記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
2020年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去3年間で国公立大学合格85名。
高1から入会者は国公立大学合格率93%
高2から入会者は国公立大学合格率86%
高3の4月から入会者は国公立大学合格率73%。
スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
1. はじめに:11月という重要な時期
11月は受験生にとって極めて重要な時期です。模試や入試の準備が本格化し、心身ともに大きな負担がかかる時期でもあります。さらに、季節の変わり目による体調の変化にも注意が必要です。この記事では、受験生が11月を健康に乗り切るための具体的な対策について、様々な角度から詳しく解説していきます。
2. 寒暖差への対応:体温管理の重要性
11月は1日の寒暖差が大きく、体調を崩しやすい季節です。朝晩の冷え込みと日中の温かさの差が体に負担をかけるため、適切な体温管理が欠かせません。室内での学習時は、エアコンの設定温度を20度前後に保ち、湿度は50~60%を目安にしましょう。
また、重ね着をして体温調節がしやすい服装を心がけることも大切です。首元や手首、足首などの「末端」の保温に特に気を配りましょう。体温が1度下がると免疫力は30%も低下するとも言われており、体温管理は単なる快適さだけでなく、学習効率や体調管理の基本となります。
3. 睡眠管理:冬に向かう季節の質の良い睡眠とは
日が短くなるこの時期、良質な睡眠の確保がより重要になってきます。理想的な睡眠時間は個人差がありますが、多くの受験生には7~8時間程度が推奨されます。ただし、単に時間を確保するだけでなく、睡眠の質を上げることも重要です。
就寝1時間前にはスマートフォンやパソコンの使用を控え、ブルーライトの影響を最小限に抑えましょう。また、就寝前の軽いストレッチや深呼吸は、リラックス効果が高く、良質な睡眠への導入として効果的です。
さらに、毎日同じ時間に起床することで、体内時計が整い、より自然な睡眠サイクルを確立することができます。休日も平日と同じような時間に起きることで、生活リズムが乱れることを防げます。
4. 栄養管理:この時期に特に摂りたい栄養素
寒さに向かうこの季節、免疫力を高める食事の重要性が増してきます。特に以下の栄養素の摂取を意識しましょう:
ビタミンCは免疫力の向上に欠かせません。みかんや柑橘類は旬の食材として手軽に摂取できます。また、良質なタンパク質は脳の働きを活発にし、集中力の維持に役立ちます。魚類や卵、大豆製品などをバランスよく取り入れましょう。
また、亜鉛は免疫機能の維持に重要な役割を果たします。牡蠣やレバー、ごまなどに多く含まれています。朝食をしっかり取ることも大切で、糖質を中心とした栄養バランスの良い食事で、1日のスタートを切りましょう。
5. 運動とストレス解消:効果的な気分転換法
受験勉強に追われる毎日でも、適度な運動は欠かせません。ただし、この時期は激しい運動は避け、20~30分程度の軽いウォーキングや、ストレッチなどの軽い運動がおすすめです。
特に、机に向かって長時間学習する際は、1時間に1回は立ち上がって軽い体操やストレッチを行いましょう。これにより血行が促進され、集中力の維持にもつながります。また、深呼吸や簡単なヨガのポーズは、精神的なリフレッシュ効果も期待できます。
6. 感染症対策:インフルエンザと風邪の予防
11月は感染症の流行期に入る時期です。特にインフルエンザの予防には万全を期す必要があります。予防接種を検討するとともに、以下の基本的な予防策を徹底しましょう:
- 手洗い・うがいの習慣化
- 適切なマスクの着用
- 規則正しい生活による免疫力の維持
- 十分な湿度の確保
- バランスの取れた食事による栄養補給
7. メンタルヘルス:プレッシャーとの向き合い方
受験期のストレスやプレッシャーは避けられないものですが、それらと上手く付き合っていく方法を身につけることが大切です。時には友人や家族と話をしたり、趣味の時間を持つことで、精神的な負担を軽減することができます。
また、小さな目標を立てて達成感を積み重ねていくことで、自己肯定感を高めることができます。完璧を求めすぎず、できることから着実に進めていく姿勢を大切にしましょう。
8. まとめ:継続的な健康管理のポイント
11月の健康管理で最も重要なのは、「継続性」です。突発的な対策ではなく、日々の積み重ねによって体調を整えていくことが大切です。特に以下の点を意識して生活してください:
- 規則正しい生活リズムの維持
- バランスの取れた食事
- 適度な運動と休息
- 早めの体調管理と予防
- ストレスと上手く付き合う工夫
体調を崩してしまっては、それまでの努力が水の泡となってしまいます。今この時期にしっかりと健康管理を行い、本番に向けて万全の体制を整えていきましょう。