大学入試面接マナー対策を徹底対策

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
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1.  はじめに:大学入試面接の重要性

大学入試において、面接試験の重要性が年々高まっています。特に、AO入試や推薦入試では、面接が合否を大きく左右する要素となっています。面接は、受験生の人柄や志望動機、学習意欲などを直接評価できる貴重な機会です。そのため、面接官は単に知識や学力だけでなく、受験生の態度やマナー、コミュニケーション能力も含めて総合的に判断します。

本記事では、大学入試面接を成功させるための完全ガイドをお届けします。基本的なマナーから面接の流れ、よくある質問への対応策まで、詳しく解説していきます。

2.  面接の基本マナー

1 服装と身だしなみ

面接での第一印象は非常に重要です。清潔感があり、きちんとした印象を与える服装を心がけ
ましょう。
● 男子:ダークスーツ、白シャツ、控えめなネクタイ
● 女子:スーツまたはブラウスとスカート(膝丈)
● 靴:黒の革靴(女子はヒールは3cm程度まで)
● 髪型:清潔感のある髪型(長髪は結ぶ、染髪は避ける)
● アクセサリー:控えめに(時計は可、派手な装飾品は避ける)
● 爪:短く切り、マニキュアは避ける
● 香水:控えめに、または使用しない

2 姿勢と態度

良い姿勢は自信と誠実さを表現します。以下の点に注意しましょう。
● 背筋を伸ばし、顎を引く
● 歩くときは適度な速さで、背筋を伸ばす
● 座るときは椅子の奥まで腰掛け、背もたれにもたれかからない
● 手は膝の上に軽く置く(組まない)
● 目線は面接官の目や顔の辺りに向ける
● 適度に頷きながら話を聞く
● 表情は柔らかく、適度に笑顔を心がける

3 言葉遣いと声の出し方

丁寧な言葉遣いと適切な声の出し方は、良好なコミュニケーションの基本です。
● 敬語を適切に使用する(ですます調で話す)
● 声は明るく、はっきりと
● 適度な声の大きさを保つ(小さすぎず、大きすぎず)
● ゆっくりと、落ち着いて話す
● 方言は控え、標準語で話す
● 「えーと」「あのー」などの無駄な言葉を避ける

3.  面接の流れとポイント

1 控室での心構え

面接は控室に入った瞬間から始まっていると考えましょう。
● 静かに待機し、他の受験生と大声で話さない
● スマートフォンの電源は切っておく
● 姿勢よく座り、落ち着いた態度を保つ
● 面接の順番を呼ばれたら、はっきりと返事をする

2 入室のマナー

入室時の振る舞いは、面接官の第一印象を決める重要な瞬間です。
● ノックは3回、はっきりと
● 「失礼します」と言ってから入室する
● ドアの開閉は静かに、丁寧に
● 入室後、面接官に向かって一礼する
● 指示があるまで勝手に着席しない

3 着席時の注意点

着席を指示されたら、以下の点に注意しましょう。
● 「失礼します」と言ってから着席する
● 椅子は引かず、回り込んで座る
● バッグは椅子の横に置く(膝の上に置かない)
● 姿勢よく座り、手は膝の上に置く
● 足は組まず、女子の場合はスカートをきちんと整える

4 面接中の対応

面接中は、以下の点に気をつけて対応しましょう。
● 質問をよく聞き、理解してから答える
● 答えに迷った場合は、少し考える時間をもらう
● 視線は面接官の目や顔の辺りに向ける
● 身振り手振りは控えめに
● 質問の意図を理解し、的確に答える
● 自分の言葉で、具体的に答える
● 長所や経験を積極的にアピールする

5 退室時のマナー

面接終了後の退室も、マナーを忘れずに行いましょう。
● 面接官から終了の合図があったら、「ありがとうございました」と言う
● 立ち上がり、椅子を元の位置に戻す
● 面接官に向かって一礼する
● 「失礼します」と言ってから退室する
● ドアの開閉は静かに、丁寧に

4.  よくある質問と回答例

面接では、以下のような質問がよく聞かれます。事前に準備しておきましょう。

1 志望動機

Q: なぜ本学を志望したのですか?
A: 「〇〇学部の△△プログラムに強く惹かれました。特に、××教授の研究に関心があり、その分野での学びを深めたいと考えています。また、貴学の国際交流プログラムも魅力的で、グローバルな視点を養いたいと思いました。」

2 学部・学科の選択理由

Q: なぜこの学部・学科を選んだのですか?
A: 「高校時代に□□の課題研究に取り組み、この分野への興味が深まりました。貴学の◇◇学科では、最新の設備を使った実践的な学びができると聞き、自分の研究をさらに発展させられると考えたからです。」

3 将来の目標

Q: 大学卒業後の進路や目標は何ですか?
A: 「将来は環境問題の解決に貢献できるエンジニアになりたいと考えています。そのために、大学では環境工学の基礎から応用まで幅広く学び、卒業後はエネルギー関連企業での就職や大学院進学を視野に入れています。」

4 自己PR

Q: あなたの長所と短所を教えてください。
A: 「私の長所は粘り強さです。高校の科学部で3年間研究を続け、県大会で入賞したことがその表れだと思います。短所は少し慎重すぎるところですが、重要な決定の際には有効に働くと考えています。」

5 時事問題

Q: 最近のニュースで関心を持ったことは何ですか?
A: 「再生可能エネルギーの普及に関するニュースに関心を持っています。特に、太陽光発電の効率向上や蓄電技術の進歩が印象的でした。これらの技術が環境問題の解決にどう貢献するか、注目しています。」

5.  面接対策のコツ

1 自己分析の重要性

自己分析は、面接で自信を持って答えるための基礎となります。
● 自分の長所・短所を具体的なエピソードとともに整理する
● 学生時代の経験や成果を振り返り、学んだことをまとめる
● 志望動機や将来の目標を明確にする

2 志望校研究の方法

志望校についての深い理解は、説得力のある志望理由につながります。
● 大学のウェブサイトやパンフレットを細かく確認する
● オープンキャンパスに参加し、実際の雰囲気を体感する
● 志望学部・学科の特徴や研究内容を調べる
● 大学の歴史や校風、特色ある取り組みを把握する

3 模擬面接の活用

実践的な練習は、本番での緊張を和らげる効果があります。
● 家族や先生に協力してもらい、模擬面接を行う
● 想定質問に対する回答を声に出して練習する
● ビデオ撮影して自分の姿勢や話し方をチェックする
● 友人と面接官と受験生の役割を交代しながら練習する

6.  よくある失敗例と対処法

面接では、以下のような失敗がよく見られます。事前に注意しておきましょう。
● 遅刻:余裕を持って行動し、事前に経路を確認する
● 服装の乱れ:前日に服装をチェックし、当日も鏡で最終確認する
● 声が小さい:普段から大きな声で話す練習をする
● 視線が定まらない:練習時に意識的に視線を合わせる訓練をする
● 質問の意図を理解していない:質問をよく聞き、必要なら聞き返す
● 一方的に話しすぎる:面接官の反応を見ながら、適度に間を取る
● 否定的な発言:ポジティブな表現を心がける

7.  まとめ:自信を持って面接に臨むために

大学入試の面接は、受験生にとって大きなプレッシャーになりがちです。しかし、適切な準備と心構えがあれば、それを自己アピールの絶好の機会に変えることができます。

● 基本的なマナーを身につけ、第一印象を大切にする
● 面接の流れを把握し、各段階でのポイントを押さえる
● 想定質問に対する回答を準備し、自分の言葉で話せるようにする
● 自己分析と志望校研究を通じて、自信を持って答えられるようにする
● 模擬面接を活用して、実践的な練習を重ねる

最後に、面接官は皆さんの可能性を見出そうとしています。緊張するのは自然なことですが、自分の思いや熱意を素直に伝えることが大切です。これまでの経験や学びを振り返り、自信を持って面接に臨んでください。皆さんの努力が実を結び、志望校合格の喜びを味わえることを心から願っています。

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