あなたは、今、何を感じていますか?
受験生であるお子さんにたった7日間で何をしてあげられるでしょうか
国公立大学の二次試験まで、残り7日間。
この文章を読んでいるあなたは、今、どんな気持ちでいるでしょうか。不安で押しつぶされそうになっているかもしれません。「もっと早くから勉強しておけばよかった」と後悔しているかもしれません。あるいは、「本当に合格できるのだろうか」という恐怖と戦っているかもしれません。
保護者の皆様も同じです。我が子の緊張した表情を見て、何か声をかけたいけれど、何を言えばいいのか分からない。励ましの言葉が逆にプレッシャーになるのではないかと心配し、結局何も言えずにいる。そんな日々を過ごされているのではないでしょうか。
私は、この30年近く、何百人もの受験生と保護者の方々を見てきました。そして、この最後の7日間こそが、人生を変える決定的な時間であることを知っています。この7日間の過ごし方が、合否を分けるのです。
今日は、あなたに伝えたい。最後の7日間で本当にやるべきことを。そして、あなたがこれまで積み重ねてきた努力を、確実に合格という結果に結びつける「戦略」を。
最後の7日間、多くの受験生が犯す致命的な過ち
まず、あなたに知ってほしいことがあります。それは、最後の7日間に多くの受験生が犯してしまう、致命的な過ちについてです。
「不安だから、新しい問題集に手を出す」
これは最悪の選択です。今から新しい知識を詰め込もうとすると、頭の中が混乱し、これまで積み上げてきたものまで崩れてしまいます。家を建てるとき、完成間近になって急に新しい材料を積み上げたらどうなるでしょうか。構造が不安定になり、むしろ崩壊の危険が高まります。受験勉強も同じなのです。
「すべての科目を完璧にしようとする」
残り7日間で、すべてを完璧にすることは不可能です。しかし、多くの受験生がこの罠に陥ります。そして、あれもこれもと手をつけた結果、どれも中途半端になり、自信を失ったまま試験当日を迎えてしまうのです。
試験時間は限られています。すべての問題を完璧に解く必要はありません。100点を取ることではなくて、合格することが目的なのです。
「睡眠時間を削って勉強する」
「最後だから」と、夜中まで勉強する受験生がいます。しかし、これは完全に逆効果です。睡眠不足は判断力を鈍らせ、記憶の定着を妨げます。試験当日に最高のパフォーマンスを発揮するためには、むしろ今こそ、しっかりとした睡眠が必要なのです。
私は、こうした過ちを犯した受験生たちが、本来の実力を発揮できずに不合格になる姿を、何度も見てきました。そのたびに、心が痛みました。「もっと早く正しい戦略を伝えられていたら」と。
だからこそ、今、あなたに伝えたいのです。最後の7日間の正しい過ごし方を。
合格する受験生が最後の7日間にしていること
スカイ予備校から難関国公立大学に合格していった生徒たちには、共通する行動パターンがあります。彼らは最後の7日間、決して闇雲に勉強していたわけではありません。明確な「戦略」を持って、計画的に準備していたのです。
【戦略1】 得点源を確実にする「守りの戦略」
最後の7日間は、新しいことを学ぶ時間ではありません。これまで積み上げてきた知識を、確実に得点に結びつける時間です。
具体的には、過去に解いた問題の中で「確実に解けるはずなのに、ミスをした問題」だけを徹底的に復習します。計算ミス、読み違い、時間配分の失敗。こうした「防げるはずの失点」を完全にゼロにするのです。
ある生徒は、この戦略によって、本番で20点分の失点を防ぎました。新しい難問を解けるようになるよりも、確実に取れる問題を落とさない方が、はるかに合格に近づくのです。
特に理系科目などはしっかりと計算ミスをしていないか、検算(見直し)の習慣をつけましょう
【戦略2】 試験当日のシミュレーションを繰り返す
最後の7日間、毎日、試験当日と全く同じ時間帯に、全く同じ科目を、全く同じ時間配分で解く練習をしてください。
なぜか。それは、あなたの脳と体に「本番のリズム」を刻み込むためです。
試験当日、多くの受験生は緊張で頭が真っ白になります。しかし、何度もシミュレーションを繰り返していれば、体が自動的に動きます。「この時間帯は、この科目を、この順番で解く」という流れが、体に染み込んでいるからです。
実際、スカイ予備校のある生徒は、このシミュレーションによって、試験当日に全く緊張せず、むしろ「いつもの練習と同じだ」という感覚で落ち着いて解答し、見事合格を勝ち取りました。
【戦略3】 「捨てる勇気」を持つ
これは、最も重要で、最も難しい戦略です。
残り7日間で、あなたは「何を捨てるか」を決断しなければなりません。すべてを完璧にすることはできない。ならば、何を捨て、何に集中するか。この判断が、合否を分けます。
志望校の配点を見てください。最も配点の高い科目、最も得点しやすい分野はどこですか? そこに、残された時間のすべてを集中させるのです。
私が指導したある生徒は、数学が苦手でした。しかし、志望校の配点を分析すると、英語と小論文で全体の70%を占めていることが分かりました。そこで、最後の7日間は数学を完全に捨て、英語と小論文だけに集中しました。結果、英語で9割、小論文で8割を取り、数学が5割でも合格できたのです。
これが、戦略です。感情ではなく、データに基づいて冷静に判断する。これこそが、合格への最短距離なのです。
保護者の皆様へ ―最後の7日間、あなたにできること―
お子様の受験を見守る保護者の皆様。あなた方もまた、不安な日々を過ごされていることでしょう。
「何か言ってあげたい」「励ましてあげたい」「力になりたい」――その気持ちは、痛いほど分かります。しかし、この最後の7日間、保護者の方に本当にしていただきたいのは、実は「何もしないこと」なのです。
正確に言えば、「余計なことをしないこと」です。
「頑張って」と言わないでください。 お子様は、もう十分に頑張っています。これ以上頑張れと言われても、プレッシャーになるだけです。
「大丈夫?」と聞かないでください。 大丈夫かどうか、本人が一番分かっています。この質問は、不安を増幅させるだけです。
「落ちたらどうする?」という話題は絶対に出さないでください。 最悪の結果を想像させることは、パフォーマンスを著しく低下させます。
では、何をすればいいのか。
答えはシンプルです。「いつも通りでいること」です。
いつも通りの食事を作る。いつも通りの時間に「おやすみ」と言う。いつも通りの日常を、淡々と維持する。それが、お子様にとって最大の安心感になります。
そして、もし何か言葉をかけるとしたら、こう言ってあげてください。
「あなたがここまで頑張ってきたこと、全部見てたよ。結果がどうであれ、あなたを誇りに思う」
この言葉が、どれほどお子様の心を支えるか。私は、何度もそれを目撃してきました。
あなたは、もう十分に強い
受験生の皆さん。あなたに伝えたいことがあります。
あなたは、もう十分に強い。
ここまでの道のりを思い出してください。どれだけの夜を、机に向かって過ごしましたか。どれだけの問題を解きましたか。どれだけの不安と戦いましたか。
あなたは、すでに多くのものを乗り越えてきました。その事実を、決して忘れないでください。
試験当日、問題用紙を開いたとき、もしかしたら見たこともない問題が出るかもしれません。焦るかもしれません。不安になるかもしれません。
でも、思い出してください。あなたは、これまで何度も困難を乗り越えてきた。そのたびに、成長してきた。だから、試験当日も同じです。冷静に、戦略的に、一問一問を確実に解いていけばいい。
受験前に、親ができる事は「子どもを信じることだけ」
あなたの努力は、決して裏切らない。
私は、この言葉を信じています。そして、これまで指導してきた何百人もの生徒たちが、この言葉を証明してきました。
そして、当日の試験を受けて帰ってくるまで、見守ってあげて下さい
最後の7日間の具体的な行動計画
では、具体的に何をすればいいのか。最後に、明日から実践できる「7日間の戦略」をお伝えします。
【7日前〜5日前】 守りの完成
- 過去問の見直し(解けたはずの問題のミスをゼロにする)
- 志望校の出題傾向の最終確認
- 試験時間と同じスケジュールでの模擬演習
【4日前〜3日前】 本番シミュレーション
- 試験当日と同じ時間帯に演習
- 時間配分の最終調整
- 解答用紙への記入練習(意外と重要です)
【2日前〜前日】 心と体の調整
- 新しい問題は解かない
- 確認したいポイントだけをノートで見直す
- 早めに就寝し、十分な睡眠を取る
- 試験会場へのルートと所要時間の最終確認
【試験当日】
- いつも通りの朝食
- 早めに会場入りし、トイレの場所を確認
- 開始30分前までは参考書を見ない(余計な不安を生むだけ)
- 「自分はやれることをすべてやった」と自分に言い聞かせる
最後に ―あなたの物語はこれから始まる―
最後の7日間。それは、あなたのこれまでの努力を結実させる、最も大切な時間です。
でも、同時に覚えておいてください。大学受験は、ゴールではありません。あなたの人生という長い物語の、ほんの一つの通過点に過ぎないのです。
合格しても、不合格でも、あなたのお子さんの価値は変わりません。この受験を通じて、あなたのお子さんは計画を立てる力、困難に立ち向かう力、自分を信じる力を手に入れました。それは、これから先の人生で、何度もあなたを救ってくれる、かけがえのない財産です。
だから、恐れないでください。この最後の7日間を、戦略的に、そして自分を信じて、一歩一歩進んでいってください。
あなたなら、できる。お子さんならできる。
私は、あなたを信じています。
そして、あなた自身も、自分を信じてください。
スカイ予備校 校長 五十嵐
追伸: もし、この最後の7日間に不安や迷いを感じたら、いつでもスカイ予備校に相談してください。私たちは、最後の最後まで、あなたの合格を全力でサポートします。一人で抱え込まないでください。あなたには、味方がいます。


