医者に博士号は必要?取得のメリット・方法・将来性を徹底解説【2025年最新版】

大学入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
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高1から入会者は国公立大学合格率93%

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スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします

医者にとっての「博士号」とは?

「博士号」とは、大学院の博士課程を修了し、一定の研究成果を認められた人に授与される最も高度な学位です。
 医者の場合、「医学博士(Doctor of Medical Science, D.M.Sc.)」や「Ph.D.(Doctor of Philosophy)」といった形で授与されます。

医師免許と博士号の違い

比較項目医師免許博士号
目的診療・治療研究・教育
必要条件医学部卒業+国家試験合格大学院博士課程修了+論文提出
権利医療行為の実施医学研究・学会活動の幅が広がる

医師免許は「医療行為」の許可証であり、博士号は「研究者・教育者としての実績」の証です。

博士号を取得するメリットとは?

博士号を取得することで得られる主なメリットは以下の通りです:

  • 大学病院でのポスト獲得に有利(准教授・教授など)
  • 研究資金の獲得がしやすくなる
  • 学会発表・論文の信頼度向上
  • 将来のキャリアの選択肢が広がる(研究者、製薬企業、官僚など)

博士号の取得方法と期間・費用

博士号は一般的に以下のプロセスで取得します:

  1. 大学院(医学研究科)に進学
  2. 研究テーマを設定し、指導教員の下で研究を進める
  3. 博士論文を作成・提出し、審査・口頭試問に合格する

所要期間・費用の目安

  • 期間:3〜5年
  • 学費:年間50〜80万円程度(大学によって異なる)

博士号は必要?進路・キャリアの違い

結論として、臨床だけでキャリアを積むなら必ずしも博士号は不要です。

一方で以下の進路を考えている方には大きな武器になります:

  • 大学病院で教員になる(助教・講師など)
  • 医療行政・政策分野で活躍したい
  • 医学研究や新薬開発に関わりたい

MDとPhDの違い(海外の事情も含めて解説)

 MD(Doctor of Medicine)
  〇日本では「医師免許」の意味で使われる
  〇海外では医者の学位として広く使われる

 PhD(Doctor of Philosophy)
  〇基礎医学や臨床研究の成果に基づく「研究者」としての博士号
  〇海外ではMD-PhDというダブルディグリー制度も存在する(例:アメリカの医学部)

➡️ 海外での研究や留学を考えている人は、PhDの取得が有利

博士号取得を目指す医学生・医師へのアドバイス

  • 学部時代から研究室に関わっておくとスムーズ
  • 指導教員選びは超重要!指導スタイルや研究テーマの相性を確認
  • 奨学金・助成金制度を活用することで経済的負担を軽減可能
  • 学会発表や英語論文の執筆は避けられないので準備を

まとめ:医者にとって博士号は選択肢の一つ

博士号は、医師としての「治療者」だけでなく「研究者」「教育者」としての未来を切り拓くパスポートです。

すべての医師に必要なわけではありませんが、将来のビジョンによっては強力な武器となるでしょう。
 迷っているなら、まずは興味のある研究テーマを探し、先輩や教授に相談してみるのがおすすめです。

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