【推薦入試】鹿屋体育大学 体育学部 (小論文過去問題解説)

大学受験

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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鹿屋体育大学 体育学部の小論文対策

令和5年 学校推薦型選抜 60

問題

競技スポーツにけがはつきものです。けがの具体例を二つ挙げ、それぞれのけがが起こる原因、予防するために必要な取り組みについて述べなさい。540字以上かつ660字以内で解答してください。

【出題意図】

上記の問題は、競技スポーツにおけるけがのリスクに関する知識と、それを予防するための対策についての理解を試すためのものです。学生が小論文を通じて次の点を示すことが求められています。

  1. けがの具体例の理解: 学生は捻挫と前十字靭帯損傷という具体的なけが例を示し、それらがスポーツ中にどのように発生するかを説明する必要があります。
  2. 原因の説明: 各けがの原因を理解し、なぜそのスポーツや状況で起こりやすいのかを説明する必要があります。
  3. 予防策の提案: 各けがの予防策を明確に示し、ウォーミングアップ、トレーニング、プロテクティブギアの使用など、予防に役立つ方法を述べる必要があります。

この問題は、学生がスポーツにおける安全性と健康への意識を高め、けがを予防するための具体的な知識を持っているかどうかを評価するためのものです。競技スポーツに関心を持つ学生にとって、健康と安全に関する知識は非常に重要です。

<鹿屋体育大学の公開内容からの引用>

小論文過去問題解説

競技スポーツにおけるけがは、選手やアスリートにとってつきもののリスクです。以下に、競技スポーツでよく見られる具体的なけが例を2つ挙げ、それぞれのけがが起こる原因と予防策について述べてみましょう。

  1. 捻挫(くずれ)原因: 捻挫は、スポーツ中に足首や関節をねじったり、強く捻ったりすることで発生します。特にバスケットボールやサッカーなど、足首への負担が高いスポーツでよく見られます。予防策: 捻挫を予防するためには、適切なウォーミングアップとストレッチが重要です。また、安定性を高めるためのトレーニングや、スポーツシューズの選択も考慮すべきです。適切なプロテクティブギア(サポーターやテーピング)の使用も役立ちます。
  2. 膝の前十字靭帯損傷原因: 膝の前十字靭帯損傷は、スポーツ中に膝に大きな負荷がかかったり、急激な方向転換や着地時に起こります。サッカーやアメリカンフットボールなどの接触スポーツで多く発生します。予防策: 膝の前十字靭帯損傷を予防するためには、膝をサポートする筋肉を強化するためのトレーニングが重要です。また、正しいテクニックと着地の練習も大切です。さらに、適切なプロテクティブギアの使用や、トレーナーや医師の指導を受けることも予防に役立ちます。

競技スポーツにおけるけがは、アスリートのキャリアに大きな影響を与える可能性があります。予防策を適切に実施することで、けがのリスクを最小限に抑え、安全なスポーツ活動を楽しむことができます。アスリート自身がけがのリスクに注意し、指導者や医療専門家のアドバイスを受けることが、競技スポーツを安全かつ楽しいものにする鍵です。

上記のポイントをふまえて、答案を完成させましょう。

鹿屋体育大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
鹿児島県鹿屋市白水町1「鹿児島中央」駅から大隈半島直行バス(垂水フェリー経由)100分、
「鹿屋体育大学前・白水」下車徒歩3分

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鹿屋体育大学の入試傾向

鹿屋体育大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。

鹿屋体育大学の入試には、共通テストが英語、数学、国語の3科目で構成され、科目数が他の大学と比べて少ない特徴があります。このため、各科目において深い学習と高得点が求められます。また、個別試験が実施され、学科やプログラムによって異なる実技試験と面接が行われ、合格には個別試験の結果も影響します。特にスポーツ総合課程の学生には運動能力検査が必要で、自転車エルゴメータ、垂直跳び、リバウンドジャンプ、敏捷性テストの4要素から成り、実技試験の一部として実施されます。一部の学科では、プレゼンテーションと口頭試問が入試の一部として採用され、コミュニケーション能力や表現力が評価されます。さらに、各学科やプログラムには異なる入試要件と試験内容が存在し、志望する学科に応じて要求されるスキルや知識が異なります。

鹿屋体育大学の入試は、他の一般的な大学と比較して独自の要素が多く含まれており、スポーツに関する実技や運動能力が評価される点が特徴です。

鹿屋体育大学の募集コース

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体育学部(定員数:170人)

体育、スポーツ、レクリエーション、武道に関する科学的な基礎知識と幅広い応用力、実技の指導能力を持つ体育指導者の養成を目指している。スポーツ総合課程(アスリート・コーチング系、生涯スポーツ系)と武道課程(武道系)の2課程・3系を設置。
所定の科目を履修することにより、中学・高校教諭一種(保健体育)の免許の取得が可能。

スポーツ総合課程(定員数:120人)

スポーツ総合課程では、体育・健康づくりに関する基礎知識や応用能力を備えたトップレベルのアスリートの育成を目指す。科学的サポートやジュニア期からの一貫指導、生涯にわたるスポーツ・健康づくりのコーディネートなどに関心を持ちながら、国際社会の進展に対応できる実践力と創造性があり、市民性を備えたリーダーを育てることを目標とする。
・アスリート・コーチング系では、トップアスリートを目指して国際大会や全国大会で活躍するための競技力の向上と、ジュニア期からトップレベルまでの一貫した競技力向上のための指導(コーチング)を行うことができ、スポーツサイエンスや生涯スポーツの基礎的な素養を持った人材を養成する。
・生涯スポーツ系では、生涯スポーツと運動による人々の健康づくりをコーディネートし、地域・民間のスポーツクラブやスポーツ施設の管理運営、プロスポーツを含むスポーツビジネスの経営などのスポーツマネジメントや、高齢者までを対象としたスポーツプログラム、介護予防のためのフィットネスプログラムなどの開発を行うことができ、スポーツサイエンスやコーチングの基礎的な素養を持った人材を養成する。

武道課程(定員数:50人)

武道課程では、武道に関心を持ち、同分野で指導者や競技者を目指す者を育成することを目的とした教育課程を編成している。
わが国発祥の身体文化として伝承され、現代において競技文化としても広く認識されている武道。特に柔道・剣道における「心」と「技」を伝統的修錬形式である稽古を通じて修得し、武道の精神とリーダーの資質を養う。

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