模試判定だけでは不安の残る高校生へ「この判定、本当に合ってる?」と悩んだときの模試の正しい活用法
模試の結果が返ってきた日。
封筒を開ける瞬間のドキドキ、判定欄を見たときのあの感覚――きっとあなたも何度か味わってきたはずです。
A判定が出れば「このままいけるかも」と少しホッとする一方で、「でも、本番で落ちる人もいるって聞くし…」という不安も頭をよぎる。
CやD、E判定が並んでいるときには、「やっぱりこの大学は無理なのかな」「今から逆転なんて本当にできるの?」と、胸の奥がぎゅっと苦しくなる。
本来、模試判定は「現時点での合格可能性」を数字やアルファベットで示した“参考データ”にすぎません。
それなのに、たった一枚の結果用紙が、まるで自分の未来そのものを決めてしまう“判決文”のように感じてしまう
そこから
「信じたいけど信じ切れない」
「信じたくないのに頭から離れない」
という、厄介なモヤモヤが生まれます。
この“模試判定への不信感”は、単にメンタルが弱いからでも、気にしすぎなだけでもありません。
そこには、受験生が共通して抱えがちな心理的なクセと、模試という仕組みそのものが持つ「限界」が深く関わっています。
この記事では、
なぜ模試判定を“信じ切れない”と感じてしまうのか
判定と実際の合否がズレる理由は何なのか
そして、模試を「落ち込む材料」ではなく「戦略の武器」に変えるにはどうすればいいのか
を、丁寧に解きほぐしていきます。
2025.12.28
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