大学受験において日本史は「暗記科目」と思われがちですが、実際には理解力や論理的な思考力が求められる重要科目です。志望校の試験傾向に合わせて参考書を選び、基礎から応用へと段階的に力を伸ばしていくことが合格への近道になります。この記事では、受験生におすすめの日本史参考書を5冊厳選し、それぞれの使い方や学習法について詳しく解説します。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
2020年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去3年間で国公立大学合格85名。
高1から入会者は国公立大学合格率93%
高2から入会者は国公立大学合格率86%
高3の4月から入会者は国公立大学合格率73%。
スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
日本史参考書を選ぶポイント
日本史は単なる知識の暗記ではなく、時代の流れや背景を理解し、論理的に説明する力が必要です。そのため、参考書を選ぶときには以下の点を意識しましょう。
- 自分の現時点での学力レベルを把握する
- 基礎から学べるもの or 応用力を高められるものを選ぶ
- 志望校の試験傾向や出題形式に対応しているか確認する
特に論述問題を課す大学を志望する場合は、論述力を鍛えられる教材を選ぶことが合格への大きな一歩になります。
おすすめの日本史参考書5選
- 「詳説日本史B」
基礎から日本史を学びたい受験生に最適な定番の教科書。 - 「日本史の流れがわかる本」
時代ごとの大きな流れをつかむ補助教材としておすすめ。 - 「日本史100題」
難関大学を目指す受験生向け。応用力を鍛える良問が豊富。 - 「日本史論述問題集」
論述形式に特化。論理的な表現力を身につけたい人に最適。 - 「共通テスト日本史Bの点数が面白いほど取れる本」
共通テスト対策に特化し、短期間で得点力を高めたい人向け。
初学者向けの参考書選び
日本史を初めて学ぶ受験生は「詳説日本史B」や「日本史の流れがわかる本」からスタートしましょう。これらは基礎知識を網羅しつつ、歴史の大きな流れを理解するのに最適です。単なる暗記ではなく、時代背景や人物の役割を理解しながら学ぶことがポイントです。
応用力を高める参考書
基礎を固めたら「日本史論述問題集」や「日本史100題」に挑戦しましょう。これらの教材は難関大学レベルの論述や応用問題を通じて、知識を深め、論理的に説明する力を育てます。
日本史学習に効果的な使い方
- 定期的な復習を取り入れる
- 段階的に進める(基礎→応用)
- 過去問を活用して傾向をつかむ
一度に全てを覚えるのではなく、学んだ内容を短いサイクルで繰り返すことが大切です。さらに過去問を解くことで、実際の試験形式や時間感覚に慣れ、本番での得点力が向上します。
まとめ:自分に合った日本史参考書で合格を目指そう
日本史は基礎から応用まで段階的に進めることが合格へのカギです。今回紹介した5冊は幅広いレベルに対応しており、自分の学習スタイルに合わせて活用できます。計画的に学習を進め、志望校合格を確実に狙いましょう。