大学受験の推薦入試やAO入試では面接試験が重要になってきます。
高校3年生にとっては、大学受験の際、面接での質問に「どう答えていいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
面接で効果的な回答ができるように、事前にしっかりと質問に対して自己分析をしておく必要があります。
今回は、大学入試の面接で最重要な5つの質問と模範解答や、マナーや練習方法についてわかりやすくお伝えします。
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
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大学入試の面接で最重要な5つの質問と模範解答
大学入試の面接で重要な質問と模範解答を解説します。
部活動、クラブの活動
活動中にどんな役割を果たしていましたか?
「役割は○○でした」でけではなく、自分のエピソードを交えながら「役割はキャプテンでした。キャプテンのとして、20人ほどの部員をまとめながら優勝へ導くことができました。」など自分のエピソードなどを付け加える良いでしょう。
キャプテンなどの重要な役割をしていなくてもOK
あなたしかできない役割が誰にでもあります。
そこを深堀して、しっかりアピールすると良い
志望動機について
志望理由を聞かせてください。
他の学校と比較しないものをアピールすると良いでしょう。
「私が貴学選んだ理由は、他校と比べ、実習が豊富であるからです。」など違いをアピールします。
パンフレットやウェブサイトなどから事前に比較できるポイントを見つけておきましょう。
大学パンフに書いてあることを知っているのは大前提
その上でさらに、入学後どんなことをしたいか、を明確に
自己PR
自己PRをして下さい。
高校生活で培った長所などを、大学進学後にどのように生かしていきたいかアピールします。
「私がPRしたいことは、バレーボール部で培ったあきらめない姿勢です。進学後も、部活動での経験を活かして、語学の資格取得を目指します。」
もしあなたが帰宅部で部活をしていなくても、
それを強みにすることもできます。そこを探そう!
高校生活で一番力を入れたこと
高校生活で一番力をいれたことはなんですか?
行事やボランティアなどの活動以外にも、勉強などの回答でも良いでしょう。
「苦手だった数学の成績を1から4に上げることができました。」など具体的な数字を入れると分かりやすくなります。
特に勉強も部活動もアピールすることがない!そんなときは、必殺技があります。
あなたの得なもの、強みを理解し、自己推薦書に書いたことと絡めるのです。
その結果、ライバルよりも上に行く、回答ができます。
教科について
得意な教科はなんですか?
進学先で学ぶ分野や、学部について関連がある回答をすると良いでしょう。「得意な教科は英語です。進学後も語学や文化について学ぶ機会があるため楽しみです。」
関連のある教科が見つからない場合は、自分が努力したことをアピールできる教科を選ぶと良いでしょう。
苦手な教科とその理由、接し方も考えておこう。
苦手と得意は、長所と短所などは実は表裏一体なのです。
強みは弱み、弱みは強みになります。あとは視点の問題です。
大学入試の基本的な面接の流れ
大学入試の面接の流れを把握することで落ち着いて行動できます。
それでは面接の流れを見ていきましょう。
控室
受付では明るく挨拶をしましょう。また、この時点でマナーや姿勢などチェックされている場合があるので注意しましょう。
待機中には、面接の流れや志望動機などを再確認しておきます。
面接では、8割以上が想定外の質問だと思ってください。
もし想定内だけの質問しかない場合は、あなたは合格ラインに届いて
入室
名前を呼ばれたら大きな声で返事をします。会場のドアを2,3回ノックし、ゆっくりドアを閉め、面接官にお辞儀をします。
お辞儀をした後に、学校名と名前を伝えましょう。
今は、コロナの関係でマスクをしています。だから表情はわかりにくい。
声の高さやトーンが必要以上に、面接で重要になってきます。
当然、マスクの下での笑顔も忘れずに!それも面接官に伝わります。
着席
面接官から「どうぞ」などとすすめられてから着席します。その際に「失礼します」と言った言葉があるといいでしょう。
椅子に深く座らずに、姿勢よく座りましょう。
男子生徒は特に足が開きすぎないことを注意しよう。
また男女問わず、手(拳)の位置に注意!
緊張すると貧乏ゆすりをする人もいるので、自分できがつない場合は要注意!
退室
「ありがとうございました」とお辞儀をし、ドアの前で「失礼します」ともう一度お辞儀をしましょう。控室や学校を出る際も、気を抜かず行動しましょう。
ホッとするのは、校内をでてからね。
面接官が気にするマナー
面接官はあなたのマナーも審査しています。
面接官が見ているポイントをご紹介していきます。
身だしなみ
身だしなみに乱れがあると、内面にも問題があると感じられ印象が悪くなってしまいます。髪の長さやヒゲ、爪など身だしなみが正しいことをチェックしましょう。
座った時に姿勢が実はとても大事だったりします。
姿勢が悪いと左右の肩のどちらかが、下がっている場合もあります。
そのあたりも家族や友人にチェックしてもらいましょう。
表情
面接中は、目線を面接官に向けるようにしましょう。視線を逸らしたりするなど、目を見て話さないと自信がないように見られる場合があります。
リラックスした表情で、笑顔であればさらによい印象を受けます。
マスクをしているので、口元が見えません。しかし、マスクしたではいつも笑顔を。
毎朝、鏡の前でスマイル(笑顔)の練習をしましょう。無理に笑うのが苦手な人は、口角を上げるだけでもOK!
話し方
面接の際、ハキハキと大きな声で話すと印象が良くなります。声が小さすぎると面接官に伝わらないこともあります。特に、入退室する際には大きな声で挨拶をしましょう。
回答する際は、口を大きくひらき滑舌よく応えましょう。
特にマスクをしているのと効きにくいので、語尾を強めに!
匂い
整髪料や香水などのつけすぎには、自分でも気がつきにくいため注意しましょう。狭い空間にいると、匂いが気になることもあります。
面接官に匂いで悪い印象を与えないように、自宅を出る前に確認するようにしましょう。
ソーシャルディスタンスがあるので、匂いは基本それほど気にしなくてOK
しかし、制服の型くずれや髪の毛のフケなど、見えるところは要チェック!
時間
自分の注意などで回避できる遅刻はしないようにしましょう。到着時間は面接の5~10分前が目安になります。
面接も戦略を作らないと単なる雑談でおわります。
雑談ではライバルと差がつきません。そして、15分程度の面談もあっという間に終わります
自分の強みをしっかりとアピールできる戦略として、三段深化を設定しおくと良いですね。
面接の練習方法
練習の際、丸暗記や書くだけではなく、声に出して練習をしましょう。
一人で練習する場合は、スマホのアプリや動画を使用すると後で見返すことができ、本番を想定しながら練習できます。
家族や友人に練習してもらうのもいいでしょう。姿勢、声のおおきさなどあらかじめチェックしてほしい箇所を決めておくとスムーズに練習できます。
面接の練習をあまりしない受験生がいます。特にプレゼンなどがある学校型選抜のときは、大きく差がつきます。ライバルと同じことをやっていては最高でも平均点しかとれません。
ライバルの高校生が言わないこと、面接官が食いつくことを言える準備と戦略が合格の近道です。
まとめ
今回は、大学入試の面接で最重要な5つの質問と模範解答、大学入試の面接の流れ、面接官が気にするマナー、面接の練習方についてご紹介しました。
大学入試の面接には、決まった質問やマナーがあります。面接官とのコミュニケーションが上手くように、今回の記事を参考にして、ぜひ対策をしてみてください。
私は、「面接が得意です」という生徒がいます。そんな生徒に私が模擬面談をすると、2分で行き詰まります。大学入試は「落とすためにある制度」です。そのためには、どんな無茶振りな質問がきても、落ち着いて、自分を保ちながら回答する練習が必要です。
あなたの大学への思いと自分の強みをしっかりとアピールできる面接戦略を練りましょう。
アドバイスをする人が身近にいない場合は、こちらからLINE登録して、「面接に勝つ方法」と連絡くださいね。なにかアドバイスはできます。