【推薦入試】東京学芸大学 学校教育教員養成課程 養護教育専攻養護教育コース(小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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東京学芸大学 学校教育教員養成課程 養護教育専攻養護教育コースの小論文対策

[令和5年度 学校推薦型選抜]

次の文章を読み、問1~問3に答えよ。

熱中症は生命にかかわる病気です。学校においても、毎年、熱中症が発生し、不幸にも死亡してしまった例も少なからずあります。しかし、熱中症は、予防法を知っていれば、発生や悪化させることを防ぐ
ことができます ②暑いときは熱中症が起こり得ることを認識し、具合が悪くなった場合には、ただちに、必要な処置をとるようにしましょう。
出典 : 環境省・文部科学省「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」 (2021) より抜粋し
一部改変


問1 下線①の示すように、学校生活で起こる熱中症の原因について、具体的な例を挙げて600字以内
(句読点等を含む) で述べよ。その際、原因を環境要因、主体要因に分けて述べること。

問2 下線②で示した 「熱中症の予防対策」について、学校生活を例にして400字以内 ( 句読点等を含む)で述べよ。

問3 下線③で示した「必要な処置」について 400字以内 (句読点等を含む) で述べよ。

小論文過去問題解説

問1

  1. 学校生活での熱中症の原因を洗い出す:
    • 学校での熱中症の原因を環境要因と主体要因に分類して考えます。具体的な例を挙げる前に、それらの要因を整理します。
  2. 環境要因の例を挙げる:
    • 校内外の環境要因として、気温、湿度、日射量、体育館や教室の冷暖房状況などを考え、それがどのように熱中症を引き起こす可能性があるかを具体的に説明します。
  3. 主体要因の例を挙げる:
    • 学生自身の行動や体調に関連する主体要因として、適切な水分補給の不足、過度な運動、適切な休息の不足などを挙げ、これらが熱中症のリスクを高める要因となることを説明します。
  4. 簡潔で明確な言葉でまとめる:
    • 各要因について簡潔かつ明確に説明し、600字以内で整理します。例を挙げながらも冗長にならないよう心がけます。

問2

  1. 学校生活における熱中症予防の要点を整理する:
    • 下線②で示された熱中症の予防対策を確認し、学校生活においてどのように実践できるかを考えます。
  2. 予防対策の重要性を強調する:
    • 各予防対策がなぜ熱中症の発生を防ぐのか、その効果や意義について説明します。学校生活における具体的な事例やシチュエーションを想定して考えます。
  3. 生徒や教職員の協力を強調する:
    • 予防対策の実施においては、生徒や教職員の協力が欠かせません。その重要性を強調し、具体的な協力の仕方や取り組みを考えます。

問3

  1. 熱中症発生時の必要な処置を理解する:
    • 下線③で示された「必要な処置」について、具体的な内容を理解し、その重要性や効果を考えます。
  2. 処置の具体的な手順を挙げる:
    • 熱中症発生時の具体的な処置手順を整理します。急救手当の基本や救急車の呼び出し、涼しい場所への移動などを考慮します。
  3. 処置の迅速性や的確性の重要性を強調する:
    • 処置の迅速性や的確性がなぜ重要なのかを説明し、それが症状の悪化を防ぎ、生命を守るためにどれほど影響するかを考えます。

東京学芸大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
東京都小金井市貫井北町4-1-1JR「武蔵小金井」駅からバスで約10分 
「学芸大正門」下車、徒歩約3分。
「国分寺」駅下車、北口から徒歩約20分

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東京学芸大学の入試傾向

東京学芸大学の入試は、共通テストの得点と学科ごとの専門科目の試験成績が重視されます。

1. 共通テスト対策

東京学芸大学では、共通テストの結果が非常に重要です。特に偏差値60~65とされていることから、共通テストでの高得点が合格の鍵となります。

対策:

  • 早期から共通テストの対策を始め、幅広い教科に対応できるようにする。
  • 過去問演習を通して、テストの傾向や出題範囲を理解する。
  • 受験科目ごとに重要なポイントや難易度を把握し、効果的な対策を行う。

2. 学科ごとの専門科目対策

各学科には専門科目があり、それに関する知識やスキルが問われることがあります。たとえば、文系学科では国語や社会、理系学科では数学や理科が重要です。

対策:

  • 各学科の入試傾向を確認し、専門科目の弱点を補強する。
  • 過去問を解いて、学科ごとの出題傾向を理解する。
  • 基礎から応用まで幅広く対策を立てる。

3. 論述問題の対策

学芸大学の入試には、論述問題が含まれることがあります。論述問題には主観的な意見や論理的な思考が求められることが特徴です。

対策:

  • 過去問の論述問題を解き、良問と悪問の違いを理解する。
  • 論述の基本的な構造やポイントを押さえ、自分の意見を的確に表現できるようにする。
  • 資料を読んで情報を整理し、的確な論点を見つけ出す能力を養う。

東京学芸大学の募集コース

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教育学部(定員数:1010人)

学校教育教員養成課程(定員数:825人)

初等教育専攻

初等教育専攻(A類)は、小学校と幼稚園の教員を養成する課程。各コースの分野に関する専門知識・技能を中心に全ての教科指導について学ぶとともに、子どもたちの心身の発達を総合的にとらえ、幼稚園・小学校の一貫した教育のあり方を探究する。受験時に、国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・家庭・英語といった小学校の教科別コースをはじめ現代教育実践(学校教育・学校心理・国際教育・環境教育)・ものづくり技術・幼児教育の12コース(4プログラム)からいずれか1つを選ぶ。なお、国語コースには日本語教育サブコースを置くが、サブコース決定は2年次に行う。

初等教育専攻国語コース(定員数:80人)

初等教育専攻社会コース(定員数:70人)

初等教育専攻数学コース(定員数:65人)

初等教育専攻理科コース(定員数:85人)

初等教育専攻音楽コース(定員数:25人)

初等教育専攻美術コース(定員数:25人)

初等教育専攻保健体育コース(定員数:40人)

初等教育専攻家庭コース(定員数:15人)

初等教育専攻英語コース(定員数:15人)

初等教育専攻現代教育実践コース(定員数:75人)

初等教育専攻ものづくり技術コース(定員数:10人)

初等教育専攻幼児教育コース(定員数:20人)

中等教育専攻

中等教育専攻(B類)では、特定の教科を専門とする中学校、高等学校、中高一貫教育の教員を養成。受験時に、国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・家庭・技術・英語・書道・情報の12コースからいずれか1つを選ぶ。

中等教育専攻国語コース(定員数:20人)

中等教育専攻社会コース(定員数:25人)

中等教育専攻数学コース(定員数:25人)

中等教育専攻理科コース(定員数:45人)

中等教育専攻音楽コース(定員数:20人)

中等教育専攻美術コース(定員数:20人)

中等教育専攻保健体育コース(定員数:20人)

中等教育専攻家庭コース(定員数:10人)

中等教育専攻技術コース(定員数:10人)

中等教育専攻英語コース(定員数:15人)

中等教育専攻書道コース(定員数:20人)

中等教育専攻情報コース(定員数:20人)

特別支援教育専攻聴覚障害・言語障害系コース、発達障害・学習障害系コース(定員数:40人)

特別支援教育専攻(C類)では、特別支援学校で障害児の指導にあたる教員を養成する。心身に障害のある子どもたちの発達と自己表現のために、全人的な教育を行えるような指導方法を学ぶ。聴覚障害・言語障害系コース、発達障害・学習障害系コースの2コースを置くが、コース決定は2年次に行う。

養護教育専攻養護教育コース(定員数:10人)

養護教育専攻(D類)は、今日の子どもたちの多様な健康課題に対して、こころとからだの両面から健康支援ができる養護教諭を養成する。

教育支援課程(定員数:185人)

教育支援課程教育支援専攻(E類)では、学校現場と協働して、さまざまな現代的教育課題の解決を支援する意欲と能力を備え、自ら考え行動できる教育支援人材を養成する。生涯学習・文化遺産教育コース、カウンセリングコース、ソーシャルワークコース、多文化共生教育コース、情報教育コース、表現教育コース、生涯スポーツコースの7つのコースで構成される。

教育支援専攻生涯学習・文化遺産教育コース(定員数:35人)

教育支援専攻カウンセリングコース(定員数:20人)

教育支援専攻ソーシャルワークコース(定員数:20人)

教育支援専攻多文化共生教育コース(定員数:40人)

教育支援専攻情報教育コース(定員数:15人)

教育支援専攻表現教育コース(定員数:20人)

教育支援専攻生涯スポーツコース(定員数:35人)

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