【総合型選抜入試】島根県立大学 令和7年度小論文過去問題と概要

小論文過去問題

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
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小論文過去問題

R7年度 国際関係学部 国際関係学科 国際関係コース 総合型選抜

問題 下の文章を読んで、後の問いに解答しなさい。なお、文章中の(注1)~(注 11)は出題者が付したもので、文章の後にまとめて記載してある。

※本文省略

出典:李英美「『日本人』の自画像を描く―戸籍・国籍・移動」『世界』岩波書店、第 985 号(2024 年 9 月)、202-203、205-206、209 頁

問1 下線部(A)について、ここでの「排他性」とは具体的にどのようなことを指すと考えられるか、問題文の内容にそくして 180 字以内で説明しなさい。

問2 下線部(B)について、日本がどのように「状況に応じて移民を受け入れ、送り出してきた」のか、問題文の具体的な事例に言及しながら、280 字以内で説明しなさい。

問3 下線部(C)について、「『日本は移民の国ではない』という言説と、それを支える『日本人』の自画像」は、なぜ「今なお社会に根深く残っている」のか。あなたの考えを、これまで学んできた知識や学習内容と関連付けて、600 字以内で論じなさい。

R7年度 国際関係学部 国際関係学科 国際コミュニケーションコース 総合型選抜

第1問
In 2024, nearly all university students have had smartphones for years. These devices provide full access to the Internet and are capable of many things. How can Japanese university students best use their smartphones to learn English? Please explain your answer. Your response should be about 150 words in English.

第2問
People try to communicate effectively to avoid misunderstanding. However, all of us have experienced being misunderstood. Misunderstanding is part of our daily lives. Why does misunderstanding occur? Please explain causes of misunderstanding. Your response should be about 150 words in English.

出題意図

R7年度 国際関係学部 国際関係学科 国際関係コース 総合型選抜

国際関係コースでは、北東アジアをはじめとするアジア地域や国際社会と日本との関りやその中で生じる現代的な諸課題について、その背後にある歴史や地域的特性に着目して探求できる人材を求めている。このアドミッション・ポリシーに沿って、近代以降の日本とアジア地域において越境する人びとを扱った文章に基づいて出題した。各設問では、文章中に示された著者の考えや論理、歴史的事実を的確に把握できているか、また、文章中の情報とこれまでの学習内容を結び付けて自己の見解を論述できるか、を確認す る問いを設定した。

問1 戸籍と国籍の密接な関係が、国民であるか否かをどのように際立たせ、かつ、国民でないものを「排他」的に扱う仕組みとなっているのかを、本文から読み取れるかを問うた。

国際関係コースのアドミッション・ポリシーに基づいた評価の観点

  • 《求める人材》1(2)の「日本語の文章の読解力と、口頭及び文章で適切な日本語を論理的に運用する力」を見る。
  • 《高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと》2の「まとまった分量のある日本語の文章を筋道立てて読み解く力と、口頭及び文章で適切な日本語を論理的に運用する力」を見る。
  • 《選抜の基本方針》における「論理的な思考力・表現力」を見る。

問2 日本が戦争や国際的情勢変化に応じて、どのように移民を受け入れ・送り出してきたのかについて、本文の内容から歴史的事実を的確に析出できるかを問うた。

国際関係コースのアドミッション・ポリシーに基づいた評価の観点

  • 《求める人材》1(2)の「日本語の文章の読解力と、口頭及び文章で適切な日本語を論理的に運用する力」を見る。
  • 《高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと》2の「まとまった分量のある日本語の文章を筋道立てて読み解く力と、口頭及び文章で適切な日本語を論理的に運用する力」を見る。
  • 《選抜の基本方針》における「論理的な思考力・表現力」を見る。

問3 「日本は移民の国ではない」という言説と、それを支える「日本人」の自画像が今なお社会に根深く残っている理由について自己の見解を記述させることにより、高等学校で

学習し習得した知識を活用しながら自己の考えを根拠立てて思考し表現できるか問うた。評価に際しては、(1)自己の見解の明確さ、(2)根拠の明示、(3)論理的な思考・表現、(4)結論の妥当性、(5)記述全体の構成と整合性、(6)字数の適切な分量、を評価した。

国際関係コースのアドミッション・ポリシーに基づいた評価の観点

  • 《求める人材》2(1)の「北東アジアをはじめとする国際社会や、グローバル化が進む日本国内の社会が抱える諸課題について、根拠に基づき論理的な筋道を立てて考察し、自らの意見を説得力ある形でまとめ、他者に伝える力」を見る。
  • 《高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと》4の「地理歴史・公民の知識を総合的に関連づけて問題関心を養い、自己の体験総体を生かして幅広い視野から日本及び世界で生じている複雑な社会現象を考察しようとする意欲」を見る。
  • 《選抜の基本方針》における「社会への問題関心」、「論理的な思考力・表現力」を見る。

R7年度 国際関係学部 国際関係学科 国際コミュニケーションコース 総合型選抜

第1問 英語学習を助ける技術についての自らの考えを、他者に対してわかりやすく英語で伝える力を問う問題。求められていることに的確に答える内容となっているか、アウトラインがわかりやすいか、スペルミスや文法の誤りがないか、英語の表現力があるかを採点の基準とする。

第2問 誤解についての自らの考えを、他者に対してわかりやすく英語で伝える力を問う問題。求められていることに的確に答える内容となっているか、アウトラインがわかりやすいか、スペルミスや文法の誤りがないか、英語の表現力があるかを採点の基準とする。

学部学科、コース

国際関係学部 

英語・韓国・中国・ロシアなどの言語・政治・社会・文化について学び、国際社会に貢献できる人材を育成する。国際関係学科では、グローバルな視点で多文化共生を学ぶ「国際関係コース」と、言葉や文化から世界を知る「国際コミュニケーションコース」を設け、グローカルな人材の育成を目指す。

地域政策学部

地域が抱える課題について、複眼的な視点から解決策を見出し、地域の発展に貢献できる人材の育成を目指す。
地域政策学科では、経済学・経営学の観点から地域を見つめる「地域経済経営コース」、公共的見地から地域課題をとらえる「地域公共コース」、地域づくりの企画・実践力を養う「地域づくりコース」を設置している。

看護栄養学部 

看護学科では、「看護を実践する能力」「相手を理解し協働する能力」「地域の特性と健康課題を探究する能力」の3つの能力を柱に、自ら考え行動できる、視野の広い専門職業人を育成する。
健康栄養学科では、看護師、保健師などの関連職種との連携を重視したカリキュラムを通じて、超高齢社会において必要とされる在宅栄養ケアの専門的な実践能力を身につける。

人間文化学部 

幅広い知識と柔軟な思考力・判断力を持って、広く社会で役立つ実践力を備えた人材の育成、地域文化を生かしたまちづくりを目指す。保育教育学科は、乳幼児から小学校までの発達段階を見通した教育ができる高い専門性を持った人材を育成する。地域文化学科は、幅広い文化的教養と柔軟な思考力、判断力を持って、広く社会で役立つ実践力を備えた人材を育成する。

所在地・アクセス

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浜田キャンパス:
島根県浜田市野原町2433-2
JR山陰本線「浜田」駅から大学線バスで「県立大学」下車、すぐ
出雲キャンパス:
島根県出雲市西林木町151
一畑電車「川跡」駅下車、徒歩5分
松江キャンパス:
島根県松江市浜乃木7-24-2
JR山陰本線「乃木」駅から徒歩約25分
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