【一般入試】大阪公立大学 現代システム科学域 教育福祉学類/環境システム学類 [前期] 小論文過去問題▼合格するための模範解答配布中▼

小論文過去問題

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大阪公立大学 現代システム科学域の概要

大阪公立大学現代システム科学域は、先進的な学際領域であり、まず、研究領域の多様性があり、情報科学や工学、経済学などを融合し、総合的なアプローチで問題解決に取り組む。また、産学連携が盛んで、実践的なプロジェクトや産業界との共同研究を通じて、実社会での活用価値を高める研究が行われている。

大阪公立大学HP:https://www.omu.ac.jp/sss/undergraduate/welfare_education/

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
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前期 現代システム科学域 教育福祉学類(英・小論型)

2022年前期 120分 1400字 200点/850点

第1問 [出典] 文章=官本太郎者「生活保障 排除しない 社会へ」(岩波書店、2009年)

問1 下線部「私たちが当たり前と考えているこの道筋は決して合理的ではない」とは、どのような理由からか、100字以内で説明せよ。 (配点25点)

問2 図5-2から、デンマークとアメリカを比較し、若者のライフサイクルの違いを、150字以内で説明せよ。(配点25点)

問3 教育と労働市場に双方向型の橋が架けられると、どのような社会になると考えるか、筆者の意見を整理した上で、それに対するあなたの考えを450字以内で述べよ。(配点50点)

第2問 [出典] 斎藤真緒著「ケアする―ケアはジェンダーから自由になれるか」(伊藤公雄・牟田和恵共編『ジェンダーで学ぶ社会学〔全訂新版〕』、世界思想社、2015年)

問1 男性介護者の困難について本文に則して150字以内で説明せよ。(配点25点)

問2 下線部(1)「「依存の否認」に依拠した近代的な人間像に対置する新しいモデル」とはどのようなものか、150字以内で説明せよ。 (配点25点)

問3 下線部(2)「ケアされる/ケアすることによって不利益を彼らない社会的な仕組みを構楽すること」とあるが、その不利益の具体的な事例を一つあげ、それを解消する仕組みについて、あなたの考えを400字以内で述べよ。(配点50点)

前期 現代システム科学域 環境システム学類(英語 小論文型)

2021年前期 120分 497字ほか 200点/800点

設問一 [出典] 石黒真木夫著『統計学をめぐる散歩道一ツキは続く?続かない?』(岩波書店、2020年)

問一 傍線部「みんなに読んでもらう価値がある」とはどのようなことか、本文の内容を踏まえて50字以内で説明しなさい。

問二 ハチが無作為(でたらめ・ランダム)に花を選んだ場合には、砂糖水があった場所に行く確率は25%になる。25%なのは、「花畑」には全部で64の花があり、そのなかで砂糖水があった花は16、つまり全体の4分の1だからである。無作為に花を選ぶハチが、偶然に砂糖水があった場所に行く確率を図示したのが図6である。また、新しい実験(図5の「花畑II」の実験)の結果は表1にまとめてある。このデータに図3の確率計算式を適用して、ハチが「花畑II」で、トレーニング時に砂糖水があった場所に行く確率を図6にならって図示しなさい。

問三 2つの実験から得られた結論を、200字以内で説明しなさい。

設問二 [出典] 小川さやか著「「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済」(光文社2016年)

問一 本文中に二箇所ある①には同じ言葉が入る。あてはまる言葉を、本文中から抜き出して7字で書きなさい。

問二 傍線②「物質的に豊かなはずの世界こそ、ごく一部の人間が富を独占し、多くの人びとが飢えて」いるのに対して、狩猟採集民の社会はどのような社会であるとサーリンズは考えているか。本文の内容を踏まえて、120字以内で説明しなさい。

問三 傍線③「未来や過去を前提とした生産主義的な生き方」とは何か、本文の内容を踏まえて、120字以内で説明しなさい。

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2020年前期 120分 850字200点/800点

設問一 [出典] 福井勝義著『焼畑のむら」(朝日出版社、1974年)

問一 焼畑の休閑期間(放棄した焼煙を次の焼畑に使用されるまで放っておく期間)は何年くらいが望ましいか。文中の記述・図に基づき、望ましい年数とその理由を150字以内で説明せよ。

問二 もし、人口が増大し、焼畑のための土地が不足し、問一の休開期間を短くすることになると、どのような問題が起きると推測されるか。文中の記述・図に基づき、200字以内で説明せよ。

設問二 [出典] 川田順造著「無文字社会の歴史」(岩波書店、1990年)

問一 ワルガイ・ナバ・ラルガイ・ナバは、モシ族の首長の地位名称である。傍線部①「こうした変化を生じさせた過去」に関連し、ワルガイ・ナバとラルガイ・ナバそれぞれがたどった過去について、文意に即して200字以内で説明せよ。

問二 傍線部② 「「伝統的」とされるものがもつ、人を欺きやすい性質」において触れられているモシ族の「伝統的」な儀礼や慣行によって、あるものを伝統的として担う当事者と、それを外から伝統的なものとして規定する者は、それぞれどのように欺かれたのか。文意に即し、また、文中に示された具体的な事例を示しながら、 300字以内で説明せよ。

2019年前期 120分 580字ほか 200点/800点

設問一 [出典] 九山康司・西城戸誠・本巣芽美福著「再生 可能エネルギーのリスクとガバナンス」(ミネルヴァ書房、2015年)

問一 図1の実験において、正答率が0.5付近となる回転速度でモーションスミアが発生すると著者が判断したのはなぜかを180字以内で説明しなさい。

問二 図2について、風車の回転速度が上がると透明化の領域はどのようになるか、40字以内で説明しなさい。

問三 なぜ、海ワシ類が風車を迂回していることがわかるのか。図3の結果から読み取れることに言及しながら120字以内で説明しなさい。

設問二 [出典] 井手英策ほか共著[大人のための社会科](有斐園、 2017年)

問一 傍線①について、「伝統的な社会」と対比して使われている言葉を本文中から抜き出して答えなさい。

問二 傍線②「そのような自由から逃げ出したくなり」について、 「そのような自由」とは何か。本文の内容を踏まえて40字以内で説明しなさい。

問三 「個人主義」の概念がどのように変容したかを本文に即して 200字以内で説明しなさい。

2018年前期 120分 900字 200点800点

設問一 [出典] 三上修著「スズメの謎 身近な野鳥が減っ ている!?」(誠文堂新光社、2012年)

問一 傍線①「記憶による問題」そして「情報の発信の偏りの問題」 の2つの問題の影響を受けない記録とはどのような記録か、本文をふまえて100字以内で答えなさい。

問二 傍線②に「物足りない点もあります」とありますが、それは何か60字以内で答えなさい。

問三 図2から「スズメの減少説」を主張してよいか、根拠も含め200字以内で答えなさい。

設問二 [出典] 森田真生著「数学する身体」(新潮社、2015年)

問一 傍線①「環世界」とは何か。「情報」という観点から60字以内で説明しなさい。

問二 傍線②「魔術的環世界」と単なる「現世界」の違いについて、本文中の少女の例を参照しながら80字以内で説明しなさい。

問三 あなたの「魔術的環世界」は、他の人の「魔術的環世界」と、どのような点が共通しているだろうか。またどのような点が異なっているだろうか。本文を参考に、両者の類似点と相違点の両方について、あなたの考えを250字以上400字以内でまとめなさい。実在の他者を想定して書いてもよいし、架空の人物を想定して書いてもよい。

大阪公立大学現代システム科学域の志望理由書や面接対策として理解を深めておくと良い事柄など

教育福祉学類と環境社会システム学類は、それぞれ異なる視点から持続可能な社会を実現するための人材育成を目指しています。教育福祉学類では、地域から国際まで幅広い領域で活躍できる人材を育成し、複合的な視野から社会の仕組みを改革する力を養っています。一方、環境社会システム学類では、自然環境学や社会環境学などの専門知識を身につけ、領域横断的な応用力とシステム的思考力を発揮して、持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。また、両学類ともにコミュニケーション能力やデータ活用力、倫理観、サステイナブル志向などの能力を求められます。

これらを踏まえ、あなたの人生での学び、経験したことを適合させ、在学中、卒業後のビジョンをしっかりと大学へ伝えることは大切なことです。

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