こんにちは!スカイ予備校メディカルアンバサダーのめでぃたです。
「私立医学部って高いんでしょ…?」
「結局いくらかかるのか、ちゃんと知っておきたい」
そんな不安を持つ受験生・保護者の方へ。
この記事では、私立医学部の学費のリアルな金額と、国公立との違い・進学判断のポイントをわかりやすく解説します。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
2020年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去3年間で国公立大学合格85名。
高1から入会者は国公立大学合格率93%
高2から入会者は国公立大学合格率86%
高3の4月から入会者は国公立大学合格率73%。
スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
私立医学部の学費:6年間でいくら?
まず最も気になる「トータル金額」からお伝えします。
私立医学部の学費は大学によって差がありますが、6年間で2000万〜4500万円程度が相場です。
【例】学費総額(2025年度目安)
大学名 | 学費6年間の総額 |
慶應義塾大学 | 約2,100万円 |
日本医科大学 | 約3,300万円 |
東京医科大学 | 約3,800万円 |
東海大学 | 約2,500万円 |
川崎医科大学 | 約4,500万円以上 |
※上記は入学金・授業料・施設費・教育充実費などを合算したものです。
※寄付金や実習費は別途必要な場合もあります。
これに加えて、寮費・生活費・教材費などで年間100〜150万円程度かかると見ておくと安心です。
国公立医学部はどれくらい違う?
一方、国公立医学部は6年間で約350万円程度。
これは全国どこでも共通していて、以下のような内訳になります。
【国公立の学費(6年間)】
- 入学金:約28万円
- 授業料:年53.5万円 × 6年=321万円
- 合計:約349万円
つまり、私立医学部と比べると5〜10倍近い差があります。
学費以外にかかる費用も知っておこう
医学部は学費だけでなく、実習にかかる交通費やユニフォーム代、国家試験対策教材費など、細かな出費も多いです。
また、医学部生はアルバイトに割ける時間が少ないため、生活費の支援が必要になる家庭も多いのが実情です。
【想定される追加コスト】
- 模試・教材・模擬試験費:年間10万円以上
- 白衣・聴診器・解剖実習セット:数万円〜十数万円
- 国家試験直前の合宿費用・予備校:数十万円
「学費だけなんとかすればいい」と思っていると、後から「こんなにかかるの!?」と驚くこともあるので要注意です。
奨学金・特待制度で減額できる?
実は、私立医学部にも特待生制度や学費減免制度があります。
たとえば…
- 昭和大学:成績優秀者に学費全額免除
- 日本医科大学:入試上位成績者に年間100万円以上の減額
- 金沢医科大学:特待生は6年間で最大2000万円近く減額されることも
また、**地方自治体による奨学金(修学資金)**を活用すれば、「将来その地域で医師として働く」ことを条件に、最大で学費の全額+生活費が支援される制度もあります。
私立医学部=お金持ちの世界と思われがちですが、制度をうまく活用すれば、実は国公立と変わらない費用で通うことも可能なのです。
経済面だけで判断しないで!
もちろん、学費の負担は軽くありません。
でも、**「とにかく国公立一本で勝負」よりも、「私立併願も含めて医学部合格の可能性を最大化する」**ことが、結果的に現実的な選択になることもあります。
「3年間挑戦しても国公立に届かない。でも、私立に出せば合格できたはず…」
そんな後悔をしないためにも、家族で学費について事前に話し合っておくことがとても大切です。
医学部合格のためにできること
医学部受験は、学費も勉強も一筋縄ではいきません。
でも、以下のような視点を持てば、受験戦略がぐっと明確になります。
- 志望大学ごとの学費を「見える化」して比較する
- 特待・奨学金制度を調べて「選択肢を増やす」
- 早めに「家庭としての方針(私立併願OKか)」を決める
受験勉強と並行してこれらの準備をしておけば、チャンスを広げたまま、最適な進学先を選ぶことができるはずです。
おわりに:医学部は「人生投資」
医学部は、確かにお金がかかります。
でも同時に、国家資格である医師免許が一生の財産になる、とても価値ある「人生への投資」でもあります。
大切なのは、「お金がかかるからダメ」と思い込むことではなく、
「どうすれば、無理なくその道を目指せるか」を一緒に考えることです。
メディカル予備校では、学費や奨学金の相談にも親身に対応しています。
「まだ先の話」と思わずに、まずは情報を集めてみましょう。
それが、第一志望への一歩になります!