こんにちは!スカイ予備校メディカルアンバサダーのめでぃたです。
医学部を目指す高1のみなさん。
突然ですが、冬休みの使い方は「医学部への最初の分岐点」です。
まだ受験まで時間があるように見えて、実は高1の冬に勉強を積み上げられた人とそうでない人の差は、高2の春に一気に開き始めます。
逆にいうと、「まだ何も固まっていない今の時期」が、いちばん巻き返しやすい。
この記事では、医学部受験専門の予備校ライターとして、“医学部を本気で目指す高1が、冬休みにやるべきこと”を完全に体系化してまとめました。
「冬休み、毎年ダラダラして終わる…」
「何を優先すれば医学部レベルに近づけるの?」
という悩みを、この記事でゼロにします。

1|医学部志望の高1が冬にやるべきは“先取り”でも“演習”でもない
医学部受験は、難問を解く力よりも、基礎を高速で・正確に・大量に扱う力が勝敗を分けます。
高1の冬に最優先すべきなのは、この2つ。
① 中学〜高1範囲の「基礎の穴」を完璧に埋める
医学部受験の現場で何度も見ますが、数学・英語のどこかに“穴”があると、高2から一気に伸びが止まります。
・英単語が曖昧
・文法が「なんとなく」
・数学の解法暗記に頼っている
・図形・二次関数の理解が浅い
こうした“穴”は、冬休みでしか埋められません。
② 冬だけ「勉強体力」を一段上げておく
医学部受験は長期戦。
高3で伸びる人の共通点は、高1・高2で勉強体力がすでにあること。
冬休みの15〜20日を使って、「1日6時間」「集中の切り替え」「ルーティン化」を身につけると、高2春以降の伸び方が劇的に変わります。
2|“医学部受験に戦える”冬休みの勉強ロードマップ(高1版)
ここからは、実際に取り組む内容を完全ロードマップ化します。
STEP1:数学は“復習×例題1周の速度”を上げる
医学部の数学に必要なのは、「わかる」ではなく「瞬時に使える」力。
冬休みの高1がやるべきはこれだけです。
- 学校教材の復習を1周(最速)
- 典型例題を“答えを見ながらで良いので”1周
- 2周目で手を止めずに解く練習
特に
・二次関数
・三角比〜三角関数
・図形と方程式
ここに穴があると医学部ルートが止まるので、重点的に。
STEP2:英語は“単語×文法×長文のミニマム3点セット”
高1の冬は、やりすぎないのが正解です。
①英単語:毎日100語(20分)
②文法:苦手分野の映像 or 参考書で穴埋め
③長文:短いものを1題でOK(精読重視)
医学部受験では、英語の素点が合否を決めるレベルですが、高1の段階では「弱点を作らないこと」が最大の武器。
STEP3:理科は「好き」「得意」を見つける段階
高1で理科に焦る必要はありません。
代わりに「物理が好きそう」「生物のほうが理解しやすい」などを把握しておくと、高2の選択がスムーズ。
苦手を無理に潰すより、“どっちを伸ばしやすいか”を知ることが冬の理科の目的。
3|医学部予備校が実際に推奨している“冬の1日ルーティン”
医学部志望の高1に本気でおすすめする1日のモデルはこれ。
◎【午前】
・数学:例題or復習 90分
・英単語:100語 20分
・英語文法:30〜45分
◎【午後】
・数学:2周目高速演習 60分
・英語:短め長文を1題(精読)
・理科:好き分野の軽いインプット30分
◎【夜】
・復習(軽めに)
・翌日の予定づくり(“具体的に”書く)
合計:5〜6時間。
これだけやれば“医学部に進んでいく高1”の十分条件をクリアできます。
4|冬休みに絶対やってはいけないNG行動
ここ、本当に差がつくポイントです。
✖「先取り」をやりすぎる
基礎に穴がある状態で先に進むと、
高2の春に必ず失速します。
医学部に行きたいなら、焦って進めるのは逆効果。
✖ 高2・高3の問題集に手を出す
背伸び演習は“勉強した気”になるだけで成績は伸びません。
✖ 冬休みなのに「毎日予定がバラバラ」
医学部受験は、天才の戦いではなく、習慣の戦いです。
冬休みに“毎日同じリズムで勉強する技術”を身に付けることが最重要。
5|まとめ:高1の冬で未来は本当に変わる
医学部を目指す高1にとって、冬休みは「差をつけられる期間」ではなく「差をつける期間」
です。
・基礎の穴を全部埋める
・勉強体力を1ランク上げる
・無駄な演習に走らない
・1日6時間の習慣を作る
これだけで、来年の春の成績は文字通り変わります。
今はまだ「医学部を目指したい」という気持ちが中心でOK。
でも冬休みだけはちょっと本気を出してみてください。
高1の冬を制した人ほど、高3の模試で一気に偏差値が跳ね上がります。



