共通テストの古文で高得点をとるためにやるべきこと~第1回 心構え~ 

大学受験

「共通テストの古文で高得点をとるためにやるべきこと」(全10回)の第1回は、心構えについて書きたいと思います。 そもそも共通テストの古文とは、どういうものなのでしょうか。2021年、2022年、2023年に実施された本試験を概観してみましょう。

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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第1回 心構え

ざっくりとではありますが、問題のパターンは上表のように大別することができます。これに加え、センター試験時代に遡れば、心情変化を問う問題や本文の内容と合致している選択肢を選ぶ問題など、様々なパターンが存在します。さらに、同じようなカテゴリの問いであっても、厳密に言えば出題の仕方が異なっている場合もあります。例えば、上表の「和歌について」というカテゴリでは、2021年と2023年とが全く同系統の出題だとはいいがたいのです。

では、どのような勉強をすればよいのでしょうか。多様な問題のパターンに対して、どのような対応策を講じればよいのでしょうか。 

 答えは簡単です。私たちが最初にやるべきことは、現代語訳をつくるという基本に立ち返ることです。どのような出題パターンの問題であっても、現代語訳が求められていることに変わりはありません。そして、現代語訳さえできてしまえば、実は現代文の問題よりも簡単なことが問われていることが多いのです(現代文は、図やグラフと絡めた出題などもあり、問いのパターンが古文と比べかなり多様化しています)。

 ただし、一口に現代語訳をするといっても、一言一句すべてを丁寧に訳していては、時間が足りなくなってしまいます。軽重をつけて読むことが必要になりますが、そのあたりのことは、最終回(第10回)で詳述する予定です。

 まずは、現代語訳ができるようになるまでを丁寧に紐解いていきたいと思います(第2回~第9回)。「助動詞」・「古典単語」・「助詞」・「敬語」・「古文常識」・「品詞分解と直訳」・「直訳に言葉を補う」・「和歌」の8ステップ(多いですが……)を1つずつクリアしましょう!

 繰り返しになりますが、現代語訳がある程度できれば、現代文の問題より圧倒的に解きやすいのが、古文の問題です。現代文(特に小説)は、なかなか点数が安定しないという状況に陥る受験生が多いですが、古文は力をしっかりつければ高得点がコンスタントに期待できる分野です。大学入試において、国語の共通テストはかなり大きな差がつきます(上表を見ても分かるとおり、1問6~8点という問題が複数あるからです)。国語で点数が稼げるというのは、大きな武器になりえるのです。 古文は、覚えることが多く、ハードルが高いように感じるかもしれませんが、英語や数学の合間をぬって、しっかりと学習時間を確保することが大切です! おすすめの勉強法や参考書も紹介する予定ですので、ぜひ参考にしてみてください。

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