記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
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【前期・後期】宮崎県立看護大学看護学部の小論文過去問題集|入試傾向・対策・予想問題まで完全解説
宮崎県立看護大学看護学部の概要
宮崎県立看護大学の看護学部は、人間の健康と幸福の向上に貢献できる看護の専門家を育成することを目指しています。大学は生命の尊厳に根ざし、広く人類の健康と福祉の向上に寄与する看護専門家を育てることを目的としています。
看護学部では、看護学に関する幅広いカリキュラムを提供し、学生たちに臨床実習や研究の機会を提供しています。大学院の看護学研究科も存在し、人々の健康を支援する活動を追求しながら、看護の専門家を育てることを目指しています。宮崎県立看護大学は、看護教育と研究に焦点を当てており、認定看護師教育課程なども提供しています。
宮崎県立看護大学看護学部の小論文入試傾向と特徴
宮崎県立看護大学看護学部の小論文入試は、試験時間90分・解答字数900字前後・配点200点(総合1000点中)という形式が長年にわたり安定して続いています。この配点比率(全体の20%)からも、小論文が合否を大きく左右する重要な科目であることがわかります。
出題形式の特徴
毎年、400〜900字程度の課題文(評論・エッセイ)が与えられ、そこから複数の設問が出題される「課題文型小論文」が基本スタイルです。設問は通常3〜4問構成となっており、以下のような出題パターンが頻出です。
- 漢字書き取り問題(5問程度):カタカナを漢字に直す基礎的な問題。近年は出題されない年もあります。
- 要約問題(200字以内):課題文全体の論旨を簡潔にまとめる力が問われます。
- 説明問題(200〜300字以内):傍線部・二重線部の意味を文章の文脈に沿って説明する問題です。
- 意見論述問題(300〜400字以内):筆者の見解に対して、自分の体験や具体例をもとに賛否・考察を述べる問題です。
出題テーマの傾向
過去問を分析すると、「読書と人格形成」「スマホとコミュニケーション」「対人不安とやさしさの変容」「学ぶことの意味」「家族と子育て」「傾聴と対話」など、人と人との関係性・コミュニケーション・自己形成・社会問題に関するテーマが繰り返し登場しています。これは看護師に求められる「他者理解・共感力・コミュニケーション能力」を問うという出題意図と一致しており、看護師志望者として自分の言葉でこれらのテーマを語れるかどうかが評価ポイントになっています。また、池上彰・齋藤孝・好井裕明など、社会系・教育系の著名著者の文章が採用されることも特徴的です。受験生は日頃から新書・評論文に親しんでおくことが望ましいといえます。
宮崎県立看護大学看護学部 小論文対策ポイント
①要約力を徹底的に鍛える
本学の小論文では、「200字以内で要約しなさい」という問題がほぼ毎年出題されています。要約は「筆者の主張+根拠・具体例の整理」が基本です。自分の意見を混ぜず、文章全体の論旨を過不足なくまとめる練習を繰り返してください。日頃から新聞の社説や新書の1章分を200字でまとめるトレーニングが効果的です。
②傍線部説明問題は「文脈読解力」が勝負
「〇〇はどういうことですか」という説明問題は、傍線部の前後の文脈を丁寧に読み取り、筆者がその言葉に込めた意図を自分の言葉で噛み砕いて説明することが求められます。「筆者は〜と述べている。つまり〜ということである」という構成で書くと論理的にまとまりやすくなります。
③意見論述は「体験+考察+看護への接続」の三段構成で
400字の意見論述問題では、「①自分の具体的な体験・事例の提示(約150字)→②その体験からの考察・分析(約150字)→③看護・医療・人間関係への応用・まとめ(約100字)」という三段構成が非常に有効です。体験を語るだけで終わらず、必ず「だからこそ看護師として〇〇が大切だと考える」というように、自分の将来像・看護観と結びつけて締めくくることで、採点者に強い印象を与えられます。
④漢字・語彙力は確実に得点源にする
漢字書き取りが出題される年は5問程度出ています。これは確実に満点を取れる問題です。看護・医療・社会・教育に関連する語彙(「感情移入」「矛盾」「好感」「旧来」「無難」など)を日頃から書いて覚えておきましょう。
⑤時間配分を意識した練習を
90分で要約・説明・意見論述の複数問を解くためには、時間管理が不可欠です。目安として「課題文読解:15分、各設問の構成メモ:10分、解答記述:55分、見直し:10分」を意識してください。本番前に必ず時間を計って過去問演習を行いましょう。
前期 宮崎県立看護大学看護学部 小論文過去問題
2022年前期 90分 900字ほか 200点/1000点
【文章】(出典)齋藤孝著『読書する人だけがたどり着ける場所』の一節。
- 問一 傍線部①〜⑤のカタカナ(ボウダイ、カイして、スえて、カンジョウイニュウ、ムジュン)を漢字になおしなさい。
- 問二 二重線部「重大な違い」とはどのようなことですか、200字以内で説明しなさい。
- 問三 点線部「体験は人格形成に影響します」の筆者の見解についてあなたはどう思いますか。自分の体験や具体例をもとに300字以内で述べなさい。
- 問四 波線部「言葉にできなかった自分の体験の意味に気づくことができます」はどういうことですか。自分のこれまでの読書体験をもとに400字以内で説明しなさい。
2021年前期 90分 900字 200点/1000点
【文章】(出典)好井裕明著『「今、ここ」から考える社会学』の一節。
- 問一 この文章を200字以内で要約しなさい。
- 問二 二重線部「スマホが彼にもたらした固有の新たな『生の状態』だと思うのです」はどういうことですか、300字以内で説明しなさい。
- 問三 波線部「私は大きく二つの点でこれらは異なっていると思います」の筆者の見解についてあなたはどう思いますか。自分の体験や具体例をもとに400字以内で述べなさい。
2020年前期 90分 900字ほか 200点/1000点
【文章】(出典)榎本博明著『「対人不安」って何だろう?』(ちくまプリマー新書)の一節。
- 問一 傍線部①〜⑤のカタカナ(カられる、ツくしている、コウカン、キュウライ、ブナン)を漢字になおしなさい。
- 問二 この文章を200字以内で要約しなさい。
- 問三 波線部「相手がこちらに期待している反応を演じる」はどういうことですか。自分の体験をもとに300字以内でわかりやすく説明しなさい。
- 問四 二重線部「このようにやさしさが変容しているとすれば、ホンネの交流がしにくいのも当然と言える」の筆者の見解について、あなたはどう思いますか。具体例をもとに400字以内で述べなさい。
2019年前期 90分 575字ほか 200点/1000点
【文章】(出典)池上彰著「学び続ける原動力」(『学ぶということ〈続・中学生からの大学講義〉1』桐光学園+ちくまプリマー新書編集部編)の一節。
- 問一 次の各質問に答えなさい。
- (一)(①)の中には、傍線部「無知の知」を説明する記述が入ります。25字以内で答えなさい。
- (二)傍線部②「パキスタン」の国は、地図のA〜Dのうちどれですか。記号で答えなさい。(地図省略)
- (三)点線部「世界には勉強したくてもできない子どもが大勢います」について、このような状況を引き起こしていると考えられる具体例を一つあげ、50字以内で説明しなさい。
- 問二 二重傍線部「物事を整理してわかりやすく伝えるのは、因数分解そのもの」という筆者の考えが誰にでもわかるよう、具体的な例を示しながら、200字以内で説明しなさい。
- 問三 皆さんが中学・高校で勉強してきたことの意味について、本文の論旨をふまえ、あなたの考えを300字以内で述べなさい。ただし、論点を支える具体例をあげること。
2018年前期 90分 900字 200点/1000点
【文章】(出典)東海明著『高校生活100のアドバイス』(岩波ジュニア新書)の一節。
- 問一 この文章を200字以内で要約しなさい。
- 問二 二重線部「その意味でクラスメイトの存在は、あなたにとって宝物です」はどういうことですか。自分の体験や具体例をもとに300字以内でわかりやすく説明しなさい。
- 問三 波線部「それさえできれば、ひとつひとつの事件や心のすれ違いは⋯大切なきっかけになるはずです」の筆者の見解について、あなたの考えを自分の体験や具体例をもとに400字以内で述べなさい。
後期 宮崎県立看護大学看護学部 小論文過去問題
2022年後期 90分 900字 200点/1000点
【文章】(出典)柏木惠子著『子どもが育つ条件―家族心理学から考える』の一節。
- 問一 本文を200字以内で要約しなさい。
- 問二 二重線部「『できるだけのことをしてやる』のを親の愛情……と考えることは問題です。」について、作者はなぜ問題と考えるのでしょうか。300字以内で説明しなさい。
- 問三 波線部「自分には能力もあり、他者のために有用な存在だと実感がもてるのです。」について、作者はどのようにすれば「有用な存在だと実感がもてる」と述べていますか。自分の体験や具体例をあげながら、400字以内で説明しなさい。
2021年後期 90分 900字 200点/1000点
【文章】伊藤一彦著『聴く力 話す力 書く力』の一節。
- 問一 本文を200字以内で要約しなさい。
- 問二 二重線部「相手中心になると……」はどういうことですか。300字以内で説明しなさい。
2026年度 宮崎県立看護大学看護学部 小論文予想問題
過去問の出題傾向・テーマ分析をもとに、スカイ予備校オリジナルの2026年度予想問題を作成しました。本番前の実戦練習として積極的に活用してください。
予想問題:課題文
近年、医療現場においてAI(人工知能)の活用が急速に進んでいる。画像診断の補助、電子カルテの自動入力、患者の状態予測など、AIは医師や看護師の業務効率を大幅に向上させる可能性を持っている。しかし一方で、こうした技術の進展が「ケア」の本質を変えてしまうのではないかという懸念の声も上がっている。
看護とは、単に病気を治す行為ではなく、患者の苦しみや不安に寄り添い、その人全体を支える営みである。患者が「誰かに話を聞いてもらえた」「自分のことをわかってもらえた」と感じる瞬間に、看護の本質がある。AIはデータを処理し、最適な判断を下すことはできるかもしれないが、患者の表情の微妙な変化に気づき、言葉の奥にある感情を受け取り、その人の手を握って「大丈夫ですよ」と伝えることができるのは、人間だけではないだろうか。
もちろん、AIの導入によって看護師が事務的な業務から解放され、患者との対話により多くの時間を使えるようになるという側面もある。技術を正しく活用しながら、人間にしかできないケアを追求していくこと、それが今後の看護師に求められる姿勢ではないだろうか。重要なのは、AIに「使われる」のではなく、AIを「使いこなす」看護師としての主体性と人間性である。
予想問題:設問
- 問一 この文章を200字以内で要約しなさい。
- 問二 波線部「AIに『使われる』のではなく、AIを『使いこなす』看護師としての主体性と人間性である」という筆者の見解について、あなたはどう思いますか。自分の体験や具体例をもとに400字以内で述べなさい。
予想問題 解答例
問一 解答例(199字)
医療現場へのAI導入は業務効率化をもたらす一方、看護の本質である「患者に寄り添うケア」を損なう懸念がある。看護は病気の治療にとどまらず、患者の苦しみや不安に共感し、その人全体を支える行為である。AIには感情の受容や人間的なふれあいは難しく、患者の心を支えられるのは人間である。したがって、技術を活用しながらも、人間にしかできないケアを追求する主体的な姿勢こそ、今後の看護師に求められると筆者は主張している。
問二 解答例(400字)
私は筆者の見解に深く共感する。AIはあくまで道具であり、その活用の主体は常に人間でなければならないと考えるからだ。
私が高校生のとき、祖母が入院したことがある。病院のベッドで横になる祖母は、検査の数値は安定していたが、どこか不安そうな表情を浮かべていた。そこへ担当の看護師さんが訪れ、「顔色が今日は少し違いますね、何か気になることはありますか?」と声をかけてくれた。祖母は堰を切ったように「夜中に不安で眠れない」と話し始め、看護師さんはじっくりと話を聞いてくれた。その後、祖母の表情は明らかに穏やかになった。どんなにAIが発達しても、患者の「顔色の微妙な変化」に気づき、言葉を引き出し、安心感を与えるという行為は、人間の感性と経験があって初めて成り立つものだと実感した。
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