでしょう。

また、成績が伸び悩んだり、スランプに陥る時期もあるはずです。

そんなときには信頼できる大人(学校の教科の先生、受験指導担当の先生、保護者)や、
同級生や先輩に相談をして、進むべき道や取るべき対応のアドバイス(=コーチング)を
もらいましょう。


志望校に通っている先輩がいる場合、具体的なアドバイスがもらえるかもしれません。

その際には
・(気持ちの面では)何か不安なのかできる限り言葉にする。
・(教科の面では)どこまで分かって、どこから分からないのかを自分でまとめる。

こうしてから支持を仰ぐことが有効です。

コーチングのメリットは、自分を客観的な立場から認識することができることです。

相談をしてみたら、自分が抱えていた課題の解決策が一気に見つかるということもよくあることです。

心配や不安、具体的な問題を一人で抱えないようにしましょう。

まとめ

ただでさえ長く、辛いことのある高校受験を塾なしで挑むのは確かに困難を伴うものです。

しかし、しっかりとコツを抑えて戦えば塾なしでも高校受験に合格することは
十分に可能です。

信頼できる学校の先生に「塾なしで高校受験に挑戦している」ことを伝えれば
必ずや力になってくれるはずです。

塾なしで高校受験に挑戦する・挑戦したという経験はきっと将来の役にも立つはずですよ。

タイトルとURLをコピーしました