【推薦入試】大分県立芸術文化短期大学 情報コミュニケーション学科(小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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【推薦入試】大分県立芸術文化短期大学 情報コミュニケーション学科(小論文過去問題解説)

大分県立芸術文化短期大学 情報コミュニケーション学科の入試傾向と特徴

大分県立芸術文化短期大学 情報コミュニケーション学科は、地域社会との連携や情報・コミュニケーションに関する専門的な学びを提供する学科です。推薦入試(一般推薦・特別推薦)においては、小論文と面接が主な選考要素となっており、学力試験だけでは測れない思考力・表現力・問題意識が重視されます。

小論文のテーマは「地域社会」「共生」「福祉」「情報化社会」「コミュニケーション」といったキーワードを中心に出題される傾向があります。単に知識を問うだけでなく、与えられた課題文を正確に読み解いたうえで、自分の意見を論理的に展開する力が求められます。令和5年度の出題では、課題文の下線部の説明と身近な事例に基づく自己の考えを述べる形式が採用されており、読解力・要約力・論述力の三つが総合的に評価されます。

面接では、志望動機や学習意欲、地域社会への関心、将来のキャリアビジョンについて質問されることが多く、自分の言葉でしっかりと語れる準備が必要です。情報コミュニケーション学科を志望するならば、デジタル社会・SNS・地域メディアなど身近な情報環境に対する問題意識を持ち、日ごろからニュースや社会問題に目を向けておくことが合格への近道となります。字数制限(800字以内)を守りながら、序論・本論・結論の構成で論じる練習を繰り返すことが特に重要です。

大分県立芸術文化短期大学 情報コミュニケーション学科 小論文対策ポイント

① 課題文の正確な読解と要約

情報コミュニケーション学科の小論文では、必ず課題文が与えられ、その内容を踏まえて論述することが求められます。まず課題文を丁寧に読み、筆者の主張・論旨・キーワードを正確に把握することが第一歩です。下線部の説明問題では、文脈全体を踏まえた解釈が必要であり、自分勝手な読み替えは厳禁です。

② 「共生」「地域」「情報」などのテーマに対する背景知識を蓄える

令和5年度のように「共生の思想」「地域社会」「公と民の協力」といったテーマは、今後も継続して出題される可能性が高いテーマです。少子高齢化・人口減少・SDGs・外国人労働者の受け入れ・地方創生・デジタルデバイドなど、現代社会の課題について幅広く知識を深めておきましょう。新聞のオピニオン欄や社説を読む習慣をつけることが効果的です。

③ 身近な事例を具体的に論じる力をつける

「身近な事例を1つ取り上げ、あなたの考えを述べなさい」という設問形式では、抽象論に終始せず、具体的な事例をもとに自分の意見を展開することが高評価につながります。自分が実際に見聞きした地域活動・ボランティア・学校行事などを題材にすると、説得力のある論述が可能になります。事例を選んだ理由、その事例と「共生」の関連性、そこから導かれる自分の考えという流れを意識しましょう。

④ 800字以内の構成力を磨く

800字という制限の中で、「課題文の説明(約200字)」「事例の説明(約300字)」「自分の考え・結論(約250字)」という配分を意識すると、バランスの取れた答案が書けます。書き始める前に簡単なアウトラインを作る習慣をつけましょう。スカイ予備校のSKYメソッドでは、「PREP法(結論→理由→事例→結論)」を活用した答案構成を推奨しています。

過去問題(令和5年 一般推薦・特別推薦)

問題文

以下の文章は、「地域における共生の考え方」について述べています。下線部の「共生の思想」とはどういうことか説明しなさい。次にあなたが「共生の思想」に該当すると思う身近な事例を1つ取り上げ、あなたの考えを述べなさい(800字以内)。

課題文の要約

共生概念が重要な時代において、人口減少や高齢化が進む中、福祉政策や地域政策において「共生型」「共生社会」が注目されている。社会的包摂も共生に近く、資源や労働力の制約から共生が必要とされている。外国人労働者の受け入れや自然災害への備えにおいても共生が課題となっており、公共と民間の協力が求められている。また、災害時や困難な状況において公依存からの脱却と共助の重要性が認識されており、公と民の枠を超えた「共」の原理が模索されている。地域資源の有効活用がテーマとなっている中、排他的な思考や仕組みが発展を妨げる一方で、共生の知恵も醸成されている。地方に根付いた共生の思想を広く浸透させ、時代に即した社会形成に貢献すべきとの認識が示されている。

出典:『地方の論理』小磯修二(2020)岩波書店

過去問題の解説

「共生の思想」とは何かを理解する

共生の思想は、異なる背景や状況にある人々や社会が協力し、調和しながら共に生きるという理念です。文章では、人口減少や高齢化が進む現代において、多様な価値観を認め合い、相互に支え合う社会を形成するために共生が重要であると述べられています。これは、福祉政策や地域政策において「共生型」「共生社会」が取り上げられている背景とも関連しています。特に重要なのは、「公依存からの脱却」と「公と民の枠を超えた『共』の原理」という部分です。つまり、行政だけに頼るのではなく、地域の人々が主体的に協力し合う関係性こそが「共生の思想」の核心だと読み取れます。

身近な事例の選定

身近な事例を選ぶ際には、自身が直面したり関与している状況や、社会でよく知られている出来事などを考えると良いでしょう。例えば、自分の地域での防災活動・高齢者支援のボランティア・外国人住民との交流イベント・学校の多文化共生プログラムなどが候補として挙げられます。重要なのは、「なぜその事例が共生の思想に該当するのか」を明確に説明できることです。

事例の具体的な説明

選んだ事例について、具体的な出来事や取り組み、参加者たちの役割などを詳細に説明します。共生の思想がどのように表れ、なぜそれが重要なのかを読者に理解させることが求められます。「誰が」「何を」「どのように」行っているのかを明示することで、論述に説得力が生まれます。

自身の考えの表明

選んだ事例に対して、なぜそれが共生の思想に該当するのか、またそれがどのように地域社会や個人にとって有益であると考えるのかを述べます。自身の経験や価値観を交えつつ、共生の思想が持つ意義や可能性について深く考察しましょう。単なる事例の紹介で終わらず、「その経験から何を学んだか」「今後の社会にどう活かすべきか」という視点まで踏み込むと、高評価を得やすくなります。

簡潔な表現と構成

800字以内という指定があるため、要点を明確に伝えるよう心がけましょう。文の構成は序論・事例の説明・自身の考え・結論など、論理的かつ簡潔に進めることが重要です。一文を短くし、接続詞を効果的に使うことで読みやすい文章になります。

2026年度 予想問題

予想課題文

現代社会において、デジタル技術の急速な普及は私たちの日常生活やコミュニケーションのあり方を大きく変えた。SNSやオンラインプラットフォームを通じて、地理的な制約を超えた情報共有や交流が可能となる一方で、「デジタルデバイド」と呼ばれる情報格差の問題も深刻化している。高齢者や障がい者、経済的に恵まれない層がデジタル技術へのアクセスや活用において不利な立場に置かれる現象は、社会的孤立や不平等を拡大させるリスクをはらんでいる。

地域社会においても、行政手続きのオンライン化や地域情報のデジタル発信が進む中で、デジタル技術に不慣れな住民が取り残される状況が生まれている。このような現状を踏まえ、情報格差を解消し、すべての人が情報社会に参加できる環境を整えることは、現代における新たな「共生」の課題であるといえる。デジタル技術を一部の人だけのものとせず、地域全体で活用・共有していくためには、行政・民間・市民が連携した取り組みが不可欠である。

(出典:スカイ予備校作成・模擬課題文)

設問

【設問1】課題文における「デジタルデバイド」とはどのような問題か、課題文の内容をふまえて200字以内で説明しなさい。

【設問2】情報格差を解消し、すべての人が情報社会に参加できるようにするために、あなた自身が身近な場面でできる取り組みを具体的な事例を挙げながら600字以内で述べなさい。

2026年度予想問題 解答例

【設問1】解答例

「デジタルデバイド」とは、デジタル技術へのアクセスや活用能力の差によって生じる社会的格差のことである。課題文によれば、高齢者・障がい者・経済的に恵まれない層がデジタル技術を十分に使えないことで、情報や行政サービスから取り残される状況が生まれており、社会的孤立や不平等の拡大につながる深刻な問題として位置づけられている。(150字)

【設問2】解答例

情報格差を解消するために、私が身近な場面でできる取り組みとして、高齢者へのデジタル機器操作支援活動が挙げられる。

私の祖父母が住む地域では、スマートフォンやパソコンの操作に不慣れな高齢者が多く、行政からのお知らせがオンライン化されたことで必要な情報を受け取れない人が増えているという問題があった。そこで私は、地域の公民館で開かれたスマートフォン講習会にボランティアとして参加し、祖父母世代の方々にLINEの使い方や行政アプリへの登録方法を個別に教える活動を行った。参加した方々からは「一人では絶対できなかった」「孫に聞くのは気が引けていた」という声をいただき、デジタル支援の必要性を改めて実感した。

この経験を通じて、情報格差の解消は技術の提供だけでは不十分であり、人と人との信頼関係に基づいた「教え合い・支え合い」の仕組みが必要だと感じた。課題文が指摘するように、行政・民間・市民が連携することが重要だが、その中でも私たち若い世代が橋渡し役となって高齢者や情報弱者とデジタル社会をつなぐ役割を担うことが、現代における共生の実践につながると考える。情報格差をなくすことは、誰もが社会に参加できる包摂的なコミュニティの実現に向けた、重要な一歩である。

スカイ予備校からのアドバイス

大分県立芸術文化短期大学 情報コミュニケーション学科の小論文では、「地域」「共生」「情報」という3つのキーワードを軸に、社会問題への関心と自分なりの考えを論理的に表現する力が問われます。スカイ予備校では、SKYメソッドを用いた答案構成の練習と、添削指導による表現力の強化を徹底指導しています。「なんとなく書ける」から「確実に8割取れる」答案へ、一緒に仕上げましょう。まずは無料LINE登録で小論文対策の第一歩を踏み出してください。

大分県立芸術文化短期大学の所在地・アクセス

所在地 大分県大分市上野丘東1-11
アクセス JR「大分」駅下車、徒歩20分/JR「大分」駅前から大分バスで「上野」下車、徒歩4分

【大分県立芸術文化短期大学】のHPはこちら

大分県立芸術文化短期大学の募集コース

募集要項・入試情報は公式HPをご確認ください。

美術科(定員数:75人)

美術専攻(定員数:25人)

絵画、彫刻を中心に創作・表現について学びます。美術に関する基礎的な実技・理論及び教養を基盤とし、多岐にわたる現代美術の諸相に着実・柔軟な姿勢で対応し得る、創造性・人間性豊かな人材の育成を目指します。入学後に4分野(日本画・油彩画・ミクストメディア・彫刻)に分かれ、各専門分野について深く学びます。

デザイン専攻(定員数:50人)

デザインの基礎的な理論と造形実習を通して、新しい時代の要求に応じ得る、豊かな創造力と確かな計画性を持った人材の育成を目指します。入学後に4コース(ビジュアルデザイン・メディアデザイン・プロダクトデザイン・グラフィックアート)に分かれ、専門分野について深く学びます。

  • ビジュアルデザインコース
  • メディアデザインコース
  • プロダクトデザインコース
  • グラフィックアートコース

音楽科(定員数:65人)

全てのコースにおいて音楽基礎教育(音楽理論・ソルフェージュ・和声)をより深く学びます。声楽・ピアノ・管弦打コースは、基礎教育をベースにした専門技術の向上を目指します。音楽総合コースは、声楽・ピアノ・管弦打など幅広い分野を総合的に学ぶことができます。詳細は公式HPの募集要項をご確認ください。

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