研修医の2月の過ごし方 ~知られざるリアル~

研修医コラム

〜医学部受験のその先にあるリアル〜

医学部受験生や、その親御さんと話していると、
よく聞かれる質問があります。

医者になったら、その後はどんな生活なんですか
研修医って、実際いつ頃から余裕が出るんですか

その答えの一つが、研修医の2月です。

2月は、研修医にとって一区切りであり、次のステージを意識し始める時期。

医学部受験の延長線上にある、リアルな医師の姿を知る意味でも、
この時期の研修医の過ごし方は、知っておいて損はありません。

研修医1年目の2月

仕事に慣れ、周囲の目が変わる時期

研修医1年目の2月。
この頃になると、多くの研修医は
病院の空気や仕事の流れに、ようやく慣れてきます。

救急外来でも、最初のように何も分からず立ち尽くすことは減り、
ある程度は自分で患者対応を回せるようになります。

もちろん、上級医のサポートは必須ですが、
初期対応
検査の組み立て
入院適応の判断

こうした部分を、自分なりに考えられるようになるのが、この時期です。

一方で、2月になると急に増える話題があります。
それが、志望科の話です。

同期から
どこに行くの
何科にするの

先輩や上司からも
そろそろ決めてる
向いてそうだけど

こうした会話が一気に増えます。

早い人は、すでに志望科を決め、地方会での症例発表を終えている研修医も出てきます。

ここで、自分だけ遅れているのではと不安になる研修医も少なくありません。

ですが実際には、1年目の2月で迷っているのは、決して珍しいことではありません。

むしろ、しっかり悩んでいる人ほど、後で納得のいく選択をしている印象があります。

研修医2年目の2月

全員が次を見ている準備期間

研修医2年目の2月になると、空気は一変します。

この時期には、ほぼ全員が志望科を決定しています。

専攻医としての進路
どの病院で働くのか
専門医取得のルート

そうした話が、より現実的になります。

3年目からは、責任も業務量も一気に増えます。
だからこそ、2年目の2月は、最後の準備期間とも言える時期です。

残っている有給をまとめて使い、海外旅行に行く研修医も多くいます。

忙しくなる前に
一度、医療から距離を置く

これは、決して甘えではなく、長い医師人生を続けるための、大切なリセットです。

ローテート科の選び方は意外と現実的

研修医2年目のこの時期、ローテートする診療科の選び方にも特徴があります。

意外に思われるかもしれませんが、3年目に進む志望科を、そのまま選ぶ人は多くありません。

むしろ、

・今後あまり関わらなそうな科
・学生時代に縁がなかったレアな科
・医師人生で一度は見ておきたい分野

こうした理由で科を選ぶ研修医が多いです。

なぜなら、専門医になってしまうと、他科を深く経験する機会は、ほとんどなくなるからです。

研修医のうちは、幅広く医療を見ることが許された、特別な期間。

2月は、その価値を再認識する時期でもあります。

医学部受験生と親御さんに伝えたいこと

ここまで読んで、意外と大変そう
ずっと忙しいんだ
と思われたかもしれません。

それでも、多くの研修医は、自分の選んだ道に、ある種の納得感を持っています。

医学部受験は、確かに過酷です。
ですが、その先には
自分で考え
自分で選び
自分で責任を持つ
仕事があります。

研修医の2月は、学生から社会人へそして一人前の医師へ近づいていることを実感する時期です。

2月は、次のステージを見据える月

医学部受験生にとっての2月も、研修医にとっての2月も、共通していることがあります。

それは、次のステージを意識する月であるということ。

今はまだ遠く感じるかもしれませんが、受験生だった人が、数年後には、こうした2月を過ごしています。

目の前の勉強は大切。
でも、その先にある世界を知ることも、モチベーションになります。

医学部受験は、ゴールではなくスタート。

研修医の2月は、そのスタートの先に、確かに存在する現実です。

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