【学校推薦型選抜(Ⅰ型・Ⅱ型)入試】公立鳥取環境大学 令和6年度小論文過去問題と概要

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
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小論文過去問題

R6年度 環境学部 環境学科 学校推薦型選抜(Ⅰ型)

以下は、「ローカルグリーントランスフォーメーション」 KPMG コンサルティング 巽 直樹編著の文章の抜粋(一部改編)である。以下を読んで問いに答えよ。

※本文省略

問1.「スマートグリッド」と「マイクログリッド」はどの様に異なると筆者は言っているか、100字以内でその特徴を対比せよ。

問2.下線(A)で、「スマート」の定義が2000年代半ばから今日に至り変わったと筆者は言っている。どの様に変わったか、100字以内で説明せよ。

問3. 筆者は、下線 (B) の 「エネルギー代金の域内外収支」 を、 前述された対策でどうしで改善できると考えているか、150字以内で説明せよ。

問4. 再生可能エネルギーを用いた電力による脱炭素化を進めると、地域のレジリエンスはどうなっていくか、250字以内で説明せよ。

R6年度 経営学部 経営学科 学校推薦型選抜(Ⅰ型)

次の文章を読み、問に答えなさい。なお、解答の際、句読点「」、()も1字と考えます。

※本文省略

出典: 小林康夫 [2015] 「学ぶことの根拠」 桐光学園+ ちくまプリマー新書編集部編『何のために 「学ぶ」のか』 筑摩書房、162~ 173頁 一部改変)

問1.本文を300字以上400字以内で要約しなさい。

問2. 本文または問1の解答中の表現から重要と考えられるものを3つ選び、 それぞれ「」内に正確に引用するとともに、 それぞれの直後にそれぞれに対するあなたの考え根拠や理由もわかるように述べなさい。

R6年度 環境学部 環境学科 学校推薦型選抜(Ⅱ型)

以下の課題文を読み、問1から問3について答えなさい。

※課題本文省略

出典:「40%がゴミになる 見えない食品ロスを減らせ (C. フリッシュマン / M. メラー 著)」別冊日経サイエンス 253 (2022) より抜粋 (一部改変)

問1. 下線部①の 「食品ロス」 の削減は、 2015年9月の国連サミットで採択された「Sustainable Development Goals (SDGs 持続可能な開発目標)」における17の目標のうち「目標 12 つくる責任、つかう責任」 のターゲットともなっている。「目標 12 つくる責任、つかう責任」 とはどのような目標か、食品ロスの問題と関連づけて200字以内で説明しなさい。

問2. 下線部②では食品廃棄削減の余地はサプライチェーンのあらゆる段階に存在していると述べている。 特に我が国における食品廃棄について、 サプライチェーンの下流にある問題を提起し、あなたが考えるその解決策 (施策や制度など) を400字以内で提案しなさい。

問3. 下線部③に関連し、 単位重量当たりの食品を生産する過程で、 植物性食品よりも動物性食品 (牛肉などの畜産物) の方が温室効果ガスの排出量が高くなる理由について200字以内で記しなさい。

R6年度 環境学部 環境学科 学校推薦型選抜(Ⅱ型)

出題意図・解答

R6年度 環境学部 環境学科 学校推薦型選抜(Ⅰ型)

問1 文章から筆者の論説を引き出す問題。 分中の用語を正しく理解して説明を引き出せるかをみる。

問2:言語注釈が示すように、耳慣れない言語を用いた論説を理解して説明できるかを問う問題。
問1に比べると内容が分かりにくい分、正確に理解できているかが問われる。

問3: (B) にはこれまで言及されていないエネルギー代金や収支に関して唐突に説明されている。
前述された事が代金や地域内収支とどうかかわってくるか想像を働かして解答して欲しい。

問4:脱炭素化の必要性は地球温暖化を回避するためであるが、 同時に、温暖化による電力システムに及ぼす影響を回避するためにレジリエンス強化が必要と筆者は言っている。この論理 (脱炭素化が達成できれば、レジリエンスをことさら強化する必要もない) を論述できるかを問う。 論理的に説明できているかがポイントとなる。

R6年度 経営学部 経営学科 学校推薦型選抜(Ⅰ型)

問題文および設問に書かれた文章の意図を正確に読解する能力と、 その内容に即して自らの考えを論理的かつ適切な分量で表現する能力を具えているかを確認する。

問1. 文章の内容を理解し、 要点をまとめ、 説明できることを確認する。
問2. 文言を正確に書き写す能力とともに、 それに対する自分なりの考えを組み立てるだけの思考力と、説明できるだけの表現力があることを確認する。

R6年度 環境学部 環境学科 学校推薦型選抜(Ⅱ型)

本課題は食品ロスや温室効果ガス排出などに関連するものであるが、日頃から環境問題やSDGsについて意識して知識を身に付けているかを見極めるとともに、 説明力、 課題解決力を総合的に判断する問題である。

R6年度 経営学部 経営学科 学校推薦型選抜(Ⅱ型)

学部学科、コース

環境学部

「環境」を実践的に学ぶフィールドワークに1年次から取り組める。自然環境保全、循環型社会形成、人間環境など幅広い分野の環境関連科目も学び、環境問題解決能力や人間力を育成していく。中学・高校教諭一種免許(理科)が取得可能。環境問題に関する基本的知識を持った理科教員を養成する。

経営学部

多様なビジネス社会で活躍するために必要なマネジメント基礎力を養うとともに、企業、会計・ファイナンス、地域、情報の視点から経営学を修得し、経営という視点から「自然環境と共生する社会の構築に貢献できる人材の育成」を目指す。また、環境学部との連動により、「環境」に対応した「未来対応の経営」を学ぶことができる。

所在地・アクセス

公立鳥取環境大学のHPこちら

        入試情報こちら

鳥取県鳥取市若葉台北1-1-1JR山陰本線「鳥取」駅からバスで約20分
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