大学推薦入試の種類と仕組みを解説!指定校制と公募制の違いは競争率!

大学受験

「大学推薦入試を受けたいけど種類がたくさんあって分からない!」

大学の入試方法は同じ大学を受けるのにもいくつか種類があって初めて見た人は戸惑ってしまいますよね。

この記事では、大学受験の中の「学校推薦型選抜」のついて解説します。これが旧大学推薦入試になります。さらに学校推薦型選抜は指定校制と公募制の2種類に分かれています。その違いも紹介していきましょう。

受験方法をしっかり理解すると受験の選択肢も増えるので合格率アップにもつながりますよ!

大学を推薦で受けたいと考えている人はぜひ読んでみてください!

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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大学推薦入試とは?

大学推薦入試は、現在は学校推薦型選抜入試へと名前が変わっています。一般入試が始まる前の10月~11月頃に出願・選考、12月中には合格発表が行われる場合が多いです。選考内容は、書類審査・面接・小論文がメインになります。

旧推薦入試は学校推薦型選抜へ改称

2021年度入試から名前が変わったのでまだ聞きなじみのない人も多いでしょう。現在ある入試方法は以下の3つです。

  • 一般選抜入試
  • 総合型選抜入試(旧AO入試)
  • 学校推薦型選抜入試(旧推薦入試)

一般選抜は学力テストで合格を決める入試になります。以前は一般選抜が主流でしたが、現在は総合型選抜と学校推薦型選抜で合格する割合も高くなってきています。

総合型選抜入試についてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

学校推薦型選抜は高校の推薦を受けて出願可能

学校型推薦選抜の大きな特徴は高校の推薦が必要ということです。この点が総合型選抜と大きく異なります。大学ごとに推薦入試の出願基準が決まっており、そこに達している生徒を学校が認めることで初めて出願できます。

学校からの推薦を受ける形のため、合格したら入学するという専願の大学がほとんどです。私立大学の一部では併願可能の場合もありますが、学校型推薦入試は基本的に専願で入学の辞退はできないと考えてください。

学校推薦型選抜は指定校制と公募制の2種

学校推薦型選抜には指定校制と公募制の2種類があります。私立大学では指定校制と公募制の2種類が、国公立大学では公募制のみの学校推薦型選抜が行われています。

では指定校制と公募制の違いを詳しくみていきましょう。

指定校制の仕組みと特徴は?

まずは指定校制の仕組みと特徴を紹介します。

大学が特定の高校を指定した入試方法

指定校制とは大学側が指定した高校からのみ出願が可能です。高校によって指定校制で受けられる大学の数や受験できる人数、つまり指定校推薦枠が異なります。

この指定校推薦枠は過去その高校からどのくらい入学し、入学後の活躍などを考慮して決定されるため、年度によって増減があります。一般的には偏差値の高い高校ほど偏差値の高い大学の指定校推薦が多くある傾向です。

校内選考に勝ち残れば合格率は高い!

指定校制では高校で募集要項が発表されたあとに6~8月頃にかけて校内選考が行われます。人気のある大学の指定校制の推薦枠をとりたければ校内推薦で勝ち残ることが必要です。

校内選考で勝ち残ると、合格率がとても高いことが特徴です。自分の行きたい大学の指定校制推薦枠があるのなら、ぜひ狙ってみてくださいね。

五十嵐塾長
五十嵐塾長

校内選考は、評定平均はもちろんのこと、課外活動、部活動、出席日数などが考慮されるといわれています。指定校推薦を考えている人は高校1年から積極的に勉強や高校生活に取り組むようにしましょう。

公募制の仕組みと特徴は?

公募制は指定校制と異なり、校内選考はありません。ただし、その分合格しやすいと考えるのは間違いなので注意しましょう。

大学の提示した条件を満たせば誰でも出願可能

公募制では大学の募集要項で示された条件を満たせば、誰でも出願可能です。同じ高校から何人受けてもいいです。

国公立大学では、学校型推薦入試は公募制のみなので覚えておきましょう。公募制はさらに一般推薦と特別推薦の2種類があります。

一般推薦は学校成績を主な出願条件にしている場合が多いです。一方で、特別推薦はスポーツの実績や文化活動、資格取得などが出願条件になっています。公式な成績の提示が必要な場合が多いです。

全国の受験生がライバルのため指定校制よりも難易度が高い!

条件を満たした人が誰でも出願可能なため、全国の受験生が出願できます。そのため倍率も高くなり指定校制より難易度は高いと考えてください。選考内容で面接や小論文などがある場合は、対策を十分に行うことが必要です。

大学や学部によって人気は異なりますので、志望校について入試情報を確認してみましょう。

まとめ

今回の記事をまとめます。

  • 推薦入試は学校型推薦入試に名前が変更
  • 指定校制は校内選考を突破すれば合格率は高い
  • 公募制は条件を満たせば出願できるが合格率が高いとは限らない

学校型推薦入試を希望する場合、評定平均や課外活動などの学校成績がとても重要になります。1年のうちから定期テストや課外活動に積極的に取り組んでください。

高校生活を充実させることが推薦入試を受ける条件を満たすことにつながります。ぜひ入試方法の選択肢を広げ、合格率を上げていきましょう。

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