医療・看護・リハビリ・福祉系の志望理由書を書いていて、「締めの言葉がどうしてもありきたりになってしまう」と悩んでいませんか?「一生懸命頑張ります」「患者さんに寄り添える医療人になりたいです」といった言葉を書いてはみたものの、なんとなく物足りない…そんな経験をしている受験生はとても多いです。
志望理由書の締め方は、採点者に最後の印象を強く残す非常に重要なパートです。特に医療・看護系では、「患者や社会への具体的な貢献」と「この大学でなければならない理由」を組み合わせた締め方が、他の受験生と大きな差をつけるポイントになります。このブログでは、スカイ予備校が推奨する「スカイメソッド」をベースに、医療・看護系志望理由書の締め方を徹底解説します。
なぜ志望理由書の「締め方」がこれほど重要なのか
志望理由書は一般的に、①志望動機のきっかけ、②学びたいこと・研究したいテーマ、③大学を選んだ理由、④入学後の目標・将来像、という構成で書かれます。この中で「締め」に当たるのが④の部分であり、読み手である入試担当者・面接官が「最後に何を受け取るか」が決まる箇所です。
人間の記憶には「初頭効果」と「親近効果(新近性効果)」があります。つまり、最初と最後の情報が最も強く記憶に残るのです。志望理由書において、書き出しと締めの両方を磨くことは必須ですが、読後感を左右するのは圧倒的に「締め」の力です。中盤でどれだけ丁寧に経験を書いていても、締め方が弱いと「熱意が伝わらない」「具体性がない」という評価になりがちです。
特に医療・看護・リハビリ・福祉系の学部は、「人の命や生活に直接関わる仕事」であるという性質上、採点者は「本当にこの仕事の重さを理解しているか」「社会への貢献意識を持っているか」を強く確認したいと考えています。そのため、抽象的な意欲表明で終わる締め方では、どうしても評価が伸び悩んでしまうのです。
ありきたりな締め方から脱却する:よくある失敗パターン
まず、多くの受験生が陥りがちな「弱い締め方」のパターンを確認しておきましょう。自分の志望理由書と照らし合わせながら読んでみてください。
パターン①:努力宣言だけで終わる
「貴学に入学できた際には、精一杯勉強に励み、立派な看護師になれるよう努力します」というような締め方です。意欲は伝わりますが、「では具体的に何をするのか」「この大学でなければならない理由は何か」が全く見えません。採点者からすると「どこの大学の志望理由書にも書けてしまう内容」と映ります。
パターン②:患者への貢献が抽象的すぎる
「患者さん一人ひとりに寄り添い、温かい医療を提供できる医師になりたいです」という締め方も非常によく見られます。気持ちは伝わりますが、「寄り添う」「温かい」といった言葉は定義が曖昧で、誰でも書けてしまうフレーズです。あなた自身の経験や志望大学の特色と結びついていない言葉は、説得力を持ちません。
パターン③:将来像が「職業名」で止まっている
「将来は理学療法士として活躍したいと思います」という締め方は、夢を持っていることは伝わりますが、「どんな理学療法士になるのか」「どんな患者・社会課題に向き合うのか」が全く描かれていません。職業名だけで終わる締め方は、志望理由書全体のゴールを曖昧にしてしまいます。
これらの失敗パターンに共通するのは、「具体性・独自性・大学との接続」の三つが欠けているという点です。次のセクションからは、この三つを満たす締め方の作り方を具体的に解説していきます。
スカイメソッドで考える:論理・構成・表現の三位一体
スカイ予備校では、志望理由書や小論文の指導において「スカイメソッド」と呼ぶ独自のアプローチを採用しています。スカイメソッドの核心は、「論理的思考力・構成力・表現力」の三位一体です。どれか一つが欠けても、相手に刺さる文章にはなりません。志望理由書の締め方においても、この三つの視点から磨くことが非常に重要です。
論理的思考力:「なぜこの大学か」を筋道立てて示す
締め方において論理的思考力が問われるのは、「志望大学の特色」と「自分の将来像」が必然的に結びついているかどうかです。「貴学の○○教授が取り組む地域医療連携の研究に参加することで、在宅医療の現場で患者の生活の質を支える作業療法士になるための実践的な視点を身につけたい」というように、大学の特色→学びの内容→将来の貢献という論理の鎖を作ることが求められます。「なんとなくこの大学が好き」ではなく、「この大学でなければならない理由」を締めの中に埋め込む意識を持ちましょう。
構成力:締めの「型」を意識して組み立てる
スカイメソッドでは、締めの構成として「大学での学び→専門スキルの獲得→患者・社会への具体的貢献」という三段構造を推奨しています。この流れで書くことで、読み手は「この受験生は入学後のビジョンが明確で、社会に貢献する意識を持っている」という印象を持ちます。最初から将来の貢献だけを書いてしまうと「根拠のない夢物語」に見えてしまうため、必ず大学での具体的な学びを起点にすることがポイントです。
表現力:感情と知性を両立させる言葉を選ぶ
医療・看護系の志望理由書では、「熱意」と「知性」を両立させた表現が求められます。感情だけが前に出すぎると「熱血だが学問への理解が浅い」と見られ、逆に知識の羅列に終始すると「冷たい・人間味がない」という印象を与えます。スカイメソッドでは、「自分の原体験や思い」を出発点にしながら、「専門的な視点や社会課題との接続」で締めくくるという表現の流れを大切にしています。締めの文章においても、最後の一文に「あなた自身の言葉で語る感情」を少し添えることで、論理的でありながら温かみのある締め方が完成します。
医療・看護系ジャンル別:締め方の具体的な書き方と例文
ここからは、医療・看護・リハビリ・福祉という各ジャンル別に、締め方の具体的なポイントと例文を紹介します。自分の志望分野に合わせて参考にしてください。
医学部・医療系:地域医療や専門分野との接続で締める
医学部の志望理由書では、「どんな医師になるか」を専門分野・活動フィールド・社会課題の三点で具体化することが効果的です。たとえば、過疎地域の医療問題に関心がある場合は、「貴学の地域医療実習プログラムで培った経験を活かし、医師不足が深刻な山間部での総合診療に携わることで、一人でも多くの患者が必要な医療にアクセスできる社会の実現に貢献したい」という形で締めると、具体性と社会性が両立します。「活躍したい」ではなく「貢献したい」という動詞の選択も、採点者に与える印象を変えるポイントです。
看護学部:患者の「生活」に寄り添う視点で締める
看護系の志望理由書において締めで意識したいのは、「治療」ではなく「生活」を支えるという看護の本質を言葉に落とし込む点です。「病気を治す」のではなく「病気と向き合いながら生きる患者の日常を支える」という視点を持つことで、看護の専門性が伝わります。例文として「貴学のフィジカルアセスメント教育と地域包括ケアの実習を通じて高い臨床判断能力を身につけ、患者が病と共に自分らしい生活を続けられるよう支える看護師として、在宅療養の現場で貢献したいと考えています」という締め方は、医学部との差別化もできており効果的です。
リハビリ系(理学・作業・言語聴覚):「回復」から「生活参加」へ広げて締める
リハビリ系では、「身体機能の回復」にとどまらず、「患者が社会や生活に再び参加できる」というゴールまで視野を広げた締め方が評価されます。ICF(国際生活機能分類)の概念を踏まえた言葉遣いができると、専門的な知識もアピールできます。「貴学で学ぶ生活機能障害へのアプローチと、地域リハビリテーションの実践的教育を通じて、脳卒中後の患者が趣味や社会活動に再び参加できる環境づくりに寄与できる理学療法士を目指したいと思います」のように、具体的な疾患・活動・環境づくりという要素を盛り込むと説得力が増します。
福祉・社会福祉系:制度の枠を超えた支援の視点で締める
福祉系の志望理由書では、「制度の知識を学ぶ」だけでなく「制度の狭間にある人々をどう支えるか」という問題意識を締めに入れることで、深みが生まれます。「貴学のソーシャルワーク演習と地域実習で培った支援技術を活かし、



