【推薦入試】広島市立大学 国際学部(小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
☆知らないと損する「小論文やっていはいけないNG動画」を無料プレゼント中!

広島市立大学 国際学部の小論文対策

[令和5年度 学校推薦型選抜 90分]

問題

問題 次の文章は、Comell UniversityのEvidence-Based Livingに掲載された“The Pros and Cons
of Social Media for Youth”である。これを読んで、以下の問いに答えなさい。

英文の課題を和訳した要約です。

アメリカの十代のほぼ全てがスマートフォンを所有し、ソーシャルメディアが彼らの生活に大きな影響を与えています。ソーシャルメディアの利用は、若者のつながりやアイデンティティ形成に寄与する一方、ネガティブな側面も浮上しており、ネットいじめや不安の問題が存在します。研究によれば、新型コロナウイルスの流行下では、ソーシャルメディアが友人や家族との連絡手段として不可欠です。しかし、ソーシャルメディアの使用には潜在的なリスクも伴い、アイデンティティ、学習、感情に影響を及ぼす可能性があります。したがって、ソーシャルメディアの利点とリスクを考慮し、適切なガイダンスが必要です。

問1 下線部(a)in-person social interactionsの意味と最も近い句を本文から抜き出して書きなさい。
問2 下線部(b)well-beingの単語と最も意味の近い単語はどれか、一つ選び番号で答えなさい。
① gentleness ② sadness ③ kindness ④ happiness ⑤ hopelessness

問3 本文で示されたソーシャルメディアに関する四つのテーマを抜き出して日本語で書きなさい。
問4 下線部(c)Participants reported that social media helped to create intimacy with friends and could improve popularity.Youth who said they were shy reported having an easier time making friends through social media.を日本語に訳しなさい。
問5 下線部(d)That feedback they received on social media helped to bolster their self-confidence and they reported enjoying the ability to look back on memories to keep track of how their identity changed over time.を日本語に訳しなさい。
問6 本文で紹介されていないソーシャルメディアの利点、あるいは欠点のいずれかを述べ、若い世代
によるソーシャルメディアの利活用について具体例を挙げながら、あなたの考えを理由とともに日本語で述べなさい。

ポイント

出題意図

本文は、 Cornell UniversityのEvidence-Based Livingに掲載された“The Pros and Cons of Social Media for Youth”で、実証研究をもとにまとめられた記事である。現在、若者の間ではソーシャルメディアの影響はマスメディアを上回る。そうした中、ソーシャルメディアの欠点が社会問題となっているが、その利点については見逃されている傾向にある。今後、国際社会において、ソーシャルメディアは益々重要になることが予想される。本文は、ソーシャルメディアの課題に自ら意識を持って解決できるかを問う内容である。問1は英語の基本が習得できているかを問う出題、問2は高等学校等で習得すべき現代社会についての基本的な知識・教養を問う出題、問3は英語の基本が習得できているかを問う問題、問4および問5は英語の基本を習得し基本的な運用能力が身に付いているか、また日本語で適切に表現できているかを問う出題、問6は社会が抱える課題への関心や根拠に基づき論理的に考え自分の意見を日本語でわかりやすく表現できる能力を問う出題となっている。

<広島市立大学の公開内容からの引用>

小論文過去問題解説

  1. ソーシャルメディアの新たな利点または欠点の選択: 本文には存在しないソーシャルメディアの新たな利点または欠点を選びます。例えば、ソーシャルメディアを利用したプロジェクトの協力、情報の迅速な共有、オンラインでの専門的なスキル習得などが考えられます。また、欠点としては、ソーシャルメディア依存症、データプライバシーの問題、フェイクニュースの拡散などが考えられます。
  2. 具体的な例の選択: 選んだ利点または欠点に関連する具体的な例を思いつきます。例を挙げることで、自分の考えを裏付けるのに役立ちます。例えば、ソーシャルメディアを活用したグループプロジェクトの成功事例、特定の情報の急速な拡散による利益、またはデータプライバシーの侵害についての事例を考えます。
  3. 自分の考えと理由の述べ方: あなたの選んだ利点または欠点について、自分の意見とその理由を述べます。なぜその点に関心を持つのか、なぜそれが重要なのかを説明します。具体例を使って自分の考えを具体的に裏付けることがポイントです。
  4. 言葉数の管理: 指定された言葉数内で考えをまとめるように心がけます。簡潔で明確に意見を表現することが求められます。

広島市立大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
広島県広島市安佐南区大塚東3-4-1「紙屋町西」駅から徒歩約1分
広島バスセンターから広島電鉄「くすの木台」
方面行きバスで約13分
「市立大学前」下車、徒歩1分
「紙屋町東」駅から徒歩約1分 
広島バスセンターから広島電鉄
「くすの木台」方面行きバスで約13分
「市立大学前」下車、徒歩1分
JR山陽本線「横川」駅から「花の季台・
こころ西風梅苑・こころ産業団地・こころ南中央」
方面行きバスで約13分
「市立大学前」下車、徒歩1分

広島市立大学のHPはこちら

広島市立大学の入試傾向

広島市立大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。

  1. 学力試験と面接試験の組み合わせ: 多くの場合、広島市立大学の入試は学力試験(一般教養や専門科目の試験)と面接試験の組み合わせで行われることがあります。学力試験の内容は志望する学部や学科によって異なります。
  2. 総合評価: 広島市立大学は学力試験だけでなく、面接試験や学業成績、推薦書などを総合的に評価することがあります。入試の合否はこれらの要素を総合的に判断して決定されることがあります。
  3. 志望動機や自己PRの重要性: 面接試験では志望動機や自己PRが重要なポイントとされることがあります。自分の意欲や将来の目標をしっかりと伝えることが求められることがあります。

広島市立大学の募集コース

募集要項はこちら

入試情報はこちら

国際学部 国際学科(定員数:100人)

文化、政治、経済といった枠だけにとらわれることなく、世界各地域の諸問題を多面的・複眼的に関連づけて理解する能力を育み、国際的な視野を広めていく。知識を単なる分析の手段としてではなく、国際社会における現実の問題解決に生かすことのできる確固たる国際人を養成する。
国際政治・平和、公共政策・NPO、多文化共生、言語・コミュニケーション、国際ビジネスの5つのプログラムがある。プログラムは一つに限定せず、各自の関心や将来の目標に合わせた複数の履修が可能な、多様で柔軟なカリキュラムを編成。各プログラムの科目は互いに関連しあっているので、複数のプログラムを組み合わせて学ぶことで、理解が深まるとともに、より高度な知識を修得することができる。
また、少人数制の演習科目を重視しており、各授業においても少人数編成で学ぶことにより、学生同士や教員と、しっかりとした議論をすることができる力を身につける。

情報科学部(定員数:210人)学部一括募集

情報工学科(定員数:60人)

情報工学科では、コンピュータとネットワークに関する教育や研究を行い、次世代のコンピュータシステム・情報ネットワークの研究開発を担う人材を育成。コンピュータ、ネットワーク、コミュニケーション基盤の3コース制。

知能工学科(定員数:60人)
知能工学科では、知識情報処理とマルチメディア情報処理の教育や研究を行い、高度な知能情報システム・知能メディアシステムの研究開発を担う人材を育成。知能ソフトウェア、知能メディア、知能サイエンスの3コース制。

システム工学科(定員数:60人)
システム工学科では、制御工学、メカトロニクス、システムインタフェースの教育・研究を行い、ロボット、通信、インタフェースに関する先端情報処理システムの開発を担う人材を育成する。人間・ロボット共生、インタフェースデザイン、システムデザインコースの3コース制。

医用情報科学科(定員数:30人)
医用情報科学科では、医用ロボット工学、生体情報工学、バイオインフォマティックスなどのICT融合領域について学び、医療、生命、環境などに関わる諸問題に対して、既存の学問体系の枠を越えて取り組むことのできる人材を育成する。

芸術学部(定員数:80人)

美術学科(定員数:40人)

日本画専攻(定員数:10人)

油絵専攻(定員数:20人)

彫刻専攻(定員数:10人)

創作活動の基本となる基礎実技を修得し、多様な技術を総合的に学ぶ。地域社会や国際交流において、アートを通じて活躍できる能力を身につける。
美術学科には以下の3専攻がある。
◆日本画専攻では、実習を通して、各種の日本画の材料の基礎的な理解および個性的な造形感覚を進展させる。
◆油絵専攻では、写実・具象表現を根幹とした指導方針のもとに、デッサンの重視と古典の研究を中心とする。
◆彫刻専攻では、古典技法を学ぶため、塑造を中心とした教育を行うとともに、幅広い実材彫刻の学習により多様な技術を修得する。

デザイン工芸学科(定員数:40人)

デザイン工芸学科では、生活に関わる造形芸術としてのデザインおよび工芸の総合的な教育・研究を目的として、基礎的な表現力と技術を重視し、既成の分野にとらわれることなく幅広い実技教育を行う。
現代表現、視覚造形、立体造形、映像メディア造形、金属造形、染織造形、漆造形の7つの専門分野がある。

タイトルとURLをコピーしました