【一般入試・後期】秋田大学教育文化学部地域文化学科 小論文過去問題集

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秋田大学教育文化学部地域文化学科の概要

秋田大学教育文化学部地域文化学科は、地域の文化や歴史に焦点を当てた学際的な学問を探求する学部です。学科の主要な目的は、秋田地域を中心に日本の文化や伝統を研究し、保護・発展させることです。学生たちは地域社会との連携を重視し、地域課題に対する解決策を提供するための知識とスキルを身につけます。カリキュラムは歴史、文学、芸術、社会科学など幅広い分野を包括し、地域への深い理解を促進します。さらに、地域への貢献を強調し、学生が地域社会でのリーダーシップと協力能力を育む機会を提供します。

後期 教育文化学部 地域文化学科

2022年後期 60分1000字 300点/1050点

[出典]藤井直敬奢「つながる脳](NTT出版.2009年)

問一 傍線部①「他者の立図を現解するという意味で・・・「共同注視」という機能です。」に関して,共同とは「二人以上の者が力を合わせて事を行うこと」です。共同注視が他者の意図を理解するうえで最も重要な機能だと言われるのはなぜか,その理由を本文の事例を取り上げて400字以内で述べなさい。

問二 傍親部②「問題は社会の側だけでなく 、僕たちの側にもあるかもしれません。」に関して、筆者が言う「社会の側」の問題と「僕たちの側」の問題とはどのようなことか、社会生活や日常生活での具体例をあげて600字以内で述べなさい。

2021年後期 60分 800字 300点/1050点

[出典] 鷲田清一著「〈ひと〉の現象学」(筑摩書房、2020年)

問一 傍線部①「このような理解の深まり」に関する筆者の考えを200字以内で要約しなさい。
問二 傍線語②「他者を理解するといういとなみは・・・反複することから始まるということだ」の筆者の主張をあなたはどのように考えますか。身近な経験や事例をあげながら,あなたの意見を600字以内で述べなさい。

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2020年後期 60分 1000字 300点/900点

[出典] 溝井裕一著「水族館の文化史 ひと・動物・モノがおりなす魔術的世界](勉誠出版、2018年)

問一 傍線部分「裕副な人びとはこぞって水の生きものを収集し・・・みずからの邸宅に飾ろうとした。」のような流行には,アクアリウムの魔術的な側面は別として、どのような学問的背景や社会的背景があったと筆者は述べているか、200字以内で説明しなさい。
問二 ここでの水族館の様に、人間は、十分に理解できない対象を、工夫を重ねで自らの文化のシステム内に取り込んで来たが、こうした人間の活動の他の例について、具体例を挙げ、その背景や意義、特徴などに関するあなたの考えを800字以内で記途しなさい。

2019年後期 60分 800字 300点/900点

[出典] 中村桂子者「科学者が人間であること」(岩波新書.2013年)

問一 筆者は「科学」と「科学技術」にはどのような違いがあると述べているか、200字以内で要約しなさい。
間二 筆者の「現代社会の中での科学」に対する主張を、あなたはどう考えますか。身の回りの事例をあげながら、あなたの意見を600字以内で述べなさい。

2018年後期 60分 800字 300点900点

[出典] 菅豊著「川は誰のものか 人と環境の民俗学」(吉川弘文館、2006年)

問一「コモンズの悲劇」と「コモンズのドラマ」の違いがどうして生まれてくるのかについて、200字以内で説明しなさい。
問二 身近な共的資源の例を挙げて、そのあるべき姿について、あなたの考えを600字以内で説明しなさい。

秋田大学教育文化学部地域文化学科の志望理由書や面接対策として理解を深めておくと良い事柄など

秋田大学教育文化学部地域文化学科は、現代の人間存在に関連する課題を包括的に研究し、教員や新たな生活文化を創造するリーダーシップを備えた専門家を育成する学科です。地域の文化や歴史に焦点を当てつつ、学際的なアプローチを通じて、地域社会への貢献を強調し、学生に深い理解と実践的なスキルを提供します。学生は現代社会の課題に対処し、新たな文化や教育の分野でリーダーシップを発揮するための知識と能力を養います。

とくに、地域社会の未来を見据えつつ、地域の活性化に貢献したい情熱があること。地域の課題に対し、人文・社会科学や生活科学、自然科学、情報科学、心理学などを踏まえて統括的に分析、行動する意欲があること。また、国内外の歴史・文化に対しても興味を持ちつつも、地域の特性や伝統を理解し、自らの知識・経験を通し、地域文化の継承・発展に貢献する意欲があること。最後に、国際的地域交流を促進する意欲がある、そのような人材がこの学科では求められています。

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