「やりたいことが見つからない」高校生へ——それは才能の問題ではなく、順序の問題です

【五十嵐先生へ】週次レビュー(1記事4分目安)

以下の①〜③を埋めて「下書き保存」してください。
入力後、右上の「公開予約」はそのままでOKです。


①実体験メモ(このテーマで思い出す生徒・保護者のエピソードを1〜2文。なければ空白)

②先生の一言(この記事で一番伝えたいことを自分の言葉で1文)

③修正箇所(直したい箇所があれば。なければ空白でOK)

「先生、私、やりたいことが何もないんです。だから志望校も決められなくて」

この言葉を、私は毎年必ず聞きます。毎年、何十人もの高校生がこの言葉を口にしながら、スカイ予備校の相談窓口を叩きます。

この言葉を聞くたびに、私の胸の奥で何かが燃え上がります。悔しさとも焦りともつかない、熱い感情です。

なぜなら、この言葉は完全に間違った前提の上に立っているからです。

「やりたいことが見つからない」のではありません。「やりたいことは最初からある」——ただ、見つけ方を誰も教えてくれなかっただけなのです。

「やりたいこと」を先に見つけようとするから、見つからない

高校生が「やりたいことが見つからない」と悩む理由の多くは、実は探し方が逆になっているからです。

学校の進路指導では「将来の夢から逆算して大学を選びなさい」と教えます。保護者の方も「何になりたいの?」と問いかけます。まるで「やりたいこと」は、最初から完成品として自分の内側に眠っているかのように。

しかし、スカイ予備校で27年以上、累計1万人を超える受験生を見続けてきた私だからこそ断言できます。17歳・18歳の段階で「やりたいこと」が明確に定まっている高校生は、ほとんどいません。それが普通であり、むしろ健全です。

問題は「やりたいことがないこと」ではなく、「やりたいことがないと自分を責め続けること」です。この自責のループに入った瞬間、人は動けなくなります。

ある高校2年生が教えてくれたこと

少し前のことです。ある高校2年生の生徒が、面談室で私にこう打ち明けてくれました。

「友達はみんな『医者になりたい』『教師になりたい』って言ってるのに、私だけ何も思い浮かばない。自分がダメな人間なんじゃないかって思う」

私は少し間を置いて、こう聞き返しました。

「じゃあ、これまでの人生で、時間を忘れて夢中になったことは何かあった?どんな小さなことでもいい」

彼女はしばらく考えて、「小学校のとき、図鑑を読むのが好きでした。特に生き物の仕組みが書いてある本」と答えました。

そこから話を掘り下げると、生物の授業だけは今でも楽しいこと、ニュースで環境問題を見ると他人事に思えないこと、動物の生態についてのドキュメンタリーは最後まで見てしまうことが次々と出てきました。

「やりたいことがない」と思っていた彼女の中に、すでに「やりたいこと」の種は育っていたのです。ただ、それを「やりたいこと」だと認識する言葉を持っていなかっただけでした。

彼女はその後、農学部の環境系学科を第一志望に定め、見事に現役合格を果たしました。

「やりたいこと」の正しい見つけ方——3つの問い

①「好き」ではなく「気になる」を探す

「好きなこと」を探そうとすると、ハードルが上がります。「好き」という感情は、すでにある程度関わった後に生まれるものだからです。まず探すべきは「なんとなく気になる」「目が止まる」「なぜか放っておけない」という弱いシグナルです。このシグナルを無視しないでください。それがすべての出発点です。

②「嫌いなこと」から逆算する

やりたいことが見つからないとき、「嫌いなこと・許せないこと」を書き出すのは非常に有効です。「食品ロスが許せない」「勉強できない子が損をする社会が嫌だ」——この「怒り」や「違和感」の中に、あなたが本当に関わりたい課題が隠れています。やりたいことは、多くの場合「怒り」の裏側にあります。

③「大学で何を学ぶか」より「どんな問いに答えたいか」を考える

「何を学ぶか」という問いは、選択肢が多すぎて迷子になります。それより「自分はどんな問いに向き合いたいか」を考えてみてください。「なぜ人は争うのか」「生き物はなぜ死ぬのか」「なぜ貧しい国と豊かな国が生まれるのか」——この「問い」が見つかれば、学ぶべき学問はおのずと絞られます。

「やりたいこと」がなくても、受験は戦える

私、五十嵐は、ここで一つ重要なことを伝えなければなりません。

「やりたいことが見つかってから志望校を決める」という順序は、多くの場合、受験という現実に合いません。やりたいことを探しながら、同時に学力も上げていく。この二軸を並走させることが、現実的な戦略です。

「やりたいことが見つからないと、勉強に身が入らない」という声もよく聞きます。しかし逆説的なことに、勉強して視野が広がったことで、やりたいことが見つかったという生徒の方が、私の経験では圧倒的に多い。まず動くことで、見えてくるものがあります。

大学受験は才能の戦いではありません。戦略と順序の戦いです。「やりたいことが見つからない」という状態は、スタートラインに立てていないのではなく、正しい地図を持っていないだけです。

あなたの「問い」を、一緒に見つけましょう

スカイ予備校では、志望校・学部選びの段階から、生徒一人ひとりの「問い」を掘り起こす面談を行っています。「やりたいことが見つからない」という高校生を、私は何百人も志望校合格に導いてきました。

あなたの中に、答えはすでにあります。ただ、一緒に掘り下げる人間が必要なだけです。もし今、進路について悩んでいるなら、一度スカイ予備校の無料相談を覗いてみてください。あなたの「やりたいこと」の種を、一緒に見つけに行きましょう。

スカイメソッド小論文対策の動画プレゼント!
無料LINE登録で動画を受け取る