「自己PRって言われても…高校受験の面接で自己PRが心配。何を言ったらいいの?」
面接の最初に聞かれることも多い自己PR。
長所や得意科目といった他の質問と比べて、何を言ったらいいか考えるのがハードル高いですよね。
この記事では高校受験の面接での自己PRについて3つのコツと注意点、時間や文字数など気になる点について解説しています。
自己PRの例文も最後に載せていますよ。
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
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高校受験の自己PRの時間
まず一番気になるのが、面接時間は何分ぐらいなのかということではないでしょうか?
高校にもよりますが、面接時間は短くて5分、長くても15分から20分というところが一般的です。
面接全体が15分程度なので、自己PRの時間は1分位の所が多くなります。
面接では1分が目安
したがって自己PRの内容は1分程度で収まるように考える必要があります。1分でどのぐらい話せるかというと、だいたい300文字ぐらいになります。
短すぎて時間が余ったり、逆に長すぎて言いたいことが尻すぼみになったりしないように300文字程度の内容を考えておいて、「時間が短かったらここを削ろう」などと大まかに考えておくといいですよ。
自己PRの3つのコツ
それでは次に自己PRの3つのコツについて説明します。
ポイントは、「自己PRは何のためにするのか?」ということです。
「自分が高校側の求めるような学生である」ということを「相手に伝わるように」伝える必要があります。
そのためには何が必要か見ていきましょう。
求められる学生像を理解する
まず面接において好印象を与えるためには、高校側が求めている学生像を理解する必要があります。
高校ごとに校風や教育方針、力を入れている分野などがそれぞれあるはずです。
とりたてて強い特徴が見つからないといった場合でも、「熱意があって、真面目で学習意欲が高い」生徒が一般的に求められるでしょう。
具体的に伝える
高校側が求める学生像に近いことをアピールするからといって、嘘をついてまで理想の学生像を演じようとする必要はありません。
悪いことを進んで言う必要はありませんが、あなたがどんな生徒なのか面接官に伝わるようにエピソードを交えて具体的に説明しましょう。
エピソードを話す時も、「部活の大会で優勝したなど」の実績ばかりではなくみんなの中でどういう立場にいてどういったことを頑張ったのか、またそれによって何を得たのかといった「あなたならでは」の話を面接官に伝えるようにしましょう。
練習はするが丸暗記はしない
面接本番できちんと話せるかが不安で、答えを丸暗記するまで練習する人もいるでしょう。
しかし、面接で自分が考えた質問ばかりくるとは限りません。
「覚えてきた質問はすらすら答えるけれども、予想していなかった質問で途端に答えに詰まってパニックになってしまう」ということが起こりがちです。
また覚えてきた質問の答えを話すことに一生懸命になって面接官の質問とずれた受け答えをしてしまう危険性もあります。
おすすめなのは、何をどんな流れで話すのかだけ大まかに決めておく、あるいはキーワードだけを覚えておくという方法です。
自己PRの注意点
話す内容が良くても話し方が悪かったら面接官にアピールしたいことがうまく伝わりません。
- ダラダラ話さない
- はっきりとした声で話す
自己PRで何を話すか決まったら、本番ではこの2つの点に気をつけましょう。
ダラダラ話さない
受験生は伝えたいことが多く、また途中で伝え切れていないと思い慌てて話を追加してしまった結果、話が長くなる場合があります。
しかし面接官はあなたの話す内容を知らないため、だらだら続く話からあなたの言いたい事と採点に必要な情報を探し出さないといけません。
また、一つの質問でだらだら話しすぎると必要な質問が全部終わらなくなってしまいます。
質問の答えは簡潔に、結論から話すようにしましょう。
はっきりとした声で話す
だらだらとした話と同様に、聞き取りづらい声もあなたが何を言いたいのかが伝わらず、面接官が困ってしまいます。
不安や緊張から声が小さくなってしまいがちですが、なるべくはっきり、ゆっくり話すようにしましょう。
家族や先生と面接の練習をたくさんして、話す内容より話し方を身につけるのもいいですよ。
自己PRの例文
最後に300文字を目安に、自己PRの例文を載せますので参考にしてみてください。
私が貴校を志望した理由は、理数系の授業に力を入れているからです。
私はプログラミングに興味があって、中学校ではロボット部に所属していました。
ロボットコンテストに参加し、後輩たちと協力して団体戦では予選通過できましたが惜しくも決勝戦で敗退してしまいました。
問題をひとつひとつコツコツと解決していくのが好きで、コンテストまでの間も改善点の提案やプログラムの修正を行ったり、後輩に相談されて一緒に考えたりしてきました。
私は、プログラミングで人々の問題を解決できるように、将来プログラマーになりたいと思っています。
そのために高校では数学や物理をもっと勉強して得意になりたいと思っています。
まとめ
高校受験の面接での質問で、何を答えたらいいか一番心配なのが自己PRではないでしょうか。
答えの丸暗記は良くありませんが、練習をたくさん重ねると想定していなかった質問でも、落ち着いて対応できるようになりますよ。
この記事を参考に自分らしい答えを考えてみてくださいね。