多くの中学生が経験することになる高校受験、早めの準備が望ましいことは
当然ですが、様々な事情で対策が中学3年生の12月からになるという方もいるかもしれません。
中には、やむを得ない事情がある場合もあるでしょう。
「12月からのスタートで間に合うか不安」という声もあがると思います。
この記事では「中学3年生の12月に受験対策を本格的にスタートする」というケースを想定して、
短期集中で高校受験に臨む際に抑えておきたいポイントをまとめました。
高校受験対策に短い期間で集中して効果をあげるには、
「合格すること」にフォーカスした現実的なアプローチが必要です。
この記事を参考に諦めずにチャレンジしてください。
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記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
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高校受験対策の原則は早めに始める
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高校受験対策の原則は早めに始めることですが、
様々な事情で12月まで本腰を入れることができなかったという方もいらっしゃるでしょう。
「部活に熱中しすぎた」
「そもそも高校受験をするつもりではなかった」
「なんとなく後回しにしてしまった」など…。
中には、体調や家庭の事情などやむにやまれぬ事態があったという方もいるかもしれません。
高校入試は早い学校では1月上旬に、遅い学校でも3月上旬には行われます。
よって、12月に受験勉強をスタートするとなると、
短期決戦・突貫工事での勉強になります。
険しいの数ヶ月になることは間違いありませんが、
ポイントポイントを抑えて勉強に取り組むことで
限られた時間の中での力を発揮することができるでしょう。
12月から間に合わせるための必須条件
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志望校までの学力を正しく判断する
高校の試験が行われるのは、都道府県や各学校によって異なりますが
1月上旬からから3月上旬にかけてです。
今から基礎的な問題に腰を据えて取り組むなどして
実力や偏差値を延ばすのは、あまり現実的ではありません。
この頃から受験勉強に取り組むのであれば、
「今の実力+α(プラス・アルファ)」の学力を射程圏内と考えるのが現実的でしょう。
よって今の自分の実力を模試や過去問、問題集を用いて把握しましょう。
![五十嵐塾長](https://sky-yobiko.net/wp-content/uploads/2022/06/(左吹き出し)五十嵐写真02.png)
学校の進路指導担当の先生や塾講師にアドバイスをもらうのもオススメです。
必要な場合は志望校変更
上述した通り、多くの高校入試は1月上旬からから3月上旬にかけて行われます。
もしあなたに「◯◯月に入試があるXX高校にどうしても挑戦したい!」という
強い意志があるならば、脇目も振らずその入試対策に集中しましょう。
一方で、志望校を変えても良いというのであれば、
現実的な手段としてできるだけ遅い時期に入試を行う
高校にターゲットを絞るのもオススメです。
学校によって締切の期日や提出する書類は異なります。
保護者や進路指導の先生、塾講師など
信頼できる大人のアドバイスも受けて取り組みましょう。
偏差値や、志願できる期間を現実的に考えて、
必要に応じて志望校を変えることも勇気をもって行いましょう。
自分の学力や時間的制限などを鑑みて志望校を検討・変更することは
決してダメなことや恥ずかしいことではありません。
モチベーションを下げずに勉強する
この頃はまさに短期決戦の真っ最中です。
この頃に限った話ではありませんが、勉強においてはその内容の理解だけでなく、
モチベーションをキープすることも極めて大切な要素です。
勉強をしていると
「もっと早くから初めておけばよかったな」
「高校の授業についていけるだろうか」
「勉強していることが身についているだろうか」
など様々な不安が頭をよぎると思いますが、
今は落ち込んでいる場合ではありません!
そういった根本的な疑問に取り組んだ内省したりするのも大切なことですが、
今のところは受験に合格することだけを見据えて勉強に取り組みましょう。
目の前のことに一生懸命取り組んでいると、
落ち込んだり考え込んだりしなくて済むものです。
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冬は寒かったり日照時間が短かったりと、ただでさえ気分が落ち込みがちです。
いつにもましてメンタルのケアを心がけましょう。
12月から始めるときに優先する3つの勉強
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過去問から取り組む
過去問を中心に据え、「その高校に合格する学力を身につける」ことにフォーカスしましょう。
勉強は受験のためだけにあるもの…ではありませんが、
いまは受験のための勉強に特化しましょう。
突貫工事のいまにおいては、まず沢山の問題をざっと解いてみて
「全く歯が立たない問題」
「大体は分かる問題」
「すぐに解ける問題」
のように分類しましょう。
「すぐに解ける問題」は受験本番に忘れないようにするくらいにとどめ、
「大体は分かる問題」の対策に力を入れましょう。
「全く歯が立たない問題」も解けるようになれば
しめたものですが、はじめからこれに挑戦するのは無謀かもしれません。
「すぐに解ける問題」を解くテクニックを忘れないようにキープしつつ、
「大体は分かる問題」が解けるように取り組んでいるうちに、
「全く歯が立たない問題」が解けるようになるというパターンがオススメです。
基本問題を中心に取り組む
受験問題は基本的な問題と応用的な問題が混ざっています。
短期決戦においては、
応用的な問題に沢山取り組んで高い点数を取りに行くというよりは、
基本的な問題を決して落とさないことを意識しましょう。
例えば、
漢字の読み書き
シンプルな計算問題
英単語(英語から日本語/日本語から英語)の問題
といった基本的な問題は、どんな試験でも大抵出題されます。
こういった問題は確実に得点源にしましょう。
暗記を徹底して行う
暗記ばかりの勉強はしばしば退屈なものになってしまいがちですが、
確実に点数を取るという視点では、暗記問題はむしろチャンスです。
また、暗記が通用する問題は基本的な問題である事が多く
基本問題の勉強が暗記問題対策に繋がり、
暗記問題の勉強が基本問題対策に繋がります。
漢字の書き取り、英単語、年号や物質の名前など、
スキマ時間でも対策ができるものが多いのも特長です。
バスや電車の移動時間、休み時間といったスキマ時間も上手に使って
暗記問題を確実に得点源にしましょう。
まとめ
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中学3年生の12月に高校受験対策をスタートする際のコツについてまとめました。
短期集中となる数ヶ月、困難にぶつかることもあるでしょうが、
限られた時間の中で現実的なゴールを設定して、
そこに向かって効率よく努力するという経験は
貴重な体験になるはずです。
努力はきっとあなたの味方になります。
最後まで頑張りましょう!