「久留米大学看護学科の推薦入試、小論文で何を書けばいいのかわからない」
「SNSや青年期の人間関係がテーマと聞いたけど、看護とどう結びつければいいの?」
そう感じているあなたへ。この記事では、令和7年度の実際の過去問をもとに、久留米大学看護学科の推薦入試小論文を60分・600字で書き切るための戦略を完全解説します。
29年間、推薦入試・小論文指導をしてきたスカイ予備校が分析した「合格答案と落ちる答案の決定的な違い」を、具体的な構成・模範解答・時間配分まで惜しみなくお伝えします。
・久留米大看護学科が推薦入試の小論文で「本当に見ていること」
・令和7年度テーマ「SNS×青年期×看護コミュニケーション」の正しい読み解き方
・60分で合格答案を書くための時間配分と4段落構成
・受験生が陥りがちな「SNS作文」にならないための視点
・次年度(2027年度)に備える予想テーマ3選
- 久留米大学看護学科の推薦入試とは?まず基本を押さえる
- 久留米大学が求める学生像から「出題意図」を読み解く
- 設問の構造を正確に分解する――2つの要求を同時に満たせ
- 前半攻略――青年期の人間関係への影響をどう分析するか
- 後半攻略――看護場面での活用を「4点セット」で書く
- 看護だから必要――便利さの裏側まで書いた答案が強い
- 60分の時間戦略――考えながら書くと必ず時間を失う
- 600字の設計図――スカイ流4段落構成
- スカイ予備校オリジナル模範解答例(約595字)
- 本番直前チェック7項目
- スカイ予備校「9項目診断」で弱点を数値化する
- 次年度(2027年度)予想テーマ3選
- 合格までのロードマップ――1回書いて終わりにしない
- まとめ――久留米大学看護学科の小論文で合格するために
久留米大学看護学科の推薦入試とは?まず基本を押さえる
久留米大学医学部看護学科の公募推薦(A日程)は、小論文と面接・書類選考の段階評価で合否が決まります。小論文は「添え物」ではなく、合格を左右する中心科目です。
| 科目 | 内容 |
|---|---|
| 小論文 | 60分・600字以内(段階評価) |
| 面接・書類選考 | 段階評価 |
令和7年度(2025年度入試)の小論文は、11月16日に実施され、「非対面コミュニケーション(SNS等)が青年期の人間関係に与える影響と、それを看護場面でどう活用するか」という内容が出題されました。
大学公式の過去問ページでも公開されているこのテーマは、一見「SNSについての作文」に見えますが、実態は全く異なります。
「SNSのメリット・デメリットをまとめればいい」→ これでは落ちます
この問題は「SNS作文」ではなく、「社会の変化を患者に寄り添う看護へ変換できるか」を問うものです。
久留米大学が求める学生像から「出題意図」を読み解く
小論文対策において絶対に外せないのが、アドミッション・ポリシーとの照合です。
久留米大学医学部看護学科が求める学生像には以下の要素が明記されています。
| 大学が重視する力 | 今回の小論文での表れ方 |
|---|---|
| コミュニケーション能力 | 対面・非対面の違いを一面的でなく捉える |
| 自己表現能力 | 自分の立場を600字で明確に示す |
| 論理的思考 | 青年期への影響から看護提案まで因果でつなぐ |
| 人を尊重する姿勢 | 患者の不安・個別性・利用しやすさを考える |
| チャレンジ精神 | 新しい技術を拒否せず、課題を管理して活用する |
さらに、久留米大学看護学科は多職種連携教育・地域と国際的視野・災害看護学など社会状況の変化に対応する学びを重視しています。
だからこそ「ICTやSNSを便利な道具として語るだけ」の答案ではなく、看護の役割・患者理解・連携・安全まで考えた答案が評価されるのです。
設問の構造を正確に分解する――2つの要求を同時に満たせ
令和7年度の設問は、実は2つの独立した要求で構成されています。ここを見落とすことが最大の失点原因です。
| 要求 | 設問が求めていること | 答案で必要なこと |
|---|---|---|
| 前半 | 非対面コミュニケーションが青年期の人間関係形成に与える影響 | メリット・デメリットを挙げ、なぜそうなるかまで説明する |
| 後半 | 非対面コミュニケーションを看護場面で活用する方法 | 具体的な患者・場面・手段・効果を提案する |
| 全体 | 前半の分析と後半の提案を一つの論理でつなぐ | 「便利だから使う」ではなく、特徴を踏まえた使い分けを示す |
600字の半分以上をSNSの話に使い、最後に「看護でも活用できる」と1〜2文だけ書く答案。設問後半は独立した要求なので、看護の提案に十分な字数を確保してください。
スカイ予備校独自|出題要求レベル(5段階)
| 能力 | 要求度 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 題意把握 | ★★★★★ | 2つの要求を両方満たす |
| 論理性 | ★★★★★ | 影響→理由→看護提案がつながる |
| 看護理解 | ★★★★★ | 患者・安全・倫理を含む |
| 具体性 | ★★★★☆ | 誰に、いつ、何を、どう使うか |
| 独自性 | ★★★☆☆ | 奇抜さではなく一段深い視点 |
前半攻略――青年期の人間関係への影響をどう分析するか
高得点答案は「SNSは良い/悪い」を決めつけません。非対面コミュニケーションには、関係を広げる力と、相手を理解しにくくする弱点の両方があります。
| 観点 | プラスの影響 | マイナスの影響 |
|---|---|---|
| つながり | 距離を超えて同じ関心の人とつながれる | 人間関係がオンライン内に偏ることがある |
| 自己表現 | 対面で言いにくい悩みも文字で伝えやすい | 発言が切り取られ、誤解が残りやすい |
| 心理 | 孤立時にも連絡を保ちやすい | 返信や既読を気にして不安が増える場合がある |
| 多様性 | 学校外の価値観に触れられる | 似た意見だけを選び、異なる考えを避けることもある |
| 非言語情報 | 文章を考えてから送れる | 表情・声色・間などが伝わりにくい |
「SNSは人間関係を弱くする」と断定するより、「関係を始める・保つのには強いが、微妙な感情の確認には弱い」と機能を分けて考えると、後半の看護提案へつなぎやすくなります。
答案に使える「因果の型」
- 特徴:時間・場所を選ばず連絡できる/表情や声色が伝わりにくい
- 影響:相談しやすくなる/誤解や不安が生まれる
- 判断:非対面だけに頼らず、目的に応じて対面と使い分ける
- 看護への橋渡し:この「使い分け」が患者支援でも重要になる
後半攻略――看護場面での活用を「4点セット」で書く
「オンラインで相談する」だけでは評価されません。看護の提案は必ず4点セットで書いてください。
①誰に(患者像) ②いつ・どこで(場面) ③何を使うか(手段) ④何が良くなるか(看護上の効果)
使いやすい具体例バンク
| 場面 | 活用例 | 看護上の意味 |
|---|---|---|
| 退院後支援 | 安全な連絡手段で服薬・食事・生活上の疑問を確認 | 不安を抱え込まず、継続支援につながる |
| 慢性疾患 | 体調や生活記録を共有し、必要時に助言 | 日常生活の変化を振り返りやすい |
| 遠方・移動困難 | オンラインで相談窓口につなぐ | 支援へのアクセスを補う |
| 家族支援 | 離れて暮らす家族と説明・相談を共有 | 患者を支える人も情報を得やすい |
| 健康教育 | 動画・資料・メッセージでセルフケア情報を提供 | 理解の確認をしながら学習を支える |
最も書きやすい王道例は「退院後の慢性疾患患者へのオンライン相談」です。高校生でもイメージしやすく、「受診までの不安」「服薬や食事」「生活記録」など具体化しやすいので、600字答案に向いています。
看護だから必要――便利さの裏側まで書いた答案が強い
看護の答案で高評価を得るのは、技術を礼賛する人ではなく「限界を理解して使える人」です。
| 注意点 | なぜ重要か | 答案での書き方 |
|---|---|---|
| 非言語情報 | 顔色・姿勢・声の変化などは画面や文字だけでは拾いにくい | 異変時は対面へ切り替える |
| 個人情報 | 健康情報は特に慎重な管理が必要 | 安全なシステムを利用する |
| 本人確認 | 誤送信・なりすまし等の危険がある | ルールを決めて運用する |
| デジタル格差 | 高齢者など機器利用が難しい人もいる | 本人に合う方法を選ぶ |
| 緊急性 | 返信を待つ間に状態が悪化する可能性 | 緊急時は受診・救急につなぐ |
「非対面コミュニケーションは、対面を置き換えるものではなく、患者が必要な支援につながる機会を増やす補完手段として活用する。」
この一文が強い理由:①技術のメリットだけでなく限界を理解 ②看護の目的を「便利さ」ではなく「患者支援」に置く ③対面・非対面を二者択一にせず使い分けで解決 ④前半の青年期の分析と後半の看護提案が同じ論理でつながる
60分の時間戦略――考えながら書くと必ず時間を失う
60分は短くありません。しかし、計画なく書き始めると必ず時間が足りなくなります。
| 時間 | やること | チェックポイント |
|---|---|---|
| 0〜5分 | 設問を読む・条件に線を引く | 「青年期/影響/看護で活用/提案」の4語を確認 |
| 5〜15分 | 論点を出す | 前半2論点+看護提案1つ+注意点1つ |
| 15〜20分 | 4段落の骨組みを作る | 各段落の役割と字数を決める |
| 20〜45分 | 答案を書く | 迷ったら骨組みに戻り、書き足しすぎない |
| 45〜55分 | 論理・設問漏れを確認 | 看護提案が具体的か、前半とつながるか |
| 55〜60分 | 表現・字数を最終確認 | 誤字、主述、600字以内、段落分け |
最初の10分で「何を書こう」と悩み続けることです。先に論点を4つだけ決め、20分時点で書き始めることをルール化してください。
600字の設計図――スカイ流4段落構成
今回の問題は、4段落にすると設問要求を整理しやすくなります。
| 段落 | 目安字数 | 役割 | 書く内容 |
|---|---|---|---|
| 第1段落 | 80〜100字 | 立場 | 非対面の利点と弱点を一文でまとめ、使い分けが必要と示す |
| 第2段落 | 160〜180字 | 青年期への影響 | つながりやすさ+誤解・不安などを理由つきで分析 |
| 第3段落 | 210〜230字 | 看護での提案 | 患者・場面・手段・効果を具体例で示す |
| 第4段落 | 100〜120字 | 注意点+結論 | 非言語情報・個人情報・緊急時を挙げ、対面との併用で締める |
書く前の30秒メモ
「前半の結論=非対面は便利だが誤解しやすい」「看護提案=退院後相談」「注意=異変時は対面・個人情報」。この3行が決まれば、答案はかなり安定します。
スカイ予備校オリジナル模範解答例(約595字)
私は、SNSなどの非対面型コミュニケーションは、青年期の人間関係を広げる一方、相手を十分に理解しないまま関係を築く危険もあると考える。時間や場所に縛られず、共通の関心をもつ人とつながれることは大きな利点である。対面では相談しにくい悩みも文字なら伝えやすく、人間関係の選択肢も増える。しかし、表情や声の調子が伝わりにくいため、短い言葉が誤解を生み、既読や返信の速さを気にして不安になることもある。また、自分に近い考えの人だけと関わり、異なる意見に触れる機会が減る可能性もある。したがって、青年期にはSNSだけに頼らず、必要な場面では直接話して相手の反応を確かめることが大切だ。
看護の場面では、この特徴を生かして、退院後の患者へのオンライン相談や健康状態の確認に活用できると考える。例えば、慢性疾患の患者が自宅での食事や服薬について不安を感じたとき、決められた方法で看護師に質問できれば、受診まで不安を抱え込まずにすむ。写真や記録を共有できれば、患者自身が生活を振り返る助けにもなる。
ただし、非対面では顔色や動作などの変化を十分に捉えにくく、個人情報の管理や機器を使いにくい人への配慮も必要である。緊急性が疑われる場合は対面診療につなげるなど、非対面と対面を使い分けることが重要だ。私は、便利さを目的にするのではなく、患者が安心して必要な支援につながるための手段として活用すべきだと考える。
※約595字。これはスカイ予備校が作成した学習用答案例です。久留米大学の公式解答・採点基準ではありません。
普通の答案と「合格答案候補」の違い
| 普通の答案 | 合格答案候補 |
|---|---|
| SNSは便利だが危険もある | どの機能が、どの場面で強い/弱いかを説明する |
| 看護でもSNSを使う | 患者像・場面・方法・効果まで具体化する |
| オンライン化を進めるべき | 対面を置き換えず、補完手段として使い分ける |
| 個人情報に注意する | 安全・緊急性・非言語情報・利用格差まで優先順位をつける |
本番直前チェック7項目
- 青年期の人間関係への「影響」を書いたか
- 影響に対して「なぜそうなるか」を説明したか
- 看護場面の提案が1つ具体的に書けているか
- 患者にとってのメリットが書けているか
- 非対面の限界・注意点を書いたか
- 対面との使い分けまで示したか
- 600字以内・段落分け・主語述語を確認したか
スカイ予備校「9項目診断」で弱点を数値化する
答案を書いたら、感覚ではなく9項目で弱点を見つけましょう。
| 評価項目 | 配点 | 久留米大で見るポイント |
|---|---|---|
| ①題意把握 | 20 | 青年期への影響+看護での活用、両方に答えているか |
| ②論理性 | 20 | 主張・理由・提案に飛躍がないか |
| ③構成力 | 15 | 4段落の役割が明確か |
| ④根拠・具体例 | 15 | 看護場面が具体的で、主張を支えているか |
| ⑤独自性・発想 | 10 | 一般論から一段深い使い分け・条件提示があるか |
| ⑥看護理解 | 5 | 患者尊重・安全・個別性があるか |
| ⑦表現力 | 5 | 簡潔で読みやすい文章か |
| ⑧一貫性 | 5 | 冒頭から結論まで軸がぶれないか |
| ⑨条件遵守・完成度 | 5 | 600字以内・段落・誤字・最後まで完成しているか |
80点以上:設問対応と看護提案が安定
65〜79点:合格候補だが具体性・一貫性を改善
50〜64点:型を整えるだけで伸びる余地が大きい
49点以下:設問分解と段落設計からやり直す
次年度(2027年度)予想テーマ3選
同じ問題が出ると予想するのではなく、同じ思考力を使うテーマを準備することが効果的な対策です。
予想テーマ①|生成AI・ICTと看護コミュニケーション
患者への説明・健康情報の提供・看護記録支援など技術活用が進む中で、利便性と誤情報・個人情報・人間的関わりをどう両立するか。今回の「新しいコミュニケーション手段を看護へ応用する」構造と近いテーマです。
予想テーマ②|高齢者・地域医療とデジタル格差
オンライン支援が広がるほど、機器を使いにくい人を取り残さない視点が必要。久留米大学看護学科が地域的視野と社会貢献を重視している点とも接続しやすいテーマです。
予想テーマ③|災害時の情報共有と看護
災害時にはSNSやオンライン情報が支援につながる一方、誤情報や通信障害も起こり得ます。看護学科の教育に災害看護学が置かれていることから、準備価値の高い論点です。
3テーマ共通の思考フレーム
| 順番 | 考えること |
|---|---|
| ①現状 | 社会・医療で何が変わっているか |
| ②利点 | 患者・家族・看護師にどんな価値があるか |
| ③課題 | 安全・倫理・格差・人間関係に何が起きるか |
| ④具体策 | どの場面で、どう使うか |
| ⑤使い分け | 対面・人の判断をどこに残すか |
合格までのロードマップ――1回書いて終わりにしない
過去問を見て、前半・後半の要求を30秒で言語化する練習から始めましょう。
20分で構成、25分で執筆、15分で見直し。この時間割を体に染み込ませてください。
患者・場面・手段・効果の4点セットを毎回答案に入れる癖をつけましょう。
非言語情報・個人情報・緊急性・格差から1〜2点選んで必ず書く。これが他の受験生との差になります。
弱点項目だけを狙って書き直す練習が最短ルートです。
小論文で書いた看護観を、自分の言葉で説明できるようにすることが最終目標です。
毎回、全文を書き直す必要はありません。「看護提案だけ200字」「第4段落だけ120字」のように弱点部分を切り出して練習すると、短期間で再現性が上がります。
まとめ――久留米大学看護学科の小論文で合格するために
この記事でお伝えした内容を最後に整理します。
- この問題はSNS作文ではなく「社会変化を看護に応用する力」を問うもの
- 設問は前半(青年期への影響)と後半(看護場面での活用)の2要求が独立している
- 看護提案は「誰に・いつ・何を・どんな効果が」の4点セットで書く
- 限界(非言語情報・個人情報・緊急性)まで書いた答案が評価される
- 合格のキーフレーズは「対面の補完手段として活用する」
- 9項目診断で弱点を見える化し、弱点だけを集中練習する
この記事の分析は、スカイ予備校校長・五十嵐による29年間の推薦入試指導実績をもとに作成しています。模範解答・9項目診断・予想テーマはスカイ予備校独自の学習・添削フレームであり、久留米大学公式の採点基準・出題予告ではありません。
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