医学部受験生、医学生、研修医それぞれの年末年始の過ごし方

研修医コラム

年末年始。
世の中が一斉に「休みモード」に入るこの時期は、医療の世界を目指す人にとって、少し特殊な時間です。

医学部受験生、医学生、研修医。
同じ「医療の道」にいるようで、年末年始の意味はまったく違います。 現役医師として、
それぞれの立場を経験してきたからこそ、その違いと、共通点を伝えたいと思います。

年末年始。
世の中が一斉に「休みモード」に入るこの時期は、医療の世界を目指す人にとって、少し特殊な時間です。

医学部受験生、医学生、研修医。
同じ「医療の道」にいるようで、年末年始の意味はまったく違います。

現役医師として、それぞれの立場を経験してきたからこそ、その違いと、共通点を伝えたいと思います。

医学部受験生の年末年始

まず、医学部受験生。はっきり言います。
この時期に「完全に休める医学部受験生」はほぼいません。

共通テスト直前、私立医学部入試直前。
周囲が休んでいるほど、焦りは強くなります。

でも、ここで大切なのは、「どれだけ長時間やるか」ではありません。

・今までやってきたことを崩さない
・新しいことに手を出さない
・生活リズムを乱さない

年末年始は、実力を伸ばす期間というより、実力を安定させる期間です。

この時期に一番多い失敗は、「周りが休んでいるから、自分も少し緩める」こと。

医学部受験では、この数日の積み重ねが、そのまま結果に反映されます。

孤独で、地味で、正直しんどい。
でも、この経験は、後で必ず意味を持ちます。

医学生の年末年始

次に、医学生。世間的には「大学生=休みを満喫」のイメージですが、
医学部は少し違います。

・CBT
・OSCE
・定期試験
・実習

年明け早々にイベントが控えていることも多く、完全オフとはいきません。

ただ、受験生の頃と違うのは、「自分でコントロールできる時間」が増えること。

・少し帰省する
・友人と集まる
・バイトを入れる

そうした時間を楽しみつつも、
どこかで
「やることはやる」
という意識を持っている人が、後々伸びます。

医学部では、年末年始の過ごし方ひとつで単位が落ちることもあります。

この頃から、「長期休暇=完全に何もしない」ではなく、オンとオフを切り替える力が求められ始めます。

研修医の年末年始

そして、研修医。

ここで一気に世界が変わります。

年末年始=
・当直
・救急
・病棟対応

「普通に勤務」の人も珍しくありません。

患者さんに、「年末なのに大変ですね」と言われる側になります。

ただ、不思議なことに、この生活に次第に慣れていきます。

なぜか。

医療は365日止まらない世界だと、体で理解するからです。

研修医の年末年始は、休みというより、「日常が続いているだけ」。

その中で
・家族と少し会う
・短時間でも休む
・自分のメンタルを整える

こうした自己管理が、非常に重要になります。

三者に共通していること


受験生、医学生、研修医。
立場は違っても、共通点があります。

それは、年末年始も、自分の役割から完全には逃れられないということ。

でも、これは不幸なことではありません。

むしろ、「社会に必要とされる側」に近づいている証拠です。

医学部受験生の努力は、医学生の基礎になります。

医学生の積み重ねは、研修医の現場対応力になります。

研修医の経験は、一生続く医師人生の土台になります。

すべて、つながっています。

これから医学部を目指すあなたへ


もし今、年末年始も机に向かっているなら。

それは、「損している」わけでも、「かわいそう」でもありません。

将来、年末年始に病院で働く自分を、少しずつ準備しているだけです。

医学の道は、楽な道ではありません。

でも、意味のない努力は、ひとつもありません。

この年末年始の過ごし方も、数年後、必ず「あの時があったから」と思える日が来ます。

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