大学の受験勉強は学習範囲も広く、いざ始めようと思ってもやり方が分からず迷う人も多いでしょう。
この記事では、大学の受験勉強で押さえておきたいポイントを1つずつ解説していきます。また、大学受験に向けてのスケジュールもまとめていますので、学習計画を立てるときの参考にしてくださいね。
この記事を読むことで、受験勉強のやり方が分かるので、迷わず勉強をスタートできますよ。受験勉強を成功させたい人はぜひ読んでみて下さい。
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
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これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
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勉強する習慣を付ける
受験勉強はまずここから始まるというくらい、勉強の習慣付けは大切です。志望校が具体的に決まっていなくても、進学したいなとちょっとでも考えているなら、高校1年生から勉強習慣を付けていきましょう。
勉強習慣は、学校の宿題と授業の復習をすることから始めてみて下さい。高校1年から受験用の参考書を買う必要はありません。教科書や学校指定の問題集、宿題のプリントなどで勉強習慣をしっかり身につけましょう。
基礎を固める
勉強の習慣付けと並行して、基礎固めをしていきましょう。基礎固めは、学校で習ったことを繰り返し復習することで完成していきます。授業で習ったその日、週末、定期テスト前と繰り返し復習して、知識を自分のものにしましょう。
授業で習った内容は時間がたつとどうしても忘れてしまいます。復習を定期的に繰り返して、受験勉強を本格的に始めるまでに基礎を固めておきましょう。
インプットとアウトプット
基礎を固めるときにもインプットとアウトプットを両方行うことが有効です。インプットは覚えていくことで、アウトプットは覚えた知識を使っていくことと考えてください。
例えば、英単語なら、単語帳を見て覚えるだけでなく、チェックテストをして書いてみましょう。また、友人と問題を出し合うなどもいいアウトプットになりますよ。インプットとアウトプット、バランスよく勉強に取り入れていってくださいね。
信頼できる一冊の教科書(参考書)を使う
志望校がはっきりしてきたら、志望校に合わせた教科書または参考書を探しましょう。学校で使用している教科書が志望校のレベルに足りている時は教科書を読み込むことが有効ですが、志望校のレベルが高いときは教科書では足りません。
どんな参考書を使うべきか迷う人もいるでしょう。書店で手に取って確認したり、塾や学校の先生におススメのものを聞いてみたりするといいですよ。
ただし、たくさんの参考書に手を出してはいけません。何冊も使うと、書いてある内容が重なっていたり、繰り返す回数が減り覚えきれなかったりして効率が悪いからです。1冊をじっくり読み込むことが効率的に勉強するポイントです!
苦手な科目を優先する
受験勉強は苦手な科目を優先してください。これは、受験では総合点で合否を判断するため、苦手で点数の低い教科の点数を上げる方が総合点の上り幅が大きいからです。
例えば、90点取れている英語を95点にするより、50点の地理を80点にする方が、総合点の上がり方が大きいですよね。このように、総合点で勝負することを意識して、苦手科目を優先して勉強していきましょう。
隙間時間を活用する
高校生活は部活動や課外活動があり、まとまった勉強時間をとれない人も多いでしょう。そこで大切なのが隙間時間を活用することです。
大学受験では、暗記するべき内容も多いです。隙間時間に暗記作業を行えると、まとまった時間を問題演習などに使うことができます。通学時間や入浴時間など、ちょっとした時間を上手く使い効率良く勉強を進めてみて下さい。
適度な休息を取る
長い勉強しても、集中力が切れては頭に入らなくなってしまいます。適度な休憩は必ず取りましょう。また、勉強ばかりしているとどうしてもストレスがたまります。自分なりのストレス発散方法を見つけておくといいですよ。
睡眠時間をけずって勉強することもおススメできません。集中力が下がりますし、体調を崩してしまうでしょう。体調管理も大切な受験対策の1つです。睡眠時間や食事をしっかりとり、勉強する体力も整えてくださいね。
おすすめの受験勉強スケジュール
受験勉強のスケジュールは、まず、受験本番までの大まかなスケジュールを立て、そこから、1カ月、1週間と短い期間のスケジュールを立てていきましょう。
大まかなスケジュールの例
ここまでまとめた受験勉強のポイントを踏まえながら大まかなスケジュールを立ててみます。
高校1年~ | 勉強の習慣づけ基礎固め |
高校2年後半(志望校決定時期)~ | 受験に向けた勉強開始 受験用参考書や隙間時間を利用した暗記 苦手な科目優先で勉強 |
高校3年~ | 発展的な問題にも挑戦 小論文・面接などの対策も |
受験直前 | 志望校に合わせた直前対策 |
現在は、受験方法も様々なので、志望校決定を高校2年のうちにしておくことも、受験対策では重要です。早めに決まっていると、条件を満たせば推薦などの受験方法も可能になります。
1週間のスケジュールの例
次に1週間のスケジュールの例を紹介しましょう。
月 | 宿題・復習・英単語暗記・生物 |
火 | 宿題・復習・英単語暗記・数学Ⅰ |
水 | 宿題・復習・英単語暗記・生物 |
木 | 宿題・復習・英単語暗記・数学A |
金 | 宿題・復習・英単語暗記・地理 |
土 | 各教科問題演習 |
日 | 休日(予備日) |
平日は習慣付けた学校の宿題と復習、そして隙間時間を利用した英単語暗記を行います。さらに、苦手教科の補強を平日に足していきます。そして、土曜日はアウトプットを意識した問題演習とその直しを行う、という計画です。
これはあくまで例ですので、自分に合ったスケジュールを立てて、勉強を進めてくださいね。そして、上手くいかなかったときは、計画をどんどん修正していきましょう。どうやったら目標達成できるのか工夫していくことは、受験成功のためにとても大切ですよ!
まとめ
大学受験は、各大学によって試験科目や難易度も異なるため、全員が同じ勉強をするわけではありません。自分の目標に向かって、自分に合ったスケジュールとやり方を選ぶことが合格のために大切です。
また、進路がはっきりしていなくても、高校1年から勉強の習慣付けを意識してください。勉強の習慣付けは受験勉強の基礎になるだけでなく、定期テストで点数を取っておくことが推薦入試につながる場合もあります!
受験勉強を通して、ぜひ将来の選択肢を広げてみて下さいね。