
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
2020年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去3年間で国公立大学合格85名。
高1から入会者は国公立大学合格率93%
高2から入会者は国公立大学合格率86%
高3の4月から入会者は国公立大学合格率73%。
スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
小論文過去問題
R6年度 外国語学部 国際関係学科 総合型選抜
問 近年、欧米諸国や日本などでは物価上昇が問題になっています。そうしたなか、脱炭素化に向け化石燃料の使用を削減・転換する政策の「一時的時的な」変更を余儀なくされています(図参照)。これらの国での脱炭素化に向けた政策の「一時的時的な」変更の内容を説明した上で、この政策の変更をどのようにとらえるか、あなたの考えを述べてください。(150点)
(図1)各国のエネルギーミックス
(図2)再生エネ・石炭の増加
(出所)『日本経済新聞』2022年11月28日
R6年度 地域創生学群 地域創生学類 総合型選抜
問題 次の文章は、アカデミックスキルとリーダーシップに関するものである。サーバントリーダーシップとはどのようなリーダーシップなのか、執筆者の説明に基づいて400字以内でわかりやすくまとめなさい。
※本文省略
図:アカデミックスキルの構造
出典:林直亨『学び合い、発信する技-アカデミックスキルの基礎』一部改変
出題意図
R6年度 外国語学部 国際関係学科 総合型選抜
2020年代、コロナ禍とウクライナ戦争によって脱炭素化に向けた取り組みが影響を受けたことを問うた。受験生の理解を確かめるとともに、望ましい環境政策を考えさせる問題である。課題文をよく読み、生活の豊かさと環境保全をいかに両立させるか、自分の意見を論理的に述べることができたかどうかが、小論文作成のポイントとなる。
評価にあたっては、以下の点を重視した。
・問いの趣旨を正確に理解しているか。
・問いに関連する基礎的な知識をもっているか。
・解答の記述にあたって、適切な論理展開ができているか。
・解答の趣旨が明快で、適切な文章表現ができているか。
・誤字や脱字はないか、日本語として間違った文を書いていないか。
R6年度 地域創生学群 地域創生学類 総合型選抜
今回の小論文試験の出題文は、地域創生に関連すると考えられる文章の中から、次の2点を念頭に置きながら、選定した。1点目は、地域創生においては地域社会が直面する課題を的確にとらえる力が必要であると考えることから、課題の構造を読み解くことに関連するような文章であること、2点目は、比較的平易な文章であることである。以上の2点を鑑み、今回は林直亨(2022)『学び合い、発信する技術―アカデミックスキルの基礎』岩波ジュニア新書、の該当箇所を出題文として選定した。設問は「次の文章は、アカデミックスキルとリーダーシップに関するものである。サーバントリーダーシップとはどのようなリーダーシップなのか、執筆者の説明に基づいて400字以内でわかりやすくまとめなさい。」とし、問題文に書かれている内容をまとめる作業を志願者に求めた。現代社会においてチームとして力を発揮できるようなリーダーシップのあり方等に関する文章について、論点を的確かつ論理的にまとめられている答案を高評価とした。
学部学科、コース
外国語学部
英米学科では、1・2年次に英語集中プログラムを設け、留学に必要な語学力の育成を目指す。
2年次からの専門教育では、Language and Education Program、 Society and Culture Program、
Global Business Programの3つのコアプログラムが導入される。専門科目の多くを英語で学ぶこと
によって 英語の実践力を高めると同時に、専門知識を身につける。加えて、留学などの単位化を充
実させ、実践力を備えた人材を養成する。
中国学科では、少人数クラスと段階的集中的な教育システムによって、中国語の修得を目指す。
また、中国の文化や社会についても理解を深め、語学力、幅広い見識、そして行動力を備えた人材を
育成する。3・4年次はゼミで専門について深める。
国際関係学科では、国際問題、とりわけ東アジア北米地域の政治・外交問題に強く、英語を駆使
できて、さらに中国語・朝鮮語に優れた国際人の養成を目指す。
また、国際関係領域(国際政治経済・国際機構・国際協力など)と、地域研究領域(東アジアやア
メリカの政治・外交、経済など)の2科目群によって、国際人として必要な専門知識を身につけるこ
とができる。
経済学部
2025年より、1年次の終了時に学科を選択する「学科選抜制度」を設ける。入学前にどちらの学科
を選ぶかを悩むことなく、入学後に、経済学、経営学、会計学、情報科学の基礎科目を広く学んだ後に自らの望む学科を選択することができる。
経済学科では、専門科目に「応用経済学系」と「地域産業系」の2種類がある。応用経済学系では財政、金融などの基本的分野から環境、ファイナンスなどの現代的な問題まで幅広く学ぶ。地域・産業系では北九州市の経済のみならずさまざまな地域経済に焦点を当てて学修する。
経営情報学科では、1年次に学ぶ学部共通選択科目を土台にして、2年次に経営学・会計学・情報科学の各分野のより専門性の高い知識を幅広く身につける。3分野の基礎がしっかり身につく。
文学部
比較文化学科では、文学、思想、歴史など、日本や欧米、アジアを中心とした国や地域における文
化全般にわたって比較研究を行う。専門科目には、文学、芸術、メディアなどの生成や発展変容を
学ぶ文化資源領域科目と、文化の多様性を学び、異文化や他者への理解を深める文化共生領域科目が
ある。充実した語学教育とともに専門科目の修得を通して、国際人としての教養を身につけることが
できる。
人間関係学科では、現代社会の諸問題を深く体系的に教育研究し、人間と社会をトータルに理解
する。心理学、社会学、環境学、人類学、生涯教育学などの専門科目が開講されており、総合科学的
な方面から学習することができる。2年次から実験、実習のほか、調査、フィールドワークなどの実
践的教育が中心となる。
法学部
法律学科では、現代社会における法律問題を解決し得る法知識と法理解(リーガルマインド)を持
った人材を育成する。公務員・法曹資格者(裁判官・検察官・弁護士)など、学生のキャリアプラン
に応じて、それぞれが必要な知識・理解を修得し得るような体系的なカリキュラムを設計している。
政策科学科では、さまざまな公共政策分野の理論と展開、政策調査、政策分析、フィールドワーク
技法などのアカデミックスキルを学び、高度な政策分析、政策立案能力を備えた人材を養成する。少
人数のゼミ(演習) において、政治理論や政策展開事例、フィールドワークでの知見や分析データを
もとにディスカッションを行い、政策探究と実践的な学習活動を重視する。
地域創生学群
「地域の再生と創造」という時代の要請に応え、幅広い教養と地域に関する総合的な理解を身につ
ける。カリキュラムは5つの科目群から構成されており、少人数演習のほか、福祉施設やスポーツイ
ベントなどの現場実習がある。
地域をマネジメントする力と知識を備えた人材を育成する地域創生コース、社会福祉士やスクール
(学校)ソーシャルワークに関する資格取得を目指す地域福祉コースの2コース制。
国際環境工学部
2024年エネルギー循環化学科より名称変更した環境化学工学科では、人類が直面している環境問
題を解決するため、自然環境と調和した化学技術とシステムの開発を学ぶ。
機械システム工学科では、環境エネルギーの視点から機械工学の基礎、創造性、応用力を養い、
「ものづくり」技術を通して「豊かな社会」と「持続可能な社会」を実現する方法を学ぶ。
情報システム工学科では、人間社会や環境におけるさまざまな課題について、電子・情報・通信技
術の本質を捉えた解決法を提案するために、人工知能やロボット制御、画像処理、センサー技術な
ど、最先端の情報技術を学ぶ。
建築デザイン学科では、資源エネルギーやエコロジー関連の研究分野と実践領域を統合し、建築
学を基本に建築地域システムと環境の共生を学ぶ。
2025年環境生命工学科より名称変更予定の生命工学科では、分子レベルから地球規模レベルにい
たる生命科学現象の理解を深める。豊かな社会環境を実現するために、バイオテクノロジーを活用し
たモノづくりや環境問題を解決するための環境管理手法も学ぶ。
所在地・アクセス
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所在地 | アクセス |
北方キャンパス: 福岡県北九州市小倉南区北方4-2-1 | 北九州モノレール「競馬場前(北九州市立大学前)」駅下車、 徒歩約3分 |
ひびきのキャンパス: 福岡県北九州市若松区ひびきの1-1 | JR「折尾」駅からバス(約20分)、 「学研都市ひびきの」下車、徒歩2分 |