高校二年生の国語の勉強法

大学受験

高校二年生になると、文系・理系に分かれ、英数だけでなく理社の重みも増してくる頃だと思います。やることが多くなってきてはいますが、だからといって国語を全くしないというわけにはいきません。共通テストの国語はなかなかに強敵ですから、少しずつ学習を積み重ねていく必要があります。

この記事では、高校二年生の国語の勉強法についてお話します。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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1. 現代文の勉強法(学校のテスト対策法)

基本は、高校一年生の勉強法を継続する感じです(詳しくは、高校一年生の国語の勉強法を紹介している記事をご覧ください)。

漢字・語句の意味チェック、フローチャート作成、予想問題作成という流れで進めてください。最後の予想問題作成のところで、よりレベルの高いことに挑戦です。

1-1 「どういうことか」問題以外の設問を作る

高校一年生の時は、「どういうことか」問題だけをひたすら作ることをオススメしていましたが、ついにそれ以外の問い方に挑戦です。

理由説明問題を作ってみましょう。「傍線部◯◯とあるが、それはなぜか」というタイプの問題です。

理由説明問題は意外と難しく、傍線を引いて設問を作ったはいいものの、解答が上手く書けない(そもそも解答が存在しない悪問である場合も含む)ということが、頻繁に発生します。可能であれば、『記述の手順がわかって書ける!現代文記述問題の解き方―「二つの図式」と「四つの定理」』(河合塾シリーズ)に取り組んで、理由説明問題の何たるかを理解してから作問するとよいでしょう。

1-2 問題演習をする

こちらは、学校の定期テスト対策というわけではなく、どちらかというと、大学入試対策です。

高校二年生の後半になれば、いよいよ共通テストを意識した勉強を始めてもよい頃です。高校二年生用に作られた、易しめの共通テスト対策問題集に取り組みましょう。意識するのは点数よりも、誤答選択肢がどういうふうに作られているか、です。パターン分析をして研究してみてください。

1の作題で、良い感じの選択肢問題が作れるようになったら一人前です。

2. 古典の勉強法(学校のテスト対策法)

2-1 古文の文法事項を押さえてしまう

気が進まないかもしれませんが、古文の文法テキスト一冊を仕上げてしまいましょう。

古文の問題は、品詞分解と現代語訳さえできてしまえば、現代文の問題に比べて問われている内容自体は簡単です。

現代語訳を作成するにあたり、最大限サポートしてくれる文法事項を頭に入れることは、古文の点数アップに直結します。

2-2 漢文の文法事項を押さえてしまう

1同様、漢文の文法テキスト一冊を仕上げましょう。と言いたいところですが、細かい文法事項までは手が回らないかもしれません。最低限、句形の型と訳し方だけでも押さえるようにしましょう。漢文は古文よりもさらに得点しやすい分野です。何もしないうちから敬遠してしまうのは、非常にもったいないですよ。

2-3 古文単語を押さえる

少しずつでよいので、古文単語を覚えていきましょう。

レイアウトやデザインが好みの単語帳を一冊用意してください。収録語数は500語程度で十分です。

2-4 本文をチェックする

お待たせしました。ようやく、学校のテスト対策についてです。

古文は、テスト範囲になっている本文のうち、文法事項や重要古文単語が含まれている箇所をチェックしましょう。どの文法事項をチェックするかは難易度によりますので、授業で先生が力を入れて説明していたところを中心に押さえてください。品詞分解+現代語訳が過不足なくできれば問題ありません。

漢文も古文と同様にすればOKです。句形が含まれている箇所を中心にチェックをして、現代語訳ができるようにしておきましょう。そして、余力があるなら次のステップです。漢文の最も高度な勉強法は、白文で学ぶことです。授業を思い出しながら、白文を書き下し文にする。漢文における基本語順のルールがいかに大事であるかということが、身にしみて理解できるでしょう。

2-5 問題演習をする

現代文と同様です。ただ、学校の授業で扱ったものを丁寧に学んでいくだけで十分だともいえます。繰り返しになりますが、古典の設問の難易度は、現代文よりも低めです。現代語訳が正確にできれば対応できるものがほとんどですので、選択肢分析を始めるのはまだ先になっても大丈夫です。背伸びせず、暗記と現代語訳に注力しましょう。

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