記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
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(前期)【北海道教育大学教育学部(岩見沢校)芸術・スポーツ文化学科(アウトドア・ライフコース)】小論文・過去問題特集
北海道教育大学教育学部(岩見沢校)芸術・スポーツ文化学科(アウトドア・ライフコース)とは
北海道教育大学教育学部(岩見沢校)芸術・スポーツ文化学科(アウトドア・ライフコース)は、「芸術文化、スポーツ文化が持つ多面的な価値を追求し、その効用を様々な文化活動を通して、人々の生活に還元し、地域の活性化や心豊かな生活環境の創造に関わろうとする人」を求めています。
同学科には芸術・スポーツビジネス専攻、美術文化専攻、スポーツ文化専攻などがあります。
【スポーツ文化専攻・アウトドア・ライフコース】
「北海道がキャンパス」を合言葉に、広大な自然を生かしたアウトドア・アクティビティを体験し、地域の人々がうまく自然と関わりながら共に生きていくための知恵や文化を学びます。アウトドア・アクティビティ、野外教育、環境教育を通じて、自然と共生する暮らしのあり方を追究します。環境科学の素養を身につけ、自然に対する感性を磨き、地域の人々の自然とかかわる知恵や文化を理解し、それらを多くの人々と共有できるようにすることを重視します。
卒業後の主な進路
- スポーツ関連企業:スポーツ用品メーカー/運動用具店/スポーツ食品・飲料販売 等
- スポーツ指導・競技者:スポーツインストラクター/プロプレイヤー/プロコーチ 等
- 公務員・NPO法人:体育教員/社会教育職員/警察・消防署/NGO・NPO職員 等
- 一般企業:生活関連・サービス業/流通関連会社/医療機器販売 等
*参照:北海道教育大学 公式HP
入試傾向と特徴:小論文の出題パターンを徹底分析
北海道教育大学教育学部(岩見沢校)芸術・スポーツ文化学科(アウトドア・ライフコース)の小論文は、過去の出題傾向を見ると、いくつかの明確な特徴が浮かび上がります。
まず、試験時間は90分・字数は1200字・配点は200点(総配点1400点)と毎年ほぼ一定しており、設問は必ず2問構成になっています。設問1では課題文の要約または説明力が問われ、設問2では自分の意見や具体的な提案を述べる論述形式が採用されています。この構成は、読解力と表現力の両方をバランスよく評価するためのものです。
出題テーマは「自然環境」「環境教育」「持続可能な社会」「アウトドア・野外教育」など、コースの専門性に直結した環境・自然関連テーマが中心です。ボトル入り水・ペットボトルリサイクル・エコロジカルフットプリント・エゾシカ問題・野外活動と学力など、北海道や自然環境に関わる具体的なテーマが繰り返し取り上げられています。課題文は新聞記事・学術書・専門誌など多様なジャンルから引用されており、幅広い読解力が求められます。
また、字数制限が「〇〇字以上〇〇字以内」と細かく設定されており、字数管理の正確さも重要な採点ポイントになっています。設問2では具体的な活動プログラムや解決策を自ら提案させる問いが多く、実践的な思考力・提案力が問われる傾向が強いことも大きな特徴です。環境問題に関する基礎知識を事前にしっかり習得しておくことが合格への近道といえます。
小論文対策ポイント:合格答案を書くための5つの戦略
①要約問題は「骨格をつかむ」練習を繰り返す
設問1で頻出の要約問題は、課題文の主張・根拠・結論の三点を正確に抽出する力が求められます。自分の意見を入れず、筆者の論旨を忠実に圧縮することがポイントです。550〜600字という厳密な字数制限の中に収めるためには、「削れる情報」と「残すべきキーワード」を瞬時に判断する訓練が必要です。日頃から新聞の社説や環境関連の論説文を要約する練習を繰り返してください。
②環境・自然・アウトドア教育の基礎知識を習得する
過去問を見ると、エコロジカルフットプリント・3R(リデュース・リユース・リサイクル)・野外教育・自然体験学習・エゾシカ問題など、環境に関連するキーワードが頻出しています。これらの基礎知識がないと、設問2の意見論述で具体性のある論述が書けません。環境省や文部科学省の資料・環境教育に関する書籍を事前に読んでおくことを強くおすすめします。
③具体的な活動プログラムを「自分の言葉」で提案できる力をつける
設問2では「具体的な活動プログラムを示しなさい」「具体的な取り組みを述べなさい」という問われ方が目立ちます。抽象論ではなく、誰が・どこで・何をするのかを明確に書く練習が必要です。アウトドア・ライフコースを志望する受験生として、自分が経験したキャンプ・登山・川遊びなどの体験を論述に活かせるよう整理しておくことが有効です。
④字数管理を徹底する
本学の小論文は「550字以上600字以内」など厳密な字数指定が特徴です。字数が範囲外になると大幅な減点対象になります。原稿用紙に書く際は、常に字数をカウントしながら書く習慣をつけましょう。段落構成は「問題提起→根拠・具体例→結論」の三段構成を基本とし、各段落の字数配分を事前に決めてから書くと字数オーバー・不足を防げます。
⑤北海道・地域社会・自然共生への視点を持つ
本コースのキーワードは「北海道がキャンパス」です。環境問題を論じる際も、北海道の自然・地域社会・人と自然の共生という視点から論述を展開すると、コースへの理解と適性が評価者に伝わりやすくなります。地域密着型のアウトドア教育や環境保全活動に関する知識・関心を示す論述を心がけましょう。
過去問題一覧(前期)
2022年 90分 1200字 200点/1400点(文)
【文章】(出典)井上礼子著「水の商品化は何をもたらしたか 世界のボトル入り水事情」(『食農教育』農村漁村文化協会, 2007年11月号)
問1 文章を550字以上600字以内に要約しなさい。(100点)
問2 文章を読んで、「ボトル入り水」についてのあなたの意見を550字以上600字以内で書きなさい。(100点)
2021年 90分 1200字 200点/1400点(文)
【文章】(出典)齋藤孝著『新しい学力』(岩波書店, 2016年)
設問1 この文章を550字以上600字以内で要約しなさい。(100点)
設問2 文章中にある「問題解決型学力」を育成するために、野外活動や自然体験活動がどのように貢献できると考えるか。自身で考える1つの具体的な活動プログラムの内容とそれによって育まれる力について、550字以上600字以内で説明しなさい。(100点)
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2020年 90分 1200字 200点/1400点(文)
【文章】(出典)朝日新聞2018年7月3日夕刊記事
設問1 小学校中〜高学年のこどもたちに何かを説明して理解してもらうためには、具体例を見せたり体験的な活動を取り入れたりすることが望ましいが、ここで紹介されている「エコ・フット」を理解してもらうために、あなたはどのように説明しますか。具体的な例や体験活動のアイディアを示し、どのように説明するか500字以上600字以内で書きなさい。なお、そのアイディアの予算や時間に関する実現可能性は問わないが、どのような方法でどう説明するかは詳述すること。(100点)
設問2 エコ・フットを減らすために、個人のレベルで取り組みが可能な行動の具体例とその理由について500字以上600字以内で述べなさい。(100点)
2019年 90分 1200字 200点/1400点(文・資)
【文章・資料】文章=(出典)谷口吉光著「3つのR」(鳥越晧之・帯谷博明編者『よくわかる環境社会学』ミネルヴァ書房, 2017年)
設問1 「3つのR」の文章をもとに、ペットボトルのゴミを減らすために、どのような取り組みが考えられるかリデュース、リユース、リサイクルに分けて、全体で650〜700字になるように述べなさい。(100点)
設問2 表のペットボトルの販売量と回収率の数値を見て、ペットボトルのリサイクルとリデュースがどのように進んできたか、そして、私たちがこれから考えていかなければならないことは何かについて450〜500字で述べなさい。(100点)
2018年 90分 1200字 200点/1400点(文)
【文章】(出典)沼田光弘著「エゾシカ問題の解決に向けて〜ハンターの視点から〜」(『コンサルタンツ北海道』第130号, 2013年)
設問1 この文章を550〜600字で要約しなさい。(100点)
設問2 エゾシカ問題を解決するために、本文の内容を踏まえて、具体的に有効だと思われる方法を550〜600字で述べなさい。(100点)
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2026年度予想問題:出題傾向から読み解く予想テーマ
過去の出題傾向を踏まえ、スカイ予備校が独自に作成した2026年度の予想問題です。対策練習にぜひ活用してください。
予想問題 90分 1200字
【課題文】(※本問題はスカイ予備校が作成した模擬課題文です)
近年、「グリーンツーリズム」や「エコツーリズム」という言葉が広く使われるようになった。これらは単なる観光の新しい形態ではなく、地域の自然・文化・人々の暮らしと訪問者が深く関わり合う体験型の旅行の総称である。特に北海道においては、広大な原野・湿原・山岳・海岸線など多様な自然環境が残されており、エコツーリズムの舞台として世界的にも高いポテンシャルを持つ地域である。
しかし一方で、エコツーリズムには課題も存在する。観光客の増加によって、本来保護されるべき自然環境が踏み荒らされたり、野生動物の生態系が乱されたりする「オーバーツーリズム」の問題が各地で報告されている。知床半島や大雪山系などでも、登山者・観光客によるゴミのポイ捨てや植生の破壊が問題視されており、自然保護と観光振興のバランスをどう取るかが問われている。
このような背景のもと、エコツーリズムを持続可能なものにするためには、ガイドや指導者の専門的な育成、地域住民との連携、適切な利用ルールの策定が不可欠とされている。さらに、訪問者自身が自然環境に対するリテラシーを高め、「自然から学び、自然を守る」意識を持つことが求められる。野外教育や環境教育の分野では、こうした意識を育てるプログラムの開発と実践が急務となっている。
自然との共生を次世代に伝えていくためには、体験を通じた学びの場を積極的に設計し、地域社会と連携した持続可能な仕組みを構築していくことが今後の重要な課題である。
設問1
この文章を550字以上600字以内で要約しなさい。(100点)
設問2
北海道の自然環境を活用したエコツーリズムを持続可能なものにするために、野外教育・環境教育の観点からあなたが有効だと考える具体的な活動プログラムを1つ提案し、その内容・目的・期待される効果について550字以上600字以内で述べなさい。(100点)
予想問題・設問2 解答例
以下は、スカイ予備校が作成した設問2の解答例です(約580字)。答案構成の参考にしてください。
私が提案する活動プログラムは、「北海道の湿原をフィールドにしたエコガイド育成キャンプ」である。このプログラムは、高校生・大学生を対象に、釧路湿原や霧多布湿原などの自然保護区において3泊4日で実施する体験型学習プログラムである。
内容は大きく三段階に分けられる。第一段階では、地元の自然ガイドや環境研究者を講師として招き、湿原の生態系・希少種・水資源としての役割について学ぶ座学を行う。単なる知識の習得にとどまらず、なぜこの自然を守る必要があるのかという「当事者意識」を醸成することを目的とする。第二段階では、実際にフィールドに出て、ガイドとして参加者を案内する実践を行う。自ら観察し、自らの言葉で自然の魅力を伝える経験を積むことで、環境への感性と表現力を同時に高める。第三段階では、オーバーツーリズムが与える影響を実際に踏み荒らされた区域と保全区域を比較観察することで体感し、持続可能な観光のあり方を小グループで議論・発表させる。
このプログラムによって育まれる力は、まず自然環境に対する深い理解と共感的感性である。さらに、地域社会と連携しながら問題解決を図るコミュニケーション力・協働力も身につく。加えて、体験を通じて「自分たちが自然を守る担い手である」という主体的な意識が育まれる点が最大の効果といえる。こうした人材育成こそが、北海道の自然を次世代へ引き継ぐための根本的な解決策になると私は考える。
志望理由書・面接対策のポイント
北海道教育大学教育学部(岩見沢校)芸術・スポーツ文化学科(アウトドア・ライフコース)への志望理由書や面接対策について、以下のポイントを考慮することが役立つでしょう。
志望理由書のポイント
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