志望理由書の締め方完全ガイド|合格する終わり方と例文m

大学志望理由書の締め方完全ガイド|合格を引き寄せる終わり方のコツと例文

はじめに

大学受験において、志望理由書は合否を左右する重要な書類です。しかし、多くの受験生が「どのように締めくくればいいのか分からない」という悩みを抱えています。

実は、志望理由書の締め方は、採点者に与える最終的な印象を決定づける極めて重要な要素なのです。本記事では、合格を引き寄せる志望理由書の締め方について、具体的な例文とNG例を交えながら徹底解説します。

なぜ志望理由書の締め方が重要なのか

最終印象の決定力

人間の記憶には「初頭効果」と「親近効果」という心理法則があります。志望理由書においても、最後に読んだ内容が採点者の記憶に強く残ります。

効果的な締め方ができれば、書類全体の評価を底上げすることが可能です。逆に、締めが弱いと、それまでの良い内容も台無しになってしまう危険性があります。

志望度の明確化

締めの部分は、あなたの志望度の高さを最終確認する場です。ここで明確かつ力強い意思表示ができれば、「この学生は本気でうちの大学を志望している」という印象を与えられます。

特に総合型選抜やAO入試では、志望度の高さが合否判定の重要な要素となるため、締め方の巧拙が結果を大きく左右します。

論理構造の完結性

優れた志望理由書は、序論・本論・結論という論理構造が明確です。締めの部分は「結論」に相当し、本文で展開した内容を統合し、メッセージを完結させる役割を担います。

この構造がしっかりしていると、採点者は「論理的思考力がある」「文章構成力が高い」と評価してくれます。

効果的な志望理由書の締め方の基本構造

志望理由書の締め方には、押さえるべき基本構造があります。以下の4つの要素を順序立てて書くことで、説得力のある締めを実現できます。

【構造①】本文内容の要約

まず、これまで述べてきた志望理由や目標を簡潔に要約します。ただし、本文をそのまま繰り返すのではなく、エッセンスを凝縮して表現することが重要です。

要約のポイントは、「なぜその大学なのか」「なぜその学部・学科なのか」という核心部分を一文でまとめることです。

例:「貴学の○○学部で学ぶことで、私が抱える△△という問題意識を深め、□□という分野での専門性を獲得できると確信しています」

【構造②】大学での学びの具体性

次に、入学後にどのような学びを展開したいのかを具体的に述べます。学部名だけでなく、特定のゼミやコース、カリキュラムに言及することで、志望の本気度が伝わります。

「貴学の○○教授のゼミで△△について研究したい」 「□□コースの実践的なカリキュラムを通じて専門知識を深めたい」

このように具体性を持たせることで、「しっかりと大学を調べている」という印象を与えられます。

【構造③】将来展望と社会貢献

大学での学びを経て、将来どのように社会に貢献したいのかを示します。ここでは、単なる職業名ではなく、具体的な活動や解決したい社会課題を述べることが効果的です。

「貴学で培った知識と経験を活かし、○○という社会課題の解決に取り組みたい」 「△△の分野で専門家として、□□という形で社会に貢献したい」

将来ビジョンを示すことで、大学での学びを単なる通過点ではなく、人生の重要なステップとして位置づけていることが伝わります。

【構造④】志望の意思表明

最後に、志望の強い意思を明確に表明します。定型文ではありますが、この一文があることで文章が締まります。

「以上の理由から、貴学○○学部を強く志望いたします」 「これらの目標を実現するため、貴学への入学を心から希望しております」

丁寧で格式のある言葉遣いを心がけましょう。

志望理由書の締め方【合格者の実例】

ここでは、実際に合格した受験生の志望理由書から、優れた締め方の例を紹介します。

例文①:国際関係学部志望

「以上のように、国際社会における多文化共生の実現という目標を達成するためには、貴学国際関係学部での学びが不可欠です。特に○○教授のゼミで学ぶグローバルガバナンス論や、実践的なフィールドワークを通じて、理論と実践の両面から専門性を高めたいと考えています。将来は国際機関で働き、世界中の人々が互いの文化を尊重し合える社会の構築に貢献したいと強く願っています。このビジョンを実現するため、貴学への入学を心から志望いたします」

良い点:

  • 本文の要約が簡潔
  • 具体的な教授名・学習内容を明記
  • 将来ビジョンが明確
  • 志望の意思が力強い

例文②:経済学部志望

「私は高校時代に地域経済の衰退を目の当たりにし、経済政策の重要性を痛感しました。貴学経済学部の地域経済学コースでは、理論的な経済学の知識と実践的な政策立案能力を同時に身につけることができます。特に△△教授の研究室で地域活性化策について研究し、データ分析の手法を学びたいと考えています。卒業後は地方自治体や政策シンクタンクで働き、持続可能な地域経済の創出に貢献したいと考えております。この目標を達成するため、貴学を第一志望として志望いたします」

良い点:

  • 問題意識の再確認
  • コース・研究室の具体的言及
  • キャリアパスが明確
  • 「第一志望」という強い意思表示

例文③:教育学部志望

「子どもたちの可能性を最大限に引き出す教育を実現したい、これが私の揺るぎない目標です。貴学教育学部では、最先端の教育理論と実践的な教育実習を通じて、この目標に必要な力を身につけることができると確信しています。特にインクルーシブ教育の研究で著名な□□教授のもとで学び、すべての子どもが尊重される教育環境づくりについて深く探究したいと考えています。将来は教育現場で、一人ひとりの個性を大切にする教育者として貢献したいと強く願っております。以上の理由から、貴学教育学部を志望いたします」

良い点:

  • 冒頭で核心的な目標を再提示
  • 専門分野と教授名の明記
  • 教育理念が明確
  • 全体的にまとまりのある構成

避けるべき志望理由書の締め方【NG例】

次に、よくある失敗例を見ていきましょう。これらのNG例を避けることで、より効果的な締めを書けるようになります。

NG例①:本文と無関係な内容

「最後に、貴学のキャンパスは緑豊かで美しく、学生生活を送るのに最適な環境だと感じました。図書館も充実しており、素晴らしい大学だと思います。ぜひ貴学で学びたいと考えています」

問題点:

  • 本文で述べた学問的理由と関係がない
  • 施設やキャンパス環境は志望理由の補足にすぎない
  • 学びの意欲が感じられない

NG例②:冗長で焦点が定まらない締め

「貴学での学びを通じて、様々な知識を身につけ、多くの友人と出会い、充実した大学生活を送りたいと思います。また、サークル活動やボランティア活動にも積極的に参加し、人間的にも成長したいと考えています。さらに留学も経験したいですし、資格取得にも挑戦したいと思っています。このように、貴学では学業以外にも多くのことに挑戦し、総合的な人間力を高めたいと考えております。そして卒業後は、これらの経験を活かして社会で活躍したいと思っています。以上の理由から貴学を志望いたします」

問題点:

  • 内容が散漫で焦点が定まらない
  • 一般的すぎて他の大学でも通用する内容
  • 学問的な志望理由が薄い
  • 長すぎて印象が弱まる

NG例③:熱意や具体性が欠けている締め

「貴学で経済学を学び、将来は経済に関する仕事に就きたいと思います。以上の理由から貴学を志望します」

問題点:

  • 抽象的で具体性がない
  • 熱意が伝わらない
  • あまりにも短く、手抜きの印象を与える
  • 「その大学である必然性」が感じられない

NG例④:ネガティブな表現

「貴学は第一志望ではありませんが、もし合格できれば真面目に勉強したいと思います」 「貴学に合格できるか不安ですが、精一杯頑張ります」

問題点:

  • 志望度の低さを示唆してしまう
  • 自信のなさが伝わる
  • 採点者に良い印象を与えない

志望理由書の締め方を磨くためのチェックリスト

自分の志望理由書の締めが適切かどうか、以下のチェックリストで確認してみましょう。

□ 本文で述べた内容が簡潔に要約されているか □ 大学・学部固有の学びについて具体的に言及しているか □ 教授名・ゼミ・コース名など具体的な情報が含まれているか □ 将来の展望が明確に述べられているか □ 社会貢献への意欲が伝わる内容になっているか □ 志望の強い意思が力強く表明されているか □ 長さは適切か(長すぎず短すぎず) □ 本文との一貫性が保たれているか □ 熱意と誠実さが感じられる文章になっているか □ 誤字脱字や文法ミスがないか

これらの項目をすべてクリアできていれば、あなたの志望理由書の締めは合格水準に達していると言えます。

学部別の締め方のポイント

志望する学部によって、強調すべきポイントは異なります。ここでは主要な学部別の締め方のコツを解説します。

文学部・人文学部

研究テーマの具体性と学問的探究心を強調しましょう。特定の文学作品、歴史的事象、思想家などに言及し、それを深く研究したいという姿勢を示すことが効果的です。

法学部

社会正義の実現や法的思考力の獲得という観点から締めると良いでしょう。将来のキャリアとして法曹、公務員、企業法務などに言及すると説得力が増します。

経済学部・商学部

経済問題への問題意識と、データ分析や政策立案能力の獲得という目標を明確にしましょう。グローバル経済や地域経済など、興味のある領域を具体的に示すことが重要です。

理工学部

技術革新への貢献や特定の研究分野への情熱を強調しましょう。最先端技術や研究設備、特定の研究室について言及すると効果的です。

医療系学部(医・歯・薬・看護)

人々の健康と生命を守るという使命感と、高度な専門知識の獲得という目標を明確にしましょう。地域医療や先端医療など、興味のある分野を示すと良いでしょう。

教育学部

子どもたちの成長を支援したいという教育観と、実践的な指導力の獲得という目標を示しましょう。教育実習やインクルーシブ教育など、具体的な関心領域に触れることが効果的です。

プロによる添削の重要性

志望理由書は、自分一人で完璧に仕上げることは難しいものです。特に締め方は、客観的な視点からの評価が重要です。

学校の先生、予備校の講師、先輩など、複数の人に添削してもらうことをお勧めします。異なる視点からのフィードバックを受けることで、より洗練された締めを作り上げることができます。

また、専門の総合型選抜塾や推薦入試対策サービスを利用することも効果的です。合格実績のある専門家からの指導は、志望理由書の質を劇的に向上させることができます。

まとめ

志望理由書の締め方は、合格を左右する重要な要素です。本記事で紹介した以下のポイントを押さえて、説得力のある締めを作りましょう。

重要ポイントの再確認:

  1. 本文内容を簡潔に要約する
  2. 大学での具体的な学びを明示する
  3. 将来展望と社会貢献の意思を示す
  4. 志望の強い意思を力強く表明する

そして、避けるべきNG例を念頭に置き、自分の志望理由書を客観的にチェックすることが大切です。

志望理由書の締めは、あなたの大学への想いを最後に伝える貴重な機会です。この記事で学んだテクニックを活かして、採点者の心に響く締めを作り上げてください。

あなたの志望校合格を心から応援しています。

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