履歴書&面接対策!「課外活動」の伝え方

大学受験

大学を卒業したら、いよいよ社会人!就職活動の際に悩む「課外活動」について、アピール事例や伝え方のポイントをまとめました。就職活動を始める大学生の皆さんはもちろん、まだ就職活動は先の大学1年生や2年生の皆さんも記事を読んでみてください。これからの大学生活を過ごす中で重要なポイントを知り、未来の就職活動に備えましょう!

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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1. 履歴書や面接で聞かれる「課外活動」って何?

「課外活動」とは?

履歴書や面接でよく耳にする「課外活動」とは、学校での勉学以外の活動全般のことです。近年では「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」として聞かれることが増えています。「課外活動」には学校行事や部活動などの「学内」での活動だけでなく、アルバイトやインターンシップなどの「学外」での活動も含みます。

「課外活動」の具体例9選!

「課外活動」には以下のようなものがあります。

・部活動

・委員会活動

・学校行事(体育大会、音楽祭、文化祭など)

・ボランティア

・アルバイト

・インターンシップ

・地域での活動

・留学

・課外でない学習活動(習い事や資格取得の勉強など) 「課外活動」をアピールする際には「○○大会優勝」といった結果は必須ではありません。自分の興味のある分野の活動や努力したもの、今後の進路に繋がるものを「課外活動」として伝えるようにしましょう。

2. どうして「課外活動」は重要なの?

「課外活動」から何がわかるのか?

就職活動で企業が知りたいことは「この学生はうちの会社で活躍する人材かな?」ということ。企業や業界への興味は「志望動機」から、専門的なスキルがあることは「学歴・資格」から読み取れますが、「活躍する人材かどうか」はすぐにわかりませんよね。 そこで、これまでどんなことに力を入れて頑張ってきたのか――すなわち、自らの意思で行う「課外活動」の経験を聞くことで、「どんなことに努力できる人か」を判断しているのです。新入社員として入社した後、必ず未経験のことや難しい仕事が訪れます。その時に困難を乗り越える力があるかどうかを「課外活動」で見ています。

「課外活動」でアピールできることがない時は?

「私は留学もしていないし、部活動も部長じゃないし・・・」と焦っている人もいるかもしれませんが、大丈夫です。「課外活動」で重要なことは、困難や新たな状況に対して自分がどう考え・どう行動したかを伝えることです。華々しい結果やリーダーシップが必要とは限りません。

例えば、部活動では部長としてリーダーシップを発揮する人もいますが、周囲をさりげなくサポートする人や事務仕事などの細かな部分で活動を支える人も必要です。自身の大学生活を振り返り、出来事ごとにアピールできそうなポイントを書き出してみましょう。 これから大学生活を送る1年生、2年生の皆さんは「将来、就職活動でこんな風に伝えてみよう」という気持ちを持って「課外活動」に力を入れてみましょう。普段はやらないことでも勇気をもってチャレンジした経験が、将来の就職活動で役立ちます。

3. 「課外活動」の例文紹介①アルバイト

アルバイトの例文

私が学生時代に力をいれた課外活動は、大学一年生から今まで続けてきたアパレルショップでのアルバイトです。将来は服飾業界で働くことが夢で、アルバイトを通じて知識を身に付けたいと考え仕事に励みました。店舗での販売企画にも積極的に参加し、接客を通じて聞こえたお客様の声を活かした提案により、店舗のリピート客増加に貢献することができました。この経験を活かし、貴社に入社した際も現場の声を活かした企画立案を行いたいと考えています。

ここがポイント!

志望業界に近いアルバイトやインターンの経験は、業界への興味があることをアピールできます。アルバイトやインターンの中で学んだことを、今後の仕事でどう活かすかまで想像して書きましょう。

4. 「課外活動」の例文紹介②ボランティア

ボランティアの例文

私は地域の介護施設で3年間学生ボランティアを勤めました。週に一度施設を訪れ、入居者の方向けのレクリエーションなどを実施しました。当初はレクリエーションを行うものの、積極的に参加してくださる入居者の方が少ないことが課題でした。そこで、施設職員さんへ企画内容を相談し、入居者の方一人一人とコミュニケーションをとりながら参加しやすいレクリエーション内容を共に考え実施しました。その結果、レクリエーションに参加する人数が増え、入居者の方から新たなレクリエーション内容が提案されるようになりました。私はこの経験から、周囲の方とコミュニケーションをとりながら仕事をすることの重要性を学びました。

ここがポイント!

ボランティア活動は幅広く、日数も様々です。履歴書や面接で答える際に適切な課外活動がない方は、今からでもボランティア活動に参加してみることをおすすめします。ボランティア活動を通じて何を学んだかを明確に伝えましょう。

5. 「課外活動」の例文紹介③留学

留学の例文

私は大学2年次から1年間、英語力を身に付けるためにカナダへ留学しました。留学当初はホストファミリーとのコミュニケーションに苦労しましたが、次第にネイティブな発音が聞き取れるようになり、自由に会話が出来るようになりました。現地の学友とも会話ができるようになり、海外ならではの文化や考え方に触れることができました。現地で培った英語力やコミュニケーション力を活かし、事業をグローバル展開する貴社で活躍したいと考えています。

ここがポイント!

大学内の学業だけでなく、留学や資格取得のための勉強など、課外活動としてアピールすることができる学びは色々あります。「なぜ学んだのか?」という学びの目的を志望企業と結び付け、一貫した想いがあることを伝えましょう。

6. 「課外活動」のアピールポイント

志望企業に合わせて「課外活動」の伝え方を変えよう!

履歴書や面接で伝える課外活動は、志望企業に合わせた伝え方が重要です。まずは自分の経験した課外活動を書き出し、どんなことを学んだか複数書き出してみましょう。志望企業の業務内容や理念に、学びやアピール内容を合わせると効果的です。

大切なのは「過程」や「思考」

学歴や資格と異なり、体験者によって課外活動の成果は様々です。そのため、採用担当者「成果」ではなく「過程」や「思考」を重視します。どんな状況の中で、自分はどう考え、行動したのか。初めて会う人にもわかりやすいように説明しましょう。

自己PRとリンクする「課外活動」で説得力UP 志望企業に合わせて課外活動のアピール内容を決める方法もありますが、自分の長所と課外活動での学びをリンクさせるのもおすすめです。例えば「リーダーシップがある」ことが長所だという人は、「リーダーシップを発揮した課外活動」について述べることができれば説得力が増します。

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