記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴27年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
2020年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となる。過去3年間で国公立大学合格85名。
高1から入会者は国公立大学合格率93%
高2から入会者は国公立大学合格率86%
高3の4月から入会者は国公立大学合格率73%。
スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
川崎市立看護大学 看護学部 看護学科の小論文対策
[平成5年度 学校推薦型選抜]
【問】次の課題文からマスク着用におけるメリット、デメリットを読み取り、対応策についてあなたの考えを800字以内で述べなさい。
課題の要約文です。
マスク着用の緩和や撤廃が進む欧米諸国の動向を踏まえ、マスクの利点と欠点を考慮した政治的・医学的判断が重要である。マスクは恩恵と共に潜在的なリスクをもたらす。マスクの着用により、二酸化炭素の吸入量が増え、酸欠気味になる可能性があり、脳の働きや循環器系に影響を及ぼす。一方で、日本ではマスク着用や自粛生活が継続しており、その利点とデメリットについて議論が続いている。マスク着用や自粛生活にはメリットとデメリットがあり、トータルで見るとデメリットが増大しているとの指摘もある。この状況下で、日本でも政策の見直しが求められ、マスク着用に関しては個々の健康状態や環境に応じた柔軟な対応が必要である。
出典:和田秀樹「マスクを外す日のために今から始める、ウィズコロナの健やかな生き方」
株式会社幻冬舎 2022年p3-5
小論文過去問題解説
- マスク着用のメリットとデメリットの把握: 課題文から、マスク着用のメリットとデメリットを正確に把握することが必要です。メリットとしては、感染症の拡大防止や他者への感染リスク軽減が挙げられます。一方で、マスク着用による酸欠気味や呼吸の不快感、環境への影響などのデメリットも考慮する必要があります。
- 対応策の提案: マスク着用に伴うメリットとデメリットを踏まえ、現状や将来の対応策を提案することが求められます。例えば、マスク着用の必要性が低い屋外や個別の健康状態に応じた着用の必要性の見直し、効果的な換気や感染対策の徹底、マスクの改良や着用方法の指導などの対応策を考えることが重要です。
- 個人の意見と根拠の提供: 最後に、自身の意見を述べる際には、根拠や理由を明確に示すことが重要です。個人的な経験や専門知識、調査結果などを引用して、なぜそのような対応策を提案するのかを読み手に理解させることがポイントです。
このように、マスク着用のメリットとデメリットを把握し、それに基づいて適切な対応策を提案するとともに、自身の意見を根拠とともに述べることが求められます。
川崎市立看護大学の所在地・アクセス
所在地 | アクセス |
神奈川県川崎市幸区小倉4丁目30-1 | JR「川崎」駅からバスで約10分、 「末吉橋」下車 徒歩3分 「武蔵小杉」駅からバスで約20分、 「小倉神社前」下車 徒歩5分 |
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川崎市立看護大学の入試傾向
川崎市立看護大学の入試傾向については、以下のような特徴があります。
川崎市立看護大学の入試は、一般的に学力試験と面接試験・小論文試験が行われます。学力試験では、主に国語や数学、英語などの基礎的な学力が問われることが多いです。看護大学であるため、医療や看護に関する基礎知識や意識が重視されることが予想されます。医療や看護の現状や課題、看護師としての役割や責任について理解しておくことが重要です。
また、倫理や心理学に関する知識も重要です。看護業界では倫理観や心理学的な理解が必要とされるため、これらの科目に関する知識や考え方を深めておくことが求められます。倫理や心理学に関する基礎知識を身に付け、看護職に求められる倫理的な判断や対応力を高めることが重要です。
さらに、実務経験やボランティア活動も入試で重視されることがあります。看護業界での実務経験やボランティア活動は、入試審査において高く評価されることがあります。医療機関や介護施設などでの実務経験や、地域のボランティア活動などを積極的に行い、それを通じて得た経験や学びをアピールすることが有効です。
最後に、面接試験では、自己PRや看護に関する質問に対する的確な回答が求められます。模擬面接やエッセイの練習を通じて、自己表現力や論理的思考力を養い、面接やエッセイでの自己アピールを強化することが重要です。これらの準備を十分に行うことで、川崎市立看護大学の入試に自信を持って臨むことができます。
川崎市立看護大学の募集コース
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看護学部 看護学科(定員数:100人)
20余年の看護教育の実績をもつ川崎市立看護短期大学を前身に、2022年4月開学する本学は1学年100人、全学年でも400人の小さな大学です。そんな本学で看護師を目指す学生は、未来に向けた大切な宝物だと考えています。本学ではその“小ささ”を生かして、教員と学生の距離を縮めて、一人ひとりへきめ細やかな指導を行い、未来への宝物を大切に育てます。生命の尊厳と人間理解を基盤に看護知識と技術を身につけ、自ら考え、課題解決力や先見性・柔軟性・創造性を備え、協働する力、人に寄り添える豊かな人間性、高い倫理性をもち、地域社会に貢献できる看護師・保健師を育成するためのカリキュラムを用意しています。