(後期)京都大学法学部ー特色入試ー過去問題集

小論文過去問題

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京都大学法学部特色入試の概要

京都大学法学部の特色入試は、学校推薦型選抜によって行われます1。2025年度からは、試験実施方式として後期日程を廃止し、学校推薦型選抜を実施する予定です2。特色入試では、大学入学共通テストと独自の小論文試験の成績により合格者を選抜しています2。募集人員は20名で、各学校長が推薦できる人数は2人までです。

法学部は、グローバルな視野から国家・社会に関する事象に強い関心を持ち、このような事象を本質から理解しようとする知的探究心を有し、かつ、グローバルに活躍するにあたって必須となる英語の基本的な四技能をバランスよく身につけていることが求められます。

また、人々が協働し、共に生きる社会の実現を志す倫理性と責任感を持ち、未だ答えのない課題等を自ら見いだし、文献や資料等を調査して、徹底して考え抜こうとする自学自習の姿勢を有していることも重要視されます。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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(後期)京都大学法学部ー特色入試ー

2022年後期 150分 1400字 100点370点

[文章](出典) ①The Road to Somewhere: The New Tribes Shaping
British Politics by David Goodhart (Penguin,2017)よりの英文。

②石山文彦著「移民政策を規律する理念は存在するか―一国益,文化の継承そしてグローバルな正義」(井上違夫編「現代法哲学講義〔第2版)」信山社2019年)の一節。

間1:課題文①において,”Somewheres”と”Anywheres”とはそれぞれとのようなものか.400字程度で説明しなさい。なお,解答においては,”Somewheres”や“Anywheres”という語は用いず,それぞれに適当な日本語をあてた最初の箇所に下線を引くこと。

問2 課題文①・課題文②の双方を踏まえ.国家が移民を制限することの正当性について.あなた自身の見解を1000字程度で論じなさい。

2021年後期 150分 1400字 100点370点

[文章](出典)① “Ecological Justice and Law” by Klaus Bosselmann(Environmental Law for Sustainability: A Reader by Benjamin J.Richardson, Stepan Wood eds. Hart Publishing,2006)より,環境保護と法について述べた英文。

②=中山竜一著「リスクと法」(橘木俊詔ほか共福「リスク学とは何か」岩波書店,2007年)の一節。

③=宇佐美誠著「将来世代をめぐる政策と自我」(鈴村興太郎ほか共編「世代間関係から考える公共性」東京大学出版会,2006年)の一節。

問1:課題文①では,”ecological justice”の重要な要素として何が挙げられているか。400字程度で説明しなさい。

問2:課題文②および③の内容もふまえて,今後の環境政策のあり方について.あなた自身の考えを1000字程度で述べなさい。

2020年後期 150分 1400字 100点/370点

[文章](出典)①For aLef Popuism by Chantal Mouffe(Verso,2018)より,左派ボピュリズムについて述べた英文。

②=アリストテレス著(牛田徳子訳)「政治学」(京都大学学術出版会,2001年)の一節より。

③水島治郎著『ボピュリズムとは何か―― 一民主主義の敵か,改革の希望か」(中央公論新社,2016年)の一節より。

問1:課題文①において,筆者が主張する “leftpopulism”とはどういうものか。400字程度で説明しなさい。

問2:課題文②が論じる国家(国制)のあり方をめぐる考察と,課題文③が論じる「ポピュリズム」と「デモクラシー」の関係をめぐる考察を踏まえつつ,課題文①が主張する”Ieftpopulismについて.あなた自身の考えを1000字程度で論じなさい。

2019年後期 150分 1300字 100点370点

[文章](出典)①”Nudging :A Very Short Guide” by Cass R. Sunstein(37 JOURNAL OF CONSUMER POLICY 583,2014)の一節より。

②=山本龍彦著「個人主義とセグメント主義の相克(覚書)―『バーソナライズド」の意味」(「情報法制研究」 2号,2017年)の一節より。

③関谷翔著「認知科学・脳神経科学がリスク論に与えるインパクト」(信原幸宏ほか編「脳科学の倫理と社会」UTCP,2010年)の一節より。

問1:課題文①において”freedom ofchoceとはどのような意味か。400字程度で説明しなさい。

問2:課題文①と.課題文②・③の関係を踏まえて,課題文③で論じられている問題点を説明し,それに対するあなた自身の考えを900字程度で諭じなさい。

2018年後期 150分 1600字 100点/370点

[文章](出典)①”Tech sector benefts trigger diversity debate” by Hannah Kuchler, Emma Jacobs (Financial Times, 18 Oct, 2014)より。

②生殖医療技術議論の時:子を持ちたいという希望」(京都新聞2016年11月2日)より。

③倉田賀世者「男女共同参画社会の構築とワーク・ライフ・バランス」(『ジュリスト」1424号)より,男女共同参画社会の実現とその法制度などについて述べた文章。

問1:課題文①において,女性をめぐるとのような状況が問題となっているかを600字程度で説明しなさい。

問2:課題文②が述べる日本の生命倫理に関する問題点と,課題文③において展開されている「ワーク・ライフ・バランス」の考え方をふまえながら,課題文①が描く問題への対応の仕方について,あなたの見解を1000字程度で述べなさい。

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