SPU(Saitama Prefectural University)という略称で知られる埼玉県立大学。
SPUは医療や福祉の単一学部を置く大学で、その分野において優秀な人材を多く輩出しています。
また、埼玉県内の就職に強いという特徴を持っているという点も見逃せません。
SPUは県立大学ということもあり入学するのは決して簡単ではありません。
この記事を読んでSPUについて概要を知りましょう。
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記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
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SPU(埼玉県立大学)はどんな大学?
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埼玉県立大学は埼玉県越谷市に本部を置く県立大学です。
Saitama Prefectural Universityの頭文字をとってSPUとも表記されます。
学部は保健医療福祉学部の1つ
埼玉県立大学は保健医療福祉学部のみを持つ単科大学です。
加えて大学院として保健医療福祉学研究科を置いています。
1999(平成11)年に設置された比較的新しい大学です。
(()内に、2023年度入試前期日程の倍率を示してあります)。
学部は
看護学科(2.7倍)
理学療法学科(2.5倍)
作業療法学科(1.6倍)
社会福祉子ども学科
社会福祉専攻(1.8倍)
福祉子ども専攻(3.6倍)
健康開発学科
健康行動専攻(2.0倍)
検査技術専攻(3.6倍)
口腔保健専攻(2.9倍)
の5つの学科で構成されており、保健、医療、福祉に関する分野を幅広く網羅しています。
就職率が毎年95%以上
埼玉県立大学の卒業生は保健、医療、福祉の現場において高い評価を受けています。
卒業生の就職率は、毎年95%以上という極めて高い数値をだしています。
また、埼玉県内に就職する卒業生が多いのも特徴です。
埼玉県に所縁のある方や埼玉県に移住したいと考えている方には
うってつけの大学と言えるでしょう。
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就職率が100%の年度や学科もあります。
キャリア教育もしっかりされていそうです。
実習室が多く実践的な学びが可能
埼玉県立大学は机上で学ぶことだけではなく
学生のうちから実習で実践的に学ぶことを重視しています。
その姿勢は大学の実習室の多さからも伺うことができます。
比較的新しく創設された大学ということもあり
実習室は新しく綺麗な設備が整えられています。
地域の病院といった施設に出る前に大学の中で
充実した実習が行えることは学生にとってとても有利な点です。
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机の上で学ぶ「理論」と、実際に手を動かす「実践」の両方を大切にしています。
SPUの受験方法が2024年度から変更あり!
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県立大学である埼玉県立大学。
県立大学ということもあり全国、特に埼玉県から優秀な受験生が応募します。
一般選抜の後期日程が廃止される
埼玉県立大学は、
2024(令和6)年度入学者選抜から
一般選抜の後期日程を廃止すると、2022年3月に発表しました。
従来の後期日程で募集されていた人員(40名)は、
前期日程と学校推薦型選抜にそれぞれ割り振られる見込みです。
これにより、
「前期日程で他の大学を受けてだめだったら後期日程でSPUを受験する」という
ような受験の仕方ができなくなります。
受験直前になって慌てないように、しっかりと確認しましょう。
受験の仕組みは複雑であり、あなた一人で判断するのは危険です。
保護者や担任の先生、進路指導の先生、
切磋琢磨する仲間ともコミュニケーションを密にとり、
最新の情報を常にチェックしましょう。
学校推薦の割合が増える
上述した通り、廃止された後期日程の分の人員が割り振られることにより、
学校推薦型選抜の枠が拡大されます。
学校推薦は狭き門です。
高校の成績はもちろんのこと、課外活動や生活態度といった
学校生活全般が高く評価される必要があります。
学校推薦の枠を確保するのは数日や数週間、数ヶ月という
付け焼き刃の努力でできるものではありません。
高校1年生のうちから授業はもちろんのこと、
クラブ活動や委員会といった課外活動、
健康管理や生活態度に気を配る必要があります。
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学校推薦は、言うなればあなたの高校の看板を背負って
大学に入学することです。
進学後も高校の看板に泥を塗ることがあってはいけません。
SPUは2025年に大学院・学部変革を実施予定
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様々な独自の教育・研究を行っている埼玉県立大学は、
埼玉県内の医療機関や自治体から求められる役割の変化や
リカレント教育(大学等を卒業し働いている人がもう一度大学で学ぶこと)のニーズが
増加しているといった社会背景を受け、
2025(令和7)年に大学院と学部の変革を予定しています。
保健医療情報教育を強化
誰もがパソコンを操作し、情報の重要性がますます向上している今日、
その影響は保健医療福祉分野にも及んでいます。
SPUでも保健医療福祉分野における情報に関する教育を一層強化します。
具体的には、「健康行動科学専攻」を「健康情報学専攻」と
名称を変更し、保健医療分野での調査、統計分析、その評価といった教育を
より一層強化します。
大学院の定員拡大
埼玉県内の保健医療福祉現場において、より高度な専門知識・能力を有する
専門職に対するニーズが増加していることや、
学部生においても大学院に進学を希望する人数が増加している背景を受け、
大学院の定員を拡充することにしました。
学部生のうちに優秀な成績を修めると学部生の段階で
大学院の教育を受けることが可能になる仕組みの構築など、
さまざまな工夫がなされる見込みです。
この記事を読んでいる方の多くは高校生で、
大学の学部で勉強をしたことがない方がほとんどだと思いますが、
学部生のうちから大学院科目を履修できるというのは
とても珍しく、素晴らしい仕組みです。
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高校生のうちから大学院のことをイメージするのは難しいかもしれません。
しかし、「大学院に進学するかもしれない」のはみなさんの誰しもに言えることです。
高校生の皆さんにとってもよい刺激になる改革と言えるでしょう。
まとめ
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埼玉県立大学(SPU)について概説しました。
保健医療福祉学部という一つの学部で、
医療や福祉の分野に優れた人物を輩出しています。
特に埼玉県に住んでいる方や、埼玉県内に就職したいという意思のある方にも
おすすめです。地域に貢献するというミッションを着実にこなしている大学と言えるでしょう。
埼玉県立大学には
理論と実践の両方を重視する教育や充実した設備、
デザイン性に優れたキャンパスなど、さまざまな魅力があります。
また、東京都や神奈川県へのアクセスに優れている点も人気な理由の一つです。
上記の通り優れた教育・研究を行う大学であること、
公立大学であることから決して簡単に入学できる大学ではありません。
埼玉県立大学(SPU)に興味がある方ははやめに、着実な準備をしましょう。