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- 岩手大学農学部の概要
- 2022年 120分 1000字 300点/1200点 共同獣医のみ200点/1100点(文)
- 2021年 120分 1100字 300点/1200点 共同獣医のみ200点/1100点(文)
- 2020年 120分 1100字 300点/1200点 共同獣医のみ200点/1100点(文)
- 2019年 120分 845字 300点/1200点 共同獣医のみ200点/1100点(文)
- 2018年 120分 1000字 300点/1200点 共同獣医のみ200点/1100点(文)
- 岩手大学農学部への志望理由書や面接対策として理解を深めておくと良い事柄など
- まとめ
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岩手大学農学部の概要
岩手大学農学部(植物生命科学・応用生物化学・森林科学・食料生産環境・動物科学・共同獣医)
岩手大学農学部は、日本初の官立高等農林学校として、1902年に設立された盛岡高等農林学校を前身とする国内でも有数の歴史と伝統を持つ学部です。農学部のこれまでの歴史を紐解くと、盛岡でビタミン(オリザニン)研究を始めた鈴木梅太郎博士、「ヤマセ」と冷害との関係を提示した関 豊太郎博士、植物が作り出す鉄溶解物質「ムギネ酸」を発見した高城成一博士といった錚々たる教授が教鞭をとり、国内外に誇る研究業績を挙げ、また多くの優れた人材を輩出してきました。例えば、冷害の苦難とその克服を描いた「グスコーブドリの伝記」を著した宮澤賢治は関 豊太郎教授に学んだ卒業生の一人です。
農学部は、2016年度に教育体制を刷新し、植物生命科学科、応用生物化学科、森林科学科、農村地域デザイン学コース、食産業システム学コース、水産システム学コースからなる食料生産環境学科、動物科学科、共同獣医学科の6学科3コースを整えました。新しい農学部の教育体制では、分子・細胞レベルから個体・生態系、物質の循環、農林水畜産物の生産・加工・流通や分配、生物生産環境の整備と保全、動物の診断と治療、さらには、地域社会における人間の活動といった多岐にわたる教育と研究を行い、持続的で平和な人類社会の発展に貢献しようとしています。
*(参照)大学の公式HP→ 岩手大学農学部
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
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後期 農学部
(植物生命科学・応用生物化学・森林科学・食料生産環境・動物科学・共同獣医)
2022年 120分 1000字 300点/1200点 共同獣医のみ200点/1100点(文)
Ⅰ [文章](出典)本川達雄著『世界平和はナマコとともに』(阪急コミュニケーションズ,2009年)
問1 傍線部①で著者が考える「多次元的で開放的な論理をもつ科学」とはどのような科学であろうか? 300字以内で述べなさい。
問2 傍線部②の「芸術家のやり方」とはどのような方法か? 具体例をあげながら300字以内で説明しなさい。
Ⅱ [文章](出典)内山節著「戦争という仕事」(信濃毎日新聞社,2006年)
問1 傍線部の筆者が考える「全国的に共通する理由」について100字以内で説明しなさい。
問2 本文を参考に、「これまでの生態系を維持する道」と「人間が手を引いた結果生まれる新しい生態系を受け入れる道」のどちらを選ぶべきとあなたは考えますか。その理由と選択の結果として生じるメリット、デメリットについて300字以内で述べなさい。
2021年 120分 1100字 300点/1200点 共同獣医のみ200点/1100点(文)
Ⅰ 【文章](出典)養老孟司著『ヒトはなぜ,ゴキブリを嫌うのか?〜脳化社会の生き方〜』(扶築社,2019年)
問1 この文章の要旨を200字以内で述べなさい。
問2 この文章を読んで、都市と地方あるいは自然との共存に対するあなたの考えを500字以内で述べなさい。
Ⅱ [文章](出典)横田修一著「化学依存型農業と有機・環境保全型農業は両立できるか」(日本農業普及学会編『農家・農村との協働とは何か 50のテーマから考える協働学入門』農文教プロダクション,2020年)
問1 筆者が傍線部「今後も科学的なアプローチで生産性を向上させる技術が重要であることは間違いない」のように考える理由について100字以内で説明しなさい。
問2 本文を参考に、「化学依存型農業」 と「有機・環境保全型農業」の両立に対するあなたの考えを300字以内で述べなさい。
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2020年 120分 1100字 300点/1200点 共同獣医のみ200点/1100点(文)
Ⅰ [文章](出典)山極寿一著「科学技術発展のリスク A I社会、新たな世界観を」(朝日新聞2018年8月8日付)
問1 傍線部「果たしてAIは人間に明るい未来を約束してくれるだろうか」について、筆者がこのように思う理由について、200字以内で説明しなさい。
問2 本文を参考にして、AI社会と人類のよりよい共存のための方策について、あなたの考えを500字以内で述べなさい。
Ⅱ [文章](出典)中屋敷均著『科学と非科学 その正体を探る』(講談社現代新書,2019年)
問1 科学は生きていると筆者が思う理由について、100字以内で説明しなさい。
問2 100%正しさを保証しない科学と、我々はどのように付き合っていくべきか。本文を参考にして、具体的な例を挙げながら、あなたの考えを300字以内で述べなさい。
2019年 120分 845字 300点/1200点 共同獣医のみ200点/1100点(文)
Ⅰ [文章](出典)松尾義之著『日本語の科学が世界を変える』
問1 傍線部について、日本語で科学ができることが当たり前でないと筆者が思う理由について、125字以内で説明しなさい。
問2 本文を参考にして、日本語で科学することの利点と問題点について、あなたの考えを400字以内で述べなさい。
Ⅱ [文章](出典)寺田寅彦著『学位について』
問1 著者は学位論文の審査についてどのように考えているか、その内容を120字以内で述べなさい。
問2 これから科学を学ぶものとして、傍線部「科学の進歩に伴う研究領域の専門的分化は次第に甚だしくなる」の問題点と解決方法について、あなたの考えを200字以内で述べなさい。
2018年 120分 1000字 300点/1200点 共同獣医のみ200点/1100点(文)
Ⅰ [文章](出典)毎日新聞2016年10月4日社説「大隅氏に医学賞 地道な基礎研究の勝利」
問1 傍線部「地道に積み重ねた基礎研究の成果が認められた意義は大きい」について、筆者はなぜそう思うのか、100字以内で説明しなさい。
問2 研究は基礎研究と応用研究に大別される。基礎研究の意義について、あなたの考えを400字以内で述べなさい。
Ⅱ [文章](出典)アンドリュー・ゾッリ、アン・マリー・ヒーリー共著(須川綾子訳)『レジリエンス 復活力』
問1 本文を参考にレジリエンスを100字以内で定義しなさい。
問2 身近な例を挙げ、レジリエシスを高めるために必要と思われるあなたの考えを400字以内で述べなさい。
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岩手大学農学部への志望理由書や面接対策として理解を深めておくと良い事柄など
岩手大学農学部への志望理由書や面接対策について、以下のポイントが役立つでしょう。
志望理由書のポイント:
- 農学への情熱を示す: なぜ農学部に進学したいのか、農学への情熱や興味を強調しましょう。自身の農業や環境への関心、関連する経験を具体的に説明すると良いです。
- 学部の特徴やカリキュラムに言及: 学部の特徴やプログラムについて調査し、なぜその学部を選んだのかを具体的に説明しましょう。農業、環境科学、食品科学などのカリキュラムに触れると良いです。
- 過去の農学関連の経験とスキルを強調: 過去の農業や環境に関連する経験、自身の研究やプロジェクト、農業に関連するスキルや知識について具体的に示しましょう。
- 将来の展望を説明: 卒業後の将来のキャリアや目標について具体的に説明しましょう。農業経営、環境保護、食品産業などでの将来の役割や志向を示すことが大切です。
面接対策のポイント:
- 自己紹介の準備: 自己紹介は面接の最初に求められることが多いです。自分の農学への興味、関連する経験、志望理由を簡潔にまとめておきましょう。
- 質問への備え: 面接官からの質問に備えて、自分の農業関連の経験、志望理由について具体的な事例を用意しておくと良いです。
- コミュニケーションスキルの訓練: 農学部ではコミュニケーションスキルが重要です。リラックスして話す練習をし、質問に対する明確な回答を心がけましょう。
- 質問の用意: 面接官に質問することは面接の一環です。学部や大学に関する質問を用意し、自分が情報を収集したことを示しましょう。
- タイムマネジメント: 面接の時間は限られていることが多いので、要点を明確に伝えつつ冗長にならないように注意しましょう。
志望理由書や面接で、自分の農学への情熱と学部への興味を誠実に伝え、なぜ岩手大学農学部で学ぶことが自分にとって適切かを具体的に示すことが重要です。また、自己紹介や質問への準備を通じて、自信を持って面接に臨みましょう。
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まとめ
過去問題における傾向を把握しながらも、それらの問題と関係性の深い事柄についても調べるのが良いでしょう。また、出題の題材として、一見、全く違う分野の問題だと思えるような題材が取り上げられることにも気づいたのではないでしょうか? 他分野のことがらに関しても見聞を広げるのはもちろん意義がありますが、それよりも、共通のテーマや意味合いを見つけることに意識を注ぎましょう。「抽象度を上げて、応用する」という感覚です。志望の学部や学科が扱う分野に関わりの深いテーマはもちろん、時事情報なども関連させて考えを深めるとより良いでしょう。