志望理由書2000字の例文を紹介!基本的な構成と書き方も併せて解説!

大学受験

志望理由書2000字も書けない!

志望理由書で2000字で書くように指定している大学が少なくありません。2000字というと作文用紙5枚です。書き上げるのは大変と感じる人も多いでしょう。

この記事では、志望理由書の基本的な構成と抑えるべきポイントを解説した後、2000字の志望理由書の例文を紹介しています。

2000字の志望理由書の例文を確認することで2000字がどのくらいの文量か分かるので、自分の志望理由書を書くときに参考になるでしょう。

2000字の志望理由書の例文を参考にしたい人はぜひ最後まで読んでみてください!

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
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これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
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志望理由書の基本的な構成は?

志望理由書は合否のカギを握ります。なぜなら、試験官に志望理由書は自己PRするチャンスですし、また、面接での質疑応答につながる入り口でもあるからです。志望理由書で、自分に興味を持ってもらえたら、合格に大きく近づくといえるでしょう。

しかし、志望理由をいきなり2000字書こうとすると文章にまとまりがなくなってしまいがちです。以下に紹介する基本的な構成をおさえながら書いていくようにしましょう。

  1. 将来の夢や目標について
  2. 自分の経験や実績について
  3. 志望校で学びたいことについて

最初に将来の夢や目標について書く

最初は、自分の将来の夢や目標について書きましょう。仕事や職種、もしくは仕事でどんな風に社会と関わっていきたいかなどでもいいです。

次に自分の経験や実績を書く

次は、なぜその夢を持ったのか、その夢に対して何をしてきたのかなどの経験や実績を書きましょう。印象深い経験や実績を盛り込むと面接でも質問されても思い出しやすいでしょう。

最後に志望校で学びたいことややりたいことを書く

最後に志望校でやりたいことを書きましょう。志望校の入学者受け入れ方針であるアドミッション・ポリシーをしっかりと把握して、大学の求める学生像を意識して書くようにしてください。

合格するための志望理由書の書き方は?

基本的な構成をおさえた上で、合格するための志望理由書にするには自分の個性をしっかりと表現することが大切です。

具体的なエピソードを盛り込む

自分がこれまで頑張ってきたことなどを具体的に書いていきましょう。そうすることで他の人とは異なる自分だけの文章にできます。

自分の強みを志望学部・学科に結び付けて書く

頑張ってきたエピソードを振り返ることで、自分の強みが見えてきます。その強みを志望学部・志望学科でどう生かしていきたいかに結び付けてみてください。そうすることで、なぜ、志望大学で学びたいのかという志望理由につながります。

将来なりたい自分について具体的に書く

将来の夢も具体的に書いていきましょう。将来の夢をしっかり持っている人は、大学でも意欲的に学ぶ意志があると感じられます。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

一つ一つを具体的に書いていくことで、文章のまとまりがありつつ、2000字書くことができるでしょう。まずは、しっかり自己分析をして、自分のこと、志望校のこと、将来のことを書き出してみてください。その上で構成を考えて、2000字の志望理由書を書いていってみましょう。

2000字の志望理由書例文

では例文を紹介します。ここでは、教育学部の志望理由書を紹介していきましょう。

 私は、将来小学校の教師になりたいと思っています。小学校教師としての目標は2つあり、1つは小学校で英語を楽しくかつ英語力が向上するように教えることと、もう1つは子供たちの個性を理解し支援していける教師になることです。

 教師を志したきっかけは、小学校時代の担任の先生です。私は、小学校4年頃まで、学校で話すことが苦手で休み時間などはほとんど一人で過ごしていました。それでも学校に行きたくないとは思いませんでした。それは、授業で色々なことを知るのが面白かったことと、授業中は先生が上手く発言の機会を作ってくれることで話すことができたからだと感じています。

 また、学校で話せない私を心配して、両親が私を小学校の頃から英会話スクールに通わせてくれました。何か自分に自信を持てるようになってほしいという思いからだったそうです。その英会話スクールは少人数での指導だったため、私は学校ほど緊張せずに話すことができました。英会話スクールで、年齢や国籍の違う人と話す経験を積み重ねることで私の中で人と話すことへの不安が軽くなっていきました。

 そして、中学へ進学する頃には、学校でも話せるようになりました。さらに、高校では英語を活かしたいと夏休みに短期留学も出来ました。このように積極的になった今の私の土台を作ってくれたのは、小学校時代に話せない私を上手く導いてくれた小学校の先生と、自信をつけてくれた英語です。将来の目標を考えたときこの経験を活かしたいと強く思い、英語を教える小学校教師になりたいと考えるようになりました。

 そこで、高校では、英語の資格取得と子供たちに勉強を教えるボランティア活動に力を入れました。英語検定は中学3年生で準2級を取得できていたので、高校では準1級を目指しました。学校の勉強との両立を心がけながら、学習計画を立てて勉強を進め、高校1年の秋に2級、高校2年の冬に準1級を取得できました。この資格取得を通して、英語力だけでなく、計画を立てて行動する自己管理力を鍛えられたと感じています。

 また、高校1年夏休みの短期留学後から週に1回、近所の子ども食堂での勉強会にボランティアに通っています。そこでは小学生の宿題を教えたり、宿題が終わったら一緒に遊んだりしています。子供たちとの関わり方は先生というより年の離れた兄弟のような感覚で、全てが教師の仕事内容につながるというわけではありません。しかし、小学生が何を楽しく感じて、何に悩んでいるかを身近で感じられる貴重な経験ができています。また、勉強面でもどこでつまづくのか知ることができています。どんな風に教えたら相手が分かるのか考えながら話すことは、とても難しいですがとても楽しく感じています。私は、このボランティアを通じて、聞く力、伝える力を育ててもらったと感じています。

 これらの経験を活かして、大学では得意の英語をもっと伸ばしていきたいし、英語を子供に楽しく教えるスキルを身につけたいと考えています。現在、小学校で英語教育が始まっているものの、子供たちからは「英語を人前で話すのは恥ずかしい」といった感想をよく聞きました。英語は話すことで身につくと英会話スクールでよく教えられました。しかし、子供たちがもっと英語を恥ずかしがらずに話す機会がどうやったら増えるのか、子供たちにとってどうすれば英語が身近になるのか、今の私には解決策が残念ながら見つかっていません。貴校での学びを通して、英語教育のよりよい方法を考えていきたいと思っています。

 さらに、大学のカリキュラムを利用して、大学2年時にはアメリカ留学をしたいと希望しています。英語力の向上はもちろんですが、様々な人と関わりを持つことは、将来教師として様々な生徒と向き合う時に必ず役立つと確信しています。

 また、貴校では、児童心理・異文化理解の学問を深く学ぶことができます。私が小学校時代にそうしてもらえたように、子供の個性を理解し支援するためには、様々な考え方に触れることが重要と感じています。特に○○先生の□□という授業は興味深く、ぜひ学びたいです。

 加えて、貴校のカリキュラムでは教育実習と学習支援ボランティアを積極的に行っており、子供達と関わりながら生徒に伝わる教え方を身につけていけると感じました。先生という立場で子供たちと関わることは、経験も非常に重要です。そういった貴重な経験を得られる機会を学生時代に多く取り入れている貴校のカリキュラムには非常に魅力を感じました。

 大学時代に学びたいことは多くありますが、自身の武器である自己管理力をさらに育てながら、やりたいことは全部やるを目標に行動していきたいと思っています。

 以上のことから、私は○○大学教育学部○○専攻を志望します。(1938字)

五十嵐塾長
五十嵐塾長

導入文約100字、経験・実績について約1000字、大学で学びたいこと約800字といった割合で書いてみました。完成した文章は学校や塾の先生に診てもらい添削をお願いするといいでしょう。自分では気付かなかったミスに気付けますよ。

 

まとめ

2000字の志望理由書はしっかりと自己分析を行った後、基本的な構成を踏まえながら書いていきましょう。自己分析はその後の面接にもつながるため、なるべく掘り下げてしておくといいです。

また、具体的なエピソードを盛り込むことで、自分の個性をアピールできます。さらに、志望校のアドミッションポリシーを意識して大学で学びたいことをまとめていくと好印象につながるでしょう。

しっかりと自分をアピールできる志望理由書を書き上げて、志望校合格をつかみ取ってくださいね。

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