【推薦入試】茨城大学 教育学部 教科教育コース 言語・社会教育系 国語選修(小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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茨城大学 教育学部 教科教育コース 言語・社会教育系 国語選修の小論文対策

[令和5年度 学校推薦型選抜]

問題 詩歌が言語感覚をどのように育成するか。自分自身の経験を踏まえて、あなたの考えを書きなさい。(800字以内)

ポイント

採点基準

(条件適合)
・詩歌についての体験的考察がなされている。
・詩歌と言語感覚の関係が適切に捉えられている。
(文章構成)
・八〇〇字という枠内で、適切な段落構成、 記述内容のまとまりをもって書けている。
・序論と結論の整合性がとれているなど、全体的論理構成が適切である。
(記述表現)
・統一的文体、文のねじれがない、適切な表現がされている。
・高校卒業程度の十分な日本語記述能力がある。
(内容)
・国語教育における詩歌の役割を理解していると感じられる。
・国語教育に関わろうとする意欲が感じられる。

<茨城大学の公開内容からの引用>

小論文過去問題解説

この種の問題に取り組む際の考え方は、いくつかのステップに分けて考えることが効果的です。以下は、問題にアプローチするための基本的なステップと考え方のポイントです。

1. 問題を理解する:問題文を注意深く読み、問題が何を求めているのかを理解します。この場合、詩歌が言語感覚をどのように育成するかについて自身の経験を交えて述べることが求められています。

2. 自身の経験を洗い出す:どのような詩歌が言語感覚を発展させる手助けをしたか、またそれにどのように影響されたかを考えます。具体的な経験や感情を思い起こし、それを言語化することが重要です。

3. 具体例を挙げる:抽象的なアイディアを支えるために、具体例や体験を挙げます。自身の経験や感じたことに基づいて、具体的な詩や詩歌の一部を引用することで、論理的かつ説得力のある論考を構築することができます。

4. 汎用性を考慮する:自身の経験を通して得た洞察を、一般的な原則や普遍的な考え方に結びつけます。他の人が同様の経験を共有できるような視点や洞察があれば、それを強調します。

5. 論理的な構成:論文やエッセイのような形式を考慮して、論点を明確にし、段落を整理して論理的な流れを構築します。始めに導入、本体で主題を展開し、最後に締めくくりを加えることで、文章全体が統一感を持ちます。

6. 文章の精緻化:表現力豊かな言葉や適切な表現を選び、冗長さを避けながらも十分な詳細を提供します。言葉選びや文章構造に工夫を加え、読み手にわかりやすく、かつ感動を与える文章に仕上げます。

これらのステップを踏むことで、問題に対して深い理解と洗練された論考を構築することができます。自身の経験を元に、独自の視点や洞察を加えることで、問題に対する深い理解と魅力的な文章を生み出すことができます。

茨城大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
水戸キャンパス
茨城県水戸市文京2-1-1
JR常磐線「水戸」駅から茨城交通バスで約25分、
「茨大前」下車
阿見キャンパス
茨城県稲敷郡阿見町中央3-21-1
JR常磐線「土浦」駅から関東鉄道バスで約20分、
「茨大前」下車 
日立キャンパス
茨城県日立市中成沢町4-12-1
JR常磐線「日立」駅から茨城交通バスで約20分、
「茨大前」下車 
JR常磐線「常陸多賀」駅から茨城交通バスで約20分、
「茨大前」下車 

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茨城大学の入試傾向

茨城大学の入試は前期日程と後期日程があり、各学部で異なる傾向が見られます。一般的に、共通テストの得点が大きなウェイトを占めており、特に前期日程では個別学力検査も影響を与えます。例えば、工学部や農学部では共通テストの英語や理科が重視され、対策が求められます。

対策としては、まず共通テストにしっかりと備え、高い偏差値を目指すことが不可欠です。共通テストの英語、数学、理科などの科目ごとに対策を検討し、模擬試験を繰り返すことが効果的です。また、学部ごとに個別学力検査がある場合は、その科目にも重点的に対策を進める必要があります。例えば、教育学部や人文社会科学部では英語や小論文に焦点を当てた対策が求められます。

面接が行われる学部もあるため、自己表現力や志望動機を十分に準備することも大切です。過去の入試問題や模擬面接を通じて、自分の強みや意欲をアピールできるように心得ておくと良いでしょう。

総じて、入試はバランスよく準備することが鍵となります。共通テストの重要性を理解し、学部ごとの特徴に応じた戦略的な対策を検討することで、合格への道が開けるでしょう。

茨城大学の募集コース

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人文社会科学部(定員数:360人)

現代社会学科(定員数:130人)

現代社会学科には以下の2メジャーがある。
・メディア文化メジャーでは、新聞、放送、インターネット、マンガ、音楽などの現代メディアの特質と、メディアによってつながる現代の社会や文化について学ぶ。情報を的確に読み解く能力を高めるだけでなく、取材、執筆、コンテンツ制作などの情報発信技術を実践的に養う。
・国際・地域共創メジャーでは、グローバル化した国内外の「地域」を、社会学、地理学、政治学、国際学により理解し、高い調査・分析・提案能力を養う。地域志向と国際志向を両立したフィールドワークや行政・市民との連携授業により、まちづくりや多文化共生といった課題への対応を考える。

法律経済学科(定員数:120人)

法律経済学科には、以下の2メジャーがある。
・法学メジャーでは、法律を学び、憲法改正論、えん罪事件、子どもの虐待といった現代社会の諸課題を法的にどう解決すべきかを考える。行政学などの関連分野も専門として学ぶ。法学検定試験の受験を前提とした授業も取り入れ、法的思考力を磨く。
・経済学・経営学メジャーでは、グローバル化した経済活動の仕組みや市場の役割、企業活動の意義について、経済学や経営学の理論と実践の双方から幅広く学ぶ。経済の政策・制度や企業の管理・会計手法を学ぶことで、地域経済や中小企業の課題を統合的に理解することを目指す。

人間文化学科(定員数:110人)

人間文化学科には、以下の3メジャーがある。
・文芸・思想メジャーでは、文学、哲学、言語学など人間の感情と思想に寄り添ってきた最古の学問領域を学ぶと同時に、「ことば」のセンスを磨き、駆使する能力を深めることで、人々の幸福、理想、誇り、生きがいとは何かについて、人々とともに考える力を養う。
・歴史・考古学メジャーでは、古今東西の人類の歩みを見つめ、未来を見通す力を磨くため、歴史学と考古学を総合的に学ぶ。「歴史的思考力」を育み、文化遺産を生かしたまちづくりなどで、長期的な視野から地域の将来像を描き提案できる力をつける。
・心理・人間科学メジャーでは、認知、感情、発達、社会、臨床といった心理学の諸領域を学び、人間の心の働きや行動について理解を深めるとともに、比較文化、比較文明という観点から人間文化の多様性と共通性を学ぶ。観察、面接、実験、心理検査やフィールドワークといった技法習得も重視する。

教育学部(定員数:275人)

学校教育教員養成課程(定員数:240人)

教育実践科学コース(定員数:26人)

教育実践科学コースでは、今日の教育現場で求められている実践的指導力を身につけた教員の養成を行う。学校教育の特性と問題点を理解し、児童・生徒の支援と学習指導について学ぶ。

教科教育コース 言語・社会教育系 国語選修

教科教育コースは、言語・社会教育系(国語・社会・英語)、理数教育系(数学・理科)、音楽教育系(音楽)、美術教育系(美術)、保健体育教育系(保健体育)、生活科学教育系(家庭)、技術教育系(技術)で構成されている。

教科教育コース 言語・社会教育系 社会選修

教科教育コース 言語・社会教育系 英語選修

教科教育コース 理数教育系 数学選修

教科教育コース 理数教育系 理科選修

教科教育コース 音楽教育系 音楽選修

教科教育コース 美術教育系 美術選修

教科教育コース 保健体育教育系 保健体育選修

教科教育コース 生活科学教育系 家庭選修

教科教育コース 技術教育系 技術選修

特別支援教育コース(定員数:20人)

特別支援教育コースでは、小学校教員に必要な学習に加えて、障害のある子どもたちの教育の基礎を学ぶ。

養護教諭養成課程(定員数:35人)

養護教諭養成課程は、子どもたちの心身の健康を保持・増進し、教育の支援を行う養護教諭の養成を目指す。医学・看護学に関する科目と教育・保健に関する科目を学ぶ。

理学部 理学科(定員数:205人)

数学・情報数理コース

数学・情報数理コースには、代数学、幾何学、解析学を柱とする数学を深く学ぶ「数学プログラム」と、情報数理の論理とコンピュータ科学・データ科学の手法を学ぶ「情報数理プログラム」がある。

物理学コース

物理学コースでは、素粒子物理学(理論・実験)・物性物理学(理論・実験)・宇宙物理学(理論・観測)の領域を対象とする。現代物理学の専門知識と方法を修得し、物事を論理的・体系的に把握し、さまざまな課題について、実験や演習、ゼミなどを通じて取り組んでいく。

化学コース

化学コースでは、現代化学の基礎となっている有機化学、無機化学、生化学、分析化学、物理化学を、講義・演習・実験が一体となった学修法で学ぶ。

生物科学コース

生物科学コースでは、基礎生命科学・多様性生物学の両分野の学習により、生命現象の根底にある遺伝情報の発現と制御、発生の仕組み、細胞の多様な能力、生物の進化、生物と環境との関わりなどについての理解と、生物学上の未解決の問題を解明するための基礎能力を身につけることを目指す。

地球環境科学コース

地球環境科学コースの「地球惑星科学プログラム」では、地球環境問題や、地球における多様な自然現象についての専門知識を身につける。「地球科学技術者養成プログラム」では、環境保全や自然の持続的開発・防災といった地球科学分野の専門技術者を養成するための教育を行う。同プログラム修了者には技術士補相当の資格が与えられる。

学際理学コース

学際理学コースでは、宇宙、物質、生命の成り立ちや、機能、性質について、物理学、化学、生物科学、地球環境科学などを基礎に、総合的に学ぶため、「学際理学P」「学際理学C」「学際理学B」「学際理学E」の4つのプログラムがある。どのプログラムも主履修分野と副履修分野からなり、それぞれに対応する科目群で構成される。主履修分野の選択は、原則として2年次進級時に行う。

工学部(定員数:505人)

機械システム工学科(定員数:130人)

機械システム工学科では、多様な問題の解決に意欲的に取り組むことができ、持続可能な循環型社会を見据えた「ものづくり」を担えるエンジニアの養成を目指す。演習形式の授業で応用力を身につけ、実験・実習を通して物理的感覚とコンピュータとメカ技術の融合分野の知識を養う。なお、既存の機械システム工学科フレックスコースは2024年募集停止予定。

電気電子システム工学科(定員数:125人)

電気電子システム工学科では、IoT(モノのインターネット)など、電気電子工学と情報通信工学を融合した分野に対応できる技術者を養成する。また、電気エネルギー、電気・電子機器、通信システムなど、広い範囲の知識を提供し、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせて扱う能力を育む。学生は3年次からエネルギーシステムプログラムとエレクトロニクスシステムプログラムに分かれる。

物質科学工学科(定員数:110人)

物質科学工学科では、金属、有機・無機物質、高分子、生体物質、生体材料など多岐にわたる物質の構造と機能を原子・分子レベルで理解し、新しい物質や材料の設計・製造およびハイブリッド化への応用を図ることができる研究者・技術者の育成を目指す。3年次からは、材料工学プログラム、応用化学プログラム、生命工学プログラムのいずれかを選択し、他プログラム科目も横断的に学ぶことで、多様な物質に対応可能な素養を身につける。

情報工学科(定員数:80人)

情報工学科では、コンピュータとネットワークの未来社会を創造し革新するため、さまざまな分野のソフトウェア技術を学ぶ。情報社会のあらゆる分野で活躍し貢献できることを目標に、国際的標準カリキュラムに基づいたコンピュータサイエンスの講義・演習・実験・卒業研究を通して、学問的基礎や技術を中心に、進化し続ける情報工学の最先端を切り開くための考え方や、論理的に思考し表現できる能力などを身につける。

都市システム工学科(定員数:60人)

都市システム工学科では、「安全の創造」に向けて、地震などの自然災害に対する防災や、強くてしなやかな土木・建築技術を学ぶ。また、「環境の創造」に向けて、地球温暖化や水質汚染などの現象と対応策を学ぶ。さらに「快適の創造」に向けて、建築・都市計画などを学ぶ。そして、これら3つの要素を総合的にシステム化することを学ぶ。2年次から社会基盤デザインプログラムと建築デザインプログラムに分かれる。

農学部(定員数:160人)

食生命科学科(定員数:80人)

食生命科学科では、「1次産業から3次産業までをつなぐ教育・研究」をテーマに、生命科学や食品の加工、流通、安全性に関する知識・技能を修得。生物機能の高度利用や安全な食料・食品の生産、供給を通じて、さまざまな食料問題を解決するための能力や、食品分野で国際的に活躍できる思考力を身につける。国際食産業科学とバイオサイエンスの2コース制。

国際食産業科学コース

バイオサイエンスコース

地域総合農学科(定員数:80人)

地域総合農学科では、「1次産業から3次産業の循環を総合的に理解する教育・研究」をテーマに、地域の食や農に関する生産から販売までの一貫した知識・技能、地域社会の抱える課題を包括的に把握し、創生・発展につながる思考力・行動力を養い、地域産業振興に貢献する力を総合的に身につける。農業科学と地域共生の2コース制。

農業科学コース

地域共生コース

地域未来共創学環(定員数:40人)

2024年新設予定の学環。
ビジネスとデータサイエンスを中心とした分野・文理横断型の学びから、地域課題の解決や、新たな価値創出に挑戦する実践的な人材を養成する。
そのため、全ての学生が「ビジネス(経済・経営)」と「データサイエンス」を学び、さらに2年次には、ビジネス(経済・経営)をより深く学ぶための「地域ビジネスデザインプログラム」か、データサイエンスをより深く学ぶための「地域創生データサイエンスプログラム」を選択し、専門性を高める。
また、他大学ではほとんど例のない「コーオプ実習」と呼ばれる新しい実習を特徴とする。この実習では、1か月以上にわたり、茨城県内の企業や自治体で実際に働くなかで、大学で学んだ知識・能力を応用し、高い実践力を身につける。実習内容は大学と実習先が協働して設計する。授業としての単位が付与されるだけでなく、実習先の社員・職員として業務に従事し、給与も支給される。
カリキュラムには、分野・文理を横断した幅広い「課題探究科目」を設置。学生自身が探究する課題や進路を見据えて、自ら選択履修することができる。

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