こんにちは、スカイ予備校の校長、五十嵐です！
今回ご紹介するのは、和歌山県立医科大学医学部に合格された、こゆきさんの合格体験記です。
中学入学当初から京都大学農学部を目指し、着実に努力を重ねてきたこゆきさん。しかし、共通テストでの思わぬ失敗により、第一志望だった京大への道は閉ざされました。
絶望の中でも立ち止まらず、新たに見つけた目標が「医師として人の役に立ちたい」という想いでした。そしてその想いは、地域医療に力を注ぐ和医大へとつながっていきます。
京大対策で培った学力を活かしながら、医学部受験への切り替えと向き合い、出題傾向の分析や弱点克服に全力を注いだ姿は、受験生の皆さんに大きな勇気とヒントを与えてくれるはずです。
「夢を諦めること」と「新しい夢を持つこと」は、まったく違います。進路変更という大きな決断の先に、新しい使命を見つけたこゆきさんのストーリーを、ぜひご一読ください。
記事の監修者：五十嵐弓益（いがらし ゆみます）
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で８割取る答案の作り方を指導。
２０２0年４月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去３年間で国公立大学合格８５名。
高１から入会者は国公立大学合格率９３％
高２から入会者は国公立大学合格率８６％
高３の4月から入会者は国公立大学合格率７３％。
スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
京大農学部を目指していた私が、医学部へ進路を変えた理由
中学入学時から、私の目標は「京都大学の農学部で研究者になること」でした。中高一貫校の授業は京大対策が中心で、私もその流れに自然と乗っていきました。鉄緑会、東進、河合塾と名だたる予備校にも通い、京大模試ではA判定も出せるようになっていました。
でも——共通テストで思わぬ失敗をしてしまいました。
夢だった京大の門は閉ざされ、私はしばらく立ち直れませんでした。でも、ここで諦めるわけにはいかない。新たな目標を探す中で出会ったのが「医学部」、そして「和歌山県立医科大学」でした。
和医大の掲げる“地域医療に貢献する医師を育てる”という理念に強く惹かれました。「人の役に立ちたい」。そんな想いが芽生え、私は医師を目指すことを決めたのです。
和医大合格までの道のり
医学部への進路変更は、大きな転換でした。
京大対策で培った基礎学力を活かしつつ、医学部独特の問題形式に対応しなければなりません。和医大の二次試験は英語・数学・理科2科目・面接という構成。中でも、私が特に苦手だったのが数学。過去問を何度も解き、先生に質問しながら少しずつ克服していきました。
化学は「新演習」を徹底的に解き、生物は教科書をベースに暗記と記述の練習。面接に向けては、医療ニュースを日々チェックし、模擬面接を繰り返して、自分の考えを言葉にする練習を重ねました。
共通テスト対策ももちろん手を抜きません。時間配分の練習や過去問演習を重ね、少しずつ安定した得点が取れるようにしていきました。
予備校活用術と学習スタイル
私にとって、予備校は合格への“拠点”でした。
- 鉄緑会では深い理解を得られる教材と指導。
- 河合塾の京大対策国語で国語力が大幅アップ。
- 東進の映像授業は、苦手克服にピッタリ。
どの塾にも通いやすい自習室があり、私は朝8時から夜9時まで塾で勉強。通学時間は、単語暗記や仮眠にあてるよう工夫していました。
過去問演習は高校2年生の夏からスタート。特に数学は20周以上。和医大の過去問は6年分を徹底的に分析し、出題傾向をしっかり把握しました。
試験当日と面接対策
試験当日は、とにかく「緊張」との戦い。
事前に試験会場へ行き、近くのホテルに宿泊して、環境面の不安を取り除いておきました。試験当日は、リラックスできるアイテム（ぬいぐるみや飴）を持参。休憩時間には友達と話して、緊張をほぐしました。
面接では、自分の医療への思いや適性について、落ち着いて伝えることを意識。試験前日には生物の問題集を最初から最後まで解いて、知識をしっかり整理しました。
和医大で学ぶこれからの夢
和歌山県立医科大学は、「地域医療に貢献する医師を育てる」ことを目指している大学です。
私もここで学び、地域の人たちの健康を支える存在になりたいと思っています。
最後に
受験は、決して楽な道のりではありません。でも、「自分を信じてあきらめなければ、道は開ける」と私はこの経験から学びました。
ここまで支えてくださった家族、先生方、友人たちに、心から感謝の気持ちを伝えたいです。
