大学受験で数学は得点源にしやすい科目ですが、参考書選びに迷う受験生も多いはずです。
基礎を固めるのか、応用力を伸ばすのか、志望校の試験傾向に合わせて選ぶことが合格への近道です。
この記事では、基礎から難関大対策まで、受験生に最適な数学参考書をランキング形式で紹介します。さらに、効率的な使い方や自分に合った選び方のポイントも解説します。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
2020年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去3年間で国公立大学合格85名。
高1から入会者は国公立大学合格率93%
高2から入会者は国公立大学合格率86%
高3の4月から入会者は国公立大学合格率73%。
スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
はじめに
数学の参考書を選ぶ際には、まず自分の学力レベルを把握することが重要です。基礎力が不足している場合は、基礎を固めるための参考書を選ぶことが第一歩です。基礎がしっかりしていないと、応用問題に取り組んでも理解が浅くなりがちです。特に数学は、公式をただ暗記するのではなく、問題を解きながら理解を深めていく科目なので、練習問題が豊富に含まれた参考書を選ぶと効果的です。また、応用力を高めたい場合は、難易度の高い問題が収録されている参考書を選びましょう。さらに、受験する大学の試験傾向に合わせた対策も必要です。共通テスト対策には、マークシート形式に対応した参考書、個別試験には記述式問題に対応したものを選ぶと良いでしょう。こうしたポイントを押さえた参考書選びが、大学受験成功への近道となります。
大学受験に最適な数学参考書おすすめランキング20選
1 基礎から標準レベル
- 青チャート(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
網羅的な問題集。基礎から応用まで対応した参考書。 - 黄チャート(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
青チャートより基礎重視。基本問題の徹底理解を目指す。 - Focus Gold(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
論理的思考を養う問題が豊富。難関大志望者向け。 - 重要問題集(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
基本から応用まで網羅。過去問を重視した構成。 - 1対1対応の演習(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
個別対応の解説が特徴。丁寧な指導が魅力。 - 大学への数学 上級問題精講
難関大志望者向け。応用力を鍛える高度な問題を収録。 - プラチカ(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
難関大対策に特化。入試直前の実践問題が豊富。 - システム数学
基礎から応用まで、幅広いレベルに対応した定番参考書。 - 基礎問題精講(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
基礎を固めたい受験生向け。丁寧な解説が特徴。 - 標準問題精講(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
標準レベルの問題を収録。基礎から発展まで対応。
2 応用から難関大対策
- 理解しやすい数学
分かりやすい解説が特徴。初学者にも優しい参考書。 - 大学入試 数学の点数が面白いほど取れる本
独自の解説で、苦手克服に役立つ。基礎重視。 - 合格る計算(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
計算力を重点的に強化する問題集。短期間で力を伸ばせる。 - 赤チャート(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
最も難易度が高い。難関大志望者向けの厳選問題。 - 標準問題集(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
標準レベルをカバー。基礎を固めながら実力アップ。 - 一問一答 数学の問題集
スキマ時間を活用できる形式。効率よく学習可能。 - 速攻計算(数学Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ)
計算力を素早く鍛える問題集。時間を意識した対策に最適。 - これでわかる数学シリーズ
基礎をしっかり学びたい初学者向け。解説が丁寧。 - 難関大攻略 数学問題集
難関大対策に特化。実践力を養う高度な問題を収録。 - 数学全範囲 総まとめ問題集
全範囲を網羅した総復習用。直前対策に役立つ。
自分に合った参考書の選び方
参考書選びは、自分の目標や弱点に合わせて慎重に行うことが大切です。数学が苦手な人は、まず基礎を固めるための簡単な問題集を選び、問題を繰り返し解くことで基礎力を高めることが重要です。一方、得意科目としている人は、応用力を養うために難しい問題集を選びましょう。さらに、志望校の試験傾向に合った参考書を選ぶことも大切です。国公立大学では記述式の問題が多いため、記述力を養える参考書を選ぶと効果的です。また、私立大学の入試では、多くの場合選択式の問題が出題されるため、その形式に対応した問題集を使って訓練することが求められます。
効率的な参考書の使い方
参考書を使って学習する際には、ただ読むだけでなく、実際に問題を解くことが重要です。特に数学は、解いた問題を振り返り、間違えた箇所をしっかりと復習することが大切です。間違えた問題は、なぜ間違えたのかを自分で分析し、同じミスを繰り返さないように心がけましょう。また、時間配分を意識しながら問題を解く練習も必要です。試験本番では、限られた時間内で多くの問題を解く必要があるため、日頃から時間を意識して学習を進めることが大切です。
継続的な学習で成功をつかむ
最後に、数学の学習は一朝一夕で結果が出るものではありません。日々の積み重ねが重要です。毎日少しずつでも問題を解く習慣をつけることで、着実に力をつけることができます。また、定期的に復習を行うことで、記憶に定着しやすくなります。最初は理解が難しいと感じるかもしれませんが、諦めずにコツコツと学習を続けることが、大学受験成功の鍵となります。