【推薦入試】九州大学 芸術工学部 芸術工学科 未来構想デザインコース(小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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九州大学 芸術工学部 芸術工学科 未来構想デザインコースの小論文対策

[令和5年度 学校推薦型選抜]

問題1 課題文は斎藤幸平『人新世の「資本論」』からの抜粋です。以下の課題文をよく読んで、続く質問に答えなさい。

(1) 傍線部「これが「人新世」の危機の本質である」とありますが、著者は「人新世の危機」とはどのような状態のことを述べているかに着目して、課題文を400字以内に要約しなさい。

(2) 「人新世の危機」を克服するためには我々が何をなすべきかについて、具体例を挙げつつ、自らの考えを800字程度で述べなさい。

小論文過去問題解説

問題1

(1) 著者は、「人新世の危機」について、環境危機と気候変動による地球の破壊的な状態を指しています。この状況において、資本主義の無制限な利潤追求が問題の本質であると述べています。

(2) 「人新世の危機」を克服するためには、まず、資本主義の制約が必要です。持続可能な社会を構築するために、再生可能エネルギーへの移行やエネルギーの無駄遣いの削減、資源の効率的な使用、廃棄物のリサイクルなど、環境に配慮した実践が不可欠です。また、教育と意識改革にも力を入れ、環境への配慮と持続可能な生活に関する知識を広めるべきです。国際的な協力も必要で、環境保護に向けた国際的な枠組みを強化し、新たな技術とイノベーションを奨励することが重要です。総じて、個人と共同体の協力、政策の改善、環境への意識の高まり、そして技術の進化が結びついて、「人新世の危機」を克服するための道を開けるでしょう。

九州大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
伊都キャンパス
福岡県福岡市西区元岡744
JR「博多」駅から西鉄バスで約60分「九大ビッグオレンジ」
「九大理学部」「九大工学部」下車 徒歩1分
「西鉄福岡」駅から西鉄バスで約50分
「九大ビッグオレンジ」「九大理学部」
「九大工学部」下車徒歩1分
病院キャンパス
福岡県福岡市東区馬出3-1-1
地下鉄箱崎線「馬出九大病院前」駅下車、徒歩10分
大橋キャンパス
福岡県福岡市南区塩原4-9-1
西鉄天神大牟田線「大橋」駅下車、徒歩5分
筑紫キャンパス
福岡県春日市春日公園6-1
JR鹿児島本線「大野城」駅下車徒歩約13分

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九州大学の入試傾向

九州大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。

  1. 標準力を重視: 九州大学の入試問題は難問奇問よりも、基本的な標準力を問う問題が多い傾向があります。試験内容は、共通テストと個別学力検査の合計点数で合否が決まるため、幅広い教科に対する基礎的な知識とスキルの習得が求められます。
  2. 記述式の試験が多い: 多くの学部・学科において、記述式の試験が行われます。論述力や問題解決能力を評価するため、自分の考えを明確に表現できるようなトレーニングが必要です。
  3. 前期日程と後期日程の違い: 多くの学部で前期日程と後期日程があり、試験科目や試験形式が異なります。前期日程では共通テストと個別学力検査が、後期日程では共通テストと小論文(または面接)が合否の要素となります。
  4. 科目ごとの違い: 学部・学科によって受験科目や試験内容が異なります。例えば、理系学部では数学や理科の試験があり、文系学部では国語や外国語の試験があります。志望する学部に合わせた対策が必要です。
  5. 論文・小論文試験: いくつかの学部で、小論文試験や論文の提出が求められることがあります。これらの試験では論理的思考と表現力が評価されます。
  6. 面接試験: 一部の学部で面接試験が行われることがあります。志望動機や自己紹介などが評価の対象となります。
  7. 共通テスト重要性: 九州大学の入試では、共通テストの成績が合否に大きく影響します。共通テストの準備は十分に行いましょう。

九州大学の募集コース

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共創学部(定員数:105人)

グローバル化が急速に進展するなか、環境や食糧、人権、経済的格差など、地域や国を越えた地球規模の人類的な問題が生まれている。本学部が掲げる共創とは、課題に応じて自ら必要なことを学ぶ態度や方向性を養い、必要となる知識を組み合わせた新たな知を創造し、実社会のなかで活用していくことを意味している。
課題解決のために必要な態度・能力を「能動的学習能力」「課題構想力」「協働実践力」「国際コミュニケーション力」の4つに分類し、これらの涵養を通して、「共創的課題解決力」の獲得を目指している。

文学部 人文学科(定員数:151人)

古典に学び、人間文化の普遍的価値を探究すると同時に、現代社会の抱える諸問題に対して、柔軟に対処できる力を持った人材を育成する。
・哲学コースは、哲学・哲学史、倫理学、インド哲学史、中国哲学史、美学・美術史の5分野からなる。東西の哲学的思想を学びながら、思索と愛智の精神を養う。哲学を、自ら生きるための礎にすることを目指している。
・歴史学コースは、日本史学、東洋史学、朝鮮史学、考古学、西洋史学、イスラム文明学の6分野から構成されている。歴史学の研究を通し、日本と世界の歴史と文化の相違、およびその普遍性を解明するための教育・研究を行う。
・文学コースは、国語学・国文学、中国文学、英語学・英文学、独文学、仏文学の5分野からなる。古典作品から現代作品までを詳しく解読し、作品の背景をなす文化や、文学そのものについて考える。
・人間科学コースは、言語学・応用言語学、地理学、心理学、比較宗教学、社会学・地域福祉社会学の5分野がある。現代社会のさまざまな現象と、その背後にあるメカニズムを理論的、実践的に探究している。

教育学部(定員数:46人)

人間に対する深い洞察と共感的態度を基盤に持ちながら、人間と人間の触れ合う社会のさまざまな領域において創造的に問題解決のできる人材の養成を目的としている。人間の発達と形成を軸とする幅広い総合人間科学としての教育学・心理学に関する理論的・実践的な基礎教育と専門教育を行う。
学部教育の組織として教育学系と教育心理学系の2つの系が設けられ、さらに教育学系には2コース、教育心理学系には2コース、計4コースが置かれ、人間の発達と形成に関する学習・研究における総合性および専門性が重視されている。
・教育学系には、国際化時代に対応した知識を身につける国際教育文化コースと、教育と社会に関わる問題を社会科学的に研究する教育社会計画コースがある。
・教育心理学系には、変動する社会で生じる問題に対処していける専門家の育成を目指す人間行動コースと、発達臨床学、障害臨床学、生涯発達学などを学ぶ心理臨床コースの2コースがある。
また、上記のほかに国際コースを開設している。国際的に活躍できる人材、とりわけ今日のアジア地域の社会や文化の多様性を理解し、グローバル化時代の複雑な教育・心理・発達等の問題に対して、多面的な視点から解決に挑む人材を育成する。

法学部(定員数:189人)

専攻教育科目は、大きく以下の5つのグループに分けることができる。
基礎法学では、法の歴史思想や外国の法律を含めて、より広い視点から法のさまざまな側面を考察する。主な授業科目には、法哲学、日本法制史、西洋法制史などがある。
公法・社会法学では、社会における公正・平等の実現や、市民の主体的参画を可能とする法システムを構想することを学ぶ。主な授業科目には、憲法、行政法、行政学などがある。
民刑事法学では、交通事故、医療ミス、傷害・窃盗事件など、身近な事柄を法的に検討する。主な授業科目には、民法、刑法などがある。
国際関係法学では、イラク戦争や欧州統合、コメ輸入問題、ウクライナ侵攻など、日々のニュースなどでしばしば登場する問題を、法的立場から分析し学んでいく。主な授業科目には、国際公法、国際経済法などがある。
政治学では、政策の決定に関わる判断や、活動の基盤をなすものの見方を学ぶ。主な授業科目には、政治学、政治学史、国際政治学、比較政治学などがある。

経済学部(定員数:226人)

経済・経営学科(定員数:141人)

経済・経営学科では、経済学・経営学の基礎理論と幅広い教養、豊かな現実感覚と国際性を身につける。複雑化し、多様化する現代経済社会が直面する諸問題に的確に対処し、その解決策を見出していける人材を育成する。
基幹教育科目、基本科目といった幅広い教養と基礎理論を身につけるための科目群のほか、選択必修科目を経済分析系、産業分析系および企業分析系科目の3系に分け、体系的な履修ができるカリキュラムを編成している。
経済分析系は、今日の経済社会が抱えている問題を理論的・構造的視点から把握し、それらの問題に立ち向かい、解決していく分析力・企画力・創造力を備えた人材を育成する。
産業分析系は、激しく変化する産業社会を歴史的・実証的に分析し、将来動向を予測し、的確な具体的政策を企画できる、柔軟で創造的な応用力を持った人材を育成する。
企業分析系は、内外に活動の場を広げている企業の活動をリードし、その抱える問題に対処していく能力を持った人材を育成する。

経済工学科(定員数:85人)

経済工学科では、理論と分析ツール、およびその応用を一体的に学び、経済を総合的にとらえていく力の修得を目指す。以下の3分野で構成されている。
経済システム解析分野では、問題をマクロ経済、ミクロ経済レベルで数理、数量的手法を用いて理論、実証の両面から分析する。
政策分析分野では、多様な経済問題に関する政策を分析・評価するための基礎知識と手法を学び、新たな政策提言を行えるようにする。
数理情報分野では、経済分析のための統計的、数学的基礎、大量の情報を管理・処理するための数学的な基礎知識と、コンピュータの基礎と応用について学ぶ。

理学部 (定員数:258人)

物理学科 (定員数:55人)

物理学コースでは、物理学の深さと広さに基づいた自然観のもとに、柔軟な人材を育成する。情報理学コースは、コンピュータの基礎理論である情報論理学や計算量理論をはじめとして、各種のデータから科学的な知識を発見するための研究・教育が行われている。

化学科 (定員数:62人)

化学科では、化学の基礎知識を学習し、自然科学一般の原理や現象に対する理解力と洞察力を養う。複雑多様な自然界の仕組みを分子のレベルで解き明かすための研究を行う。

地球惑星科学科 (定員数:45人)

地球惑星科学科は、主として地球および惑星の起源・進化、地球内対流、生物進化、海洋・大気・電磁圏・惑星間プラズマの性質と変動および地球環境に関する教育・研究が行われている。物理、化学、生物、数学を基礎として、室内実験や数値実験、野外地質調査を行う。

数学科 (定員数:50人)

数学科では、情報数学、数理数学の基礎としての数学を学び、数学応用の楽しさを実感する。大学レベルでの数学の抽象的な考え方や、理論構成の美しさを学習する。

生物学科 (定員数:46人)

生物学科は、生物学的対象や現象について、分子、細胞、組織、器官、個体、集団の各レベルにわたって教育・研究を行う。

医学部(定員数:251人)

医学科 (定員数:105人)

医学科では、医学に関する知識と技術を修得するだけでなく、医の倫理に徹し、旺盛な探究心を持つ医師および研究者の育成を目指す。医師として、病気を治療することだけを目的とせず、患者のよき援助者となるための学習を行う。

生命科学科 (定員数:12人)

生命科学科では、生命医科学分野の基盤となる知識を身につけた、人間を対象とした次世代の生命科学領域の展開を担う人材の育成を目指す。

保健学科 (定員数:134人)

保健学科には、看護学専攻、放射線技術科学専攻、検査技術科学専攻の3専攻が設置されている。

看護学専攻 (定員数:68人)

看護学専攻では、生命の尊厳への理解を基盤とした専門的知識と実践能力を有する質の高い看護師、保健師を育成する。また、大学院修士課程には、助産学コースが設置されている。

放射線技術科学専攻 (定員数:33人)

放射線技術科学専攻では、幅広い知識と応用力・開発力を持ち、豊かな人間性を備えた資質の高い診療放射線技師の育成を目指す。

検査技術科学専攻 (定員数:33人)

検査技術科学専攻では、正確な生体情報を収集、解析し、自らの判断力や応用力で検査技術を実践できる臨床検査技師を育成する。

歯学部 歯学科 (定員数:53人)

歯学科では、飛躍的に進化する先端的歯科医療に対応できる高度な技術と知識を持つ歯科医師を育成する。さらに、歯科医学、および生命科学領域における世界レベルの先端的研究を推進する研究者の育成に重点が置かれている。また、教養科目の履修などを通して、良識ある社会人・国際人として必須の広い知識や判断力、豊かな人間性や自然観、国際性などを磨く。
 臨床実習のほかにも、実際に体験する科目が設置されており、1年次の歯科医学総論では、歯学生としての自覚を確立するために、附属病院での見学実習が行われる。また、3、6年次には、歯学部における研究活動を実際に経験するためのリサーチエクスポージャI・II、6年次には地域医療やボランティア活動の実際を体験するソシアルエクスポージャなどの科目がある。

薬学部(定員数:79人)

創薬科学科<4年制> (定員数:49人)

創薬科学科〈4年制〉では、最先端の創薬研究に対応できる高い能力を持ち、国際的に活躍できる研究者や指導者の養成を目指す。そのため、薬をつくり出していく上で基礎となる化学系薬学、物理系薬学、生物系薬学、環境系薬学および医療系薬学を相互に関連づけて幅広く履修し、それらに関する高度な知識・技術を修得する。
4年の教育課程のうち、3年間は基礎としての教育を行い、最後の1年間は応用的能力を養うために卒業研究を行う。

臨床薬学科<6年制> (定員数:30人)

臨床薬学科〈6年制〉では、広い視野と豊かな人間性を有し、かつ医療従事者として質の高い薬剤師教育を行い、医療薬学の将来を担う人材の育成を目指す。基礎薬学としての化学系薬学や物理系薬学ならびに生物系薬学を体系的に学ぶとともに、高度な医療薬学の基礎的および臨床的教育を行い、さらに臨床に関わる実践的な実務能力を培う。6年の教育課程を、前期3年、後期3年としてとらえている。前期では基礎的な薬学系科目を中心として、後期では医療薬学系の科目や薬剤師の職能教育に必要な実践的な薬学系科目を履修する。

工学部(定員数:778人)

電気情報工学科 (定員数:153人)

電気情報工学科では、数学、プログラミング、論理回路、電気回路、電磁気学などの基礎を出発点として、「計算機工学」「電子通信工学」「電気電子工学」の3コースに分かれ、それぞれに合った比重で、電気情報工学分野の論理と物理の両方を学ぶ。

材料工学科 (定員数:53人)

材料工学科では、材料工学を専門とし、物質を構成する原子や電子の微視的な振る舞いを理解して、材料の特性が発現する原理と概念に基づいた新材料の開発により持続可能な社会の発展に寄与する人材を育成する。

応用化学科 (定員数:72人)

応用化学科では、化学を専門とし、物質の構造・性質・反応を原子・分子レベルで理解した上で、原子・分子を設計・操作して新物質の合成や機能性材料の創成ならびに高効率プロセスの開発などを行って持続可能な社会に貢献できる人材を育成する。

化学工学科 (定員数:38人)

化学工学科では、化学工学を専門とし、分野の異なる技術者集団をまとめて事業を遂行するプロジェクトエンジニアとして活躍でき、かつ、地球環境との調和と人類の福祉に貢献できる人材を育成する。

融合基礎工学科 (定員数:57人)

機械電気コース

物質材料コースでは、無機・有機材料や半導体デバイスの基礎となる物質科学と材料のダイナミックな挙動を解析する材料工学を融合した学際分野の専門知識を学ぶ。

物質材料コース

機械電気コースでは、熱やエネルギーの流れや物質の移動を解明する機械工学と、電磁気学や電子工学、量子物理学に基づく電気電子工学を融合した学際分野の専門知識を学ぶ。

機械工学科 (定員数:135人)

機械工学科では、自然科学(特に物理、数学)の基礎理論を理解して、社会のニーズに応えるため、さまざまな制約条件のもとで環境への影響を考慮しながら機器やシステムを設計製作し、あらゆるモノづくりを支える人材を育成する。

航空宇宙工学科 (定員数:29人)

航空宇宙工学科では、航空宇宙工学を専門とし、力学を基礎とした工学理論や、航空宇宙機開発特有のシステム工学に関連する基礎知識を有し、新しい航空宇宙機の開発や運用環境拡大によって生ずる課題を発見・解決できる人材を育成する。

量子物理工学科 (定員数:38人)

量子物理工学科では、応用物理、量子科学、原子核・原子力工学を専門とし、新しい量子現象の観察やその応用、量子ビームの開発と医療・生命分野などへの応用、新規材料開発、エネルギー開発、環境保全などへ貢献できる人材を育成する。

船舶海洋工学科 (定員数:34人)

船舶海洋工学科では、船舶工学、海洋工学を専門とし、グローバルな価値観に基づいて海洋と人類の共生への貢献を目的として、造船技術の継承・発展ならびに持続的な海洋開発を担う総合工学的な広い視野を持った人材を育成する。

地球資源システム工学科 (定員数:34人)

地球資源システム工学科では、広い意味での資源工学を専門とし、地質学、物理探査工学、地熱工学、エネルギー資源工学、岩盤工学、資源処理工学、環境修復工学を学ぶ。国内の企業や海外の研究所・大学でのインターンシップ体験を通して、生きた資源工学に触れる機会がある。

土木工学科 (定員数:77人)

土木工学科では、土木工学を専門とし、構造物の設計・施工から、環境の保全、災害の防止に関するさまざまな知識を有して、自然や文化に配慮しながら安全・安心な国土を整備するとともに、国土の諸問題を解決できる人材を育成する。

建築学科 (定員数:58人)

建築学科では、建築学に関わる諸知識を体系的・理論的に学ぶための講義科目、具体的なデザイン手法を習得するための設計演習科目、専門的知識を体得するための演習・実験科目などの教育を通じ、国際社会の第一線で活躍する建築家や技術者、研究者を養成している。

芸術工学部 芸術工学科 (定員数:187人)

芸術工学科では、領域を横断しながら国際感覚を身につけ、未来の姿や仕組みを構想できる「高度デザイン人材」の育成に取り組む。多種多様な科目群から、コースを超えて興味に合った科目を履修することが可能。1~2年次にデザインの基礎(理論と実技など)を体系的に学ぶ。また、プロジェクト型の授業で実践的にデザインスキルを身につける。次の5コース制。

環境設計コース

環境設計コースでは、エコロジー、持続可能性、地域再生といった課題に応えるため、人間を取り巻く環境について多角的に学び、芸術的センスあふれる「建築」「都市」「地域」「緑地」「ランドスケープ」など、よりよい環境をデザインできる総合的な設計家を育成する。

インダストリアルデザインコース

インダストリアルデザインコースでは、社会とのつながりを踏まえ、人間の特性を理解し、生活者の立場からの新しい俯瞰的視点を備え、安全・安心で魅力的な「製品」「生活環境」「サービス」「社会システム」を創造する広義のデザイナー・エンジニア・研究者を育成する。

未来構想デザインコース

未来構想デザインコースでは、現代と未来の社会における複合的な課題と可能性に向き合うため、人びとや社会が持つ本質的な課題や期待をとらえ、そこで必要となる「コト」「サービス」「ビジョン」「社会の在り方」について、総合的にデザインできる発想力や創造力を持った人材を育成する。

メディアデザインコース

メディアデザインコースでは、科学的・論理的な思考能力と芸術的感性に基づく表現能力を併せ持ち、新しいメディアテクノロジーを応用しつつ、「メディア」と「コミュニケーション」に関する創造的なデザインに挑戦できるデザイナーを育成する。

音響設計コース

音響設計コースでは、新しい「音文化」の価値創造、人間に適した「音環境」の創出や「音響情報」の先端的な技術革新を進めるため、人間や社会についての広い視野を有し、音に対する芸術的感性と音響設計の専門的知識を兼ね備えた、総合的な設計能力を持つ人材を育成する。
また、希望する学生は、各コースに所属したまま国際プログラムを履修することが可能。国際プログラムでは、2年次に英語による講義や演習を通して留学で必要なスキルを身につけ、3年次に世界最先端のデザイン教育を行っている欧米やアジアの大学に留学し、帰国後に留学の成果発表を行う。履修者には、学士号に加えて国際プログラムの修了証が授与される。

農学部 生物資源環境学科 (定員数:226人)

食料問題と環境問題の克服という農学の使命を達成する人材の育成を目的としている。
以下の4コース制。
・生物資源生産科学コースでは、食料の生産から流通までの過程について自然科学的、社会科学的な観点から研究を行う。
・応用生物科学コースでは、生命現象の基本的理解を基盤として、生物自体が有する優れた機能と、生物が生産する物質を有効に活用するため、生物とそれを取り巻く環境に関する課題を化学的・工学的に取り扱う。
・地球森林科学コースは、地球規模の視野から、森林や森林資源についての理解を深め、地球環境問題や資源問題への対処方法を研究する。
・動物生産科学コースには、海洋、河川などに生息する生物の形態、生理、生態、生化学などの基礎科学とその生産・利用に関する教育を行う水産科学分野と、陸生の動物などの生理・生態に関する基礎科学、応用科学を学ぶアニマルサイエンス分野がある。

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