【学校推薦型選抜入試】筑波技術大学 令和6年度小論文過去問題と概要

小論文過去問題

R6年度　保健科学部　学校推薦型選抜

第1問 次の文章を読んで後の問いに答えなさい。

※本文省略

出典：信原幸弘『「覚える」と「わかる」－知の仕組みとその可能性』筑摩書房　2022年より抜粋、一部改変

問1 下線部にある「そのような体験」とは何か。30字以内で説明しなさい。

問2 著者は「クオリア」とは、どのようなものであると述べているか。本文から具体例を一つ用いて60字以内でまとめなさい。

問3 本文で取り上げている「体験して覚えることの重要性」について、あなたの考えを400字以内で書きなさい。

第2問 次の文章を読んで後の問いに答えなさい。

※本文省略

出典：永田和宏『知の体力』新潮社　2018年より抜粋、一部改変
（注） 著者は「一人の人間の細胞をすべて一列に並べると、地球15周分の長さになる」と見積もっている。

問1 下線部について、著者はどのようなときに、錯覚を持つと述べているか。40字以内でまとめなさい。

問2 あなたは「まだ何も知らない自分」を知ることによって、どのような発見があると考えますか。本文の内容を踏まえて400字以内で書きなさい。

出題意図

第1問　課題文は、物事を理解する過程においての「体験学習」を題材にした内容である。著者は本を読んだり話を聞いたり「言葉」のみで物事を理解するだけでなく、「体験学習」により理解することの重要性について考察している。本文章を読み解くことで、「体験学習」について筆者が述べている事柄の理解ができているかどうか、また自らの考えを論理的に整理し、表現することができるかを問うた。

第2問　課題文は、「学ぶことの意味」について、考え、深掘りをしている内容となっており、保健科学部では日頃より自ら率先して学びを深め、主体的に考えることを期待している。設問では、本文の文章読解力を問うとともに、自身の考えを的確に表現し、展開する能力があるかを問うた。

学部学科、コース

産業技術学部

聴覚障害学生に高等教育を実践する学部である。「情報処理」「ものづくり」「デザイン」「支援技術」を通じて共生社会の構築に参画・貢献できる専門職業人の育成を目指す。
産業情報学科と総合デザイン学科では、聴覚障害学生の持つ能力・適性が十分発揮できる「情報処理」「ものづくり」「生活環境創り」の領域を中心に学び、社会に参画・貢献できる人材の育成を目指す。学際領域の情報デザイン学ならびに障害当事者の視点に立った支援技術学という新しい分野の学びも提供している。
産業情報学科には、情報科学、先端機械工学、建築学、支援技術学（情報保障工学、福祉機器工学、福祉住環境学）の４コース、総合デザイン学科には、クリエイティブデザイン学、支援技術学（アクセシブルデザイン学）の２コースを設置している。

保健科学部

視覚障害学生に高等教育を実践する学部である。技術革新・情報化・国際化により変化する社会に柔軟な対応ができる、専門的医療技術者および情報技術者の育成を目指す。
保健学科には次の２専攻を設置。
①鍼灸学専攻では、鍼灸・手技療法に関する専門的な知識と技術を身につけた、はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師を養成する。
②理学療法学専攻では、理学療法に関する高度かつ専門的な知識と技術を習得し、リハビリテーション医療の一翼を担う理学療法士を養成する。
情報システム学科では、視覚障害補償技術を活用して、コンピュータとその応用技術の基本を学習する。情報技術(IT)の専門知識と操作を習得し、コンピュータ応用技術や企業ビジネス知識を備えた専門技術者を育成する。

共生社会創成学部

2025年設置申請中の学部。
情報アクセシビリティに関する情報科学と障害社会学の知識を学ぶ。一人ひとりに対応した情報保障を行いつつ、異なる障害種別の学生が互いに学ぶ機会を設けることで、多様性の理解とエンパワメントを促進し、障害者を含む多様なマイノリティが活躍する共生社会を創成する、チャレンジする心を持った人材を育成する。
視覚障害、聴覚障害の２コースを設置予定。

所在地・アクセス

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春日キャンパス： 茨城県つくば市春日4-12-7	つくばエクスプレス「つくば」駅から筑波大学循環右回りバスで7分 「平砂学生宿舎前（統合医療センター）」下車、徒歩3分