2月。
それは共通テストが終わり、国公立2次試験に向けて最後の追い込みをする時期。
医学部受験において、この2月は学力以上にメンタルが合否を左右する時期と言っても過言ではありません。
共通テストが終わった直後、多くの受験生がこんな状態になります。
・思ったより点が取れなかった
・ボーダーに届いているのか分からない
・周りの友達が強気で不安になる
・今さら何をやればいいのか分からない
そして親御さんも、声をかけたいけれど、何が正解か分からないという状況に陥りがちです。
この時期に一番やってはいけないのは、焦りから、やみくもに勉強を続けること。
2月にまず必要なのは、気合でも根性でもなく、受験戦略の整理です。

まずやるべきことは、受験戦略の決定
共通テストが終わった後、最初にやるべきこと。
それは勉強量を増やすことではありません。
自分の共通テストの結果と、将来像を照らし合わせて
どこを、どう受けるのか
受験戦略をはっきりさせることです。
ここが曖昧なまま勉強を続けると、不安はどんどん大きくなります。
具体的には、以下を一つずつ整理します。
・私立医学部を受けるのか
・共通テスト利用をどこまで使うのか
・国公立前期はどの大学に出願するのか
・前期が不合格だった場合、中期や後期をどうするのか
この整理をしないまま、とりあえず今日も問題集を開くという状態が一番メンタルを削ります。
受験生本人がすべてを一人で判断する必要はありません。
むしろ、この時期こそ
予備校や第三者の意見を使うべきです。
戦略が決まると、メンタルは一気に安定する
不思議なもので、受験戦略がはっきりすると、点数が急に伸びなくてもメンタルは驚くほど安定します。
なぜなら、自分は何を目指して、何をしているのかが明確になるからです。
・この前期に全力を出す
・ここはチャレンジ校として受ける
・後期に備えて、この科目を重点的にやる
こうした整理があるだけで、
今日やるべきことが明確になります。
逆に、
受かるか分からない
全部中途半端
という状態が、一番心をすり減らします。
2月の受験生に必要なのは、自信ではなく、納得感です。
勉強は、量よりも選択と集中
2月になると、まだこれもできていない
あれも不安と感じるのは当然です。
ですが、今から全部を完璧にすることは不可能です。
だからこそ、戦略に沿った勉強だけをやるこれがメンタル維持の最大のコツです。
・この大学で出やすい分野
・直前でも伸びやすい分野
・これ以上やっても点になりにくい分野
取捨選択をする勇気が、合否を分けます。
ここで全部やろうとすると、不安も疲労も一気に押し寄せます。
親御さんにできる、いちばん大切なサポート
親御さんにぜひ知っておいてほしいことがあります。
2月の受験生は、もう十分に頑張っています。
今さら
もっと勉強しなさい
気合を入れなさい
という言葉は、ほとんど意味を持ちません。
それよりも、
・戦略は一緒に整理してあげる
・不安を言葉にしても否定しない
・結果ではなく、ここまでの努力を認める
この姿勢が、受験生のメンタルを支えます。
合格は、最後は本人が掴むものですが、2月を乗り切る土台を作れるのは、周囲の大人です。
2月は、人生を決める月ではない
最後に、受験生にも親御さんにも伝えたいことがあります。
2月の結果が、
その人の価値を決めるわけではありません。
医学部受験は、
長く、苦しく、孤独になりがちな挑戦です。
だからこそ、
正しい戦略と、安定したメンタル
これが何よりも大切です。
焦らなくていい。
比べなくていい。
やるべきことを、淡々とやる。
2月は、自分を信じて前に進む月です。
ここまで積み上げてきた努力は、決して裏切りません。


