【学校推薦型選抜入試】茨城県立医療大学 令和6年度小論文過去問題と概要

小論文過去問題

R6年度　保健医療学部 看護学科、理学療法学科、作業療法学科、放射線技術科学科　学校推薦型選抜

次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

※本文省略

出典：山本紀夫『ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争』岩波書店、二〇〇八年から抜粋一部改変

問1　本文中の記載において、食糧不足で餓死する人よりも病気で死ぬ人の方が多かったのはなぜか。本文中の記述を引用して30字以内で書きなさい。

問2　図を参照し、【　　　ア　　　】に20字以内で適切な期間を記入しなさい。

問３　単一品種の栽培が、この飢饉の被害を拡大させた理由は何か。本文中の記述を用いて80字以内で説明しなさい。

問４　アイルランドだけで飢餓被害が大きくなった理由として、飢饉発生後のアイルランド政府の対応の不備が指摘されている。本文を参照して、50字以内で書きなさい。

問５　傍線部Aに関して、出題文とは原因が異なるものの、日本においても人口減少が起きている。本文を参考にして、今後、日本における人口減少が医療に与える影響を200字以内で書きなさい。

問６　問5で解答した内容に照らし合わせて、これから医療専門職を目指すあなたがこれらの問題解決のために今後どのような姿勢で大学生として学ぶのか、自分の考えを400字以内で書きなさい。

採点のポイント

問1　問の命題について、本文から疫病発生に伴う死亡者発生の主原因を読み取り 指定された文字数で説明できているかを採点しています。

問2　問の命題について、本文の記述とグラフを照らし合わせ、グラフデータの特徴を読み取ることができているかを採点しています。
解答例 「大飢饉」の時代から1850年代前半 など

問3　問の命題について、ある目的に都合の良い行為や操作には別のリスクが伴い得ること、リスク管理に関する事例を読み取ることができるかを採点しています。

問4　問の命題について、本文を参照し、指定された文字数で説明できているかを採点しています。

問5　問の命題について、本文を参照し、指定された文字数で説明できているかを次の要素から採点しています。
①次のようなキーワードを含む作文
医療従事者数の不足・医療施設の維持困難・都市部以外の過疎化・それらの困難の長期化
②文章力(構成、文法、語彙など)

問6　問の命題について、指定された文字数で自分の考えが書かれているかを次の観点から採点しています。
①次のようなキーワードを含む作文
医療専門職の不足・多職種協働・チーム医療・医工連携・質的向上・介護や福祉との業務連携・少子高齢化・専門職を目指す学生としてふさわしいキーワードなど
②文章力(構成、文法、語彙など)

学部学科、コース

保健医療学部

看護学科では、医療機関や地域・在宅ケアなど、さまざまな分野で活躍できる看護師を育成。そのため、看護基礎科目はもちろん、人間理解を深める科目も開講。臨地実習も充実している。
理学療法学科では、身体に障害のある人の機能維持や回復、スポーツ傷害の予防や治療など、広い分野で活躍できる理学療法士を育成。運動療法を主体に、温熱、電気、水などによる物理的治療法を積極的に教育している。
作業療法学科では、リハビリ医療を支える作業療法士を育成。専門科目のほかに、医学、心理学、社会学などの広範な科目を開講。病院での指導や、住宅・地域での作業療法なども学ぶ。
放射線技術科学科では、診療放射線技師の育成を目指す。Ｘ線撮影、コンピュータ断層撮影、磁気共鳴画像の理論と技術など、幅広い専門科目を学ぶ。

所在地・アクセス

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